48話 燃えろアメイジングミ
- 2025年8月22日
- 読了時間: 7分
これで最終回じゃないのおかしいだろ
【あらすじ】
大量に人間が連れ去られ、反旗を翻したニエルブは無残にも爆散。
大統領から、そしてジープからなんとか逃げ切ったライダーたちは、今後のことを話し合う。
夜のはぴぱれに集まった一行。
一番最初に、絆斗からショウマへ、ニエルブ周りのことで疑ったことの謝罪が入ります。
ほんの少しのわだかまりも残させないこの脚本の優しさが大好きなんだ、私は。
改めて、今後の話。
問題は大統領たちをどうするか、残っている人間をどう守るか。
ちなみに操られていない絆斗でしたが、その原因はおそらく彼の気合……ではなく、彼の体に埋め込まれたグラニュート器官。流石にほかの人間に対してはどうしようもできません。
ヒトプレスにすれば何とかなりますが、一時しのぎにしかならないし、何よりもラキアに精神的な負担になるであろうことは間違いない。
ひとまずできることを、ということで、ニエルブ製のゴチゾウを捕獲・破壊することで何とかすることにしたみたいです。
が、この作戦もやはり無理がある。ゴチゾウの数もわからないし、対症療法でしかない。
まあ、ショウマのゴチゾウとショウマたちの追いかけっこは可愛いんですけど。
あと絆斗くんはかなりお洒落な服と髪の毛についた葉っぱと虫網が似合うのはなんなん?
やはり、一番の手はボッカを倒すこと。
その頃、1人お留守番していたラキア。
今は亡きデンテに作ってもらった解毒薬を試しに使ってみました。
霧吹きで恐る恐るヒトプレス状態の幸果に吹きかけてもとに戻したところ、洗脳が解けていました。まだスイカ割りの記憶はあったけど。
あと、彼女の生来の性格のせいで洗脳が解けたかどうかわかりづらいけど。
幸果に解毒薬が聞いたので、優さんも無事に復活しました。まだスイカ割りの記憶はあったけど。
ヒトプレスにしたことを謝るラキアと、彼に無理させたことを察して謝って、感謝する幸果。
だからこの隅まで行き届いた優しさが大好きで(n回目)
一方、グラニュート界。
大漁にご満悦な大統領親子でしたが、遂にボッカ大統領からリゼルにツッコミが入りました。
🦑「あの婿殿はいつまで飼っておくつもりだ?」
婿を迎えたのはあくまでも自分たちが力を、ストマック家が独占する宝を手に入れるため。
けれど、リゼルはそもそもの嗜好がパパとはちょっと違ったようで。
🌂「弱いのが健気に頑張ってる、その痛々しい姿が良いんじゃない」
しかしリゼルの脳裏に過るのは、以前、どことなく余裕のある笑顔を浮かべて見せたジープの姿。
そろそろ、彼女の思う「弱くてかわいいお婿さん」の姿から離れつつあるジープ。
おかげで、本格的に彼の行きつく先がどこに行くのか分からんのよなぁ。ラスボス説も出ていて否定もできないが、それにしては若干パンチが弱い気もしていてだなぁ。
そんな彼は、一人ストマック家の机に座り、彼にしか見えないシータに話しかける。
自分が強くなった、と語っても、シータの反応は芳しくない。
もう座る人が誰もいない(と少なくとも彼は思っている)だだっ広い机で、一人顔を伏せるのであった。
何かを思いついたショウマが向かったのは、以前グラニュート界を出入りしたときの扉。
目的はもちろん、ランゴであった。
互いに大体言いたいことは分かっている。
ボッカ・ジャルダックは共通の敵。ならば、手を組むのは決して悪い選択ではない。
そもそもランゴは以前から絆斗たちに手を貸していたしね。
ランゴと別れ、絆斗・ラキアと合流して、状況を共有。
ショウマはランゴに対し、既に「闇菓子・人間界からストマック社が手を引くこと」を条件として提示しており、ランゴも「分かった」と返事したうえで、自分が大統領を呼び出すと約束してくれた。
ニエルブと共闘したときといい、ショウマいい子だけれど頭から他人を信じるわけじゃないし、自分の主張を通すときに妥協はしないところが良いなと思う。ああいう、無邪気ですみたいなふりをしながら実際はすごく現実主義な人っていいなと思う。
迷う2人だったが、絆斗もラキアも最終的に共闘に合意。
共に戦場へと出向くこととなる。
ランゴは約束通りボッカを呼び出す。
手段は強引に、可愛いリゼルお嬢様の拉致である。
狙い通り、ボッカは自ら愛娘を助けに来ました。なお1人。公式によればこの理由は「強いから」だそうです。なんてシンプル。
双方戦闘態勢に移行。ボッカさん、思ったよりムッキムキのゴツくてびっくりしてしまった。
この後の戦闘パートとか見るに、コンセプトの1つに「ガヴ側の最強フォームの合計値」みたいなのがあってもおかしくないかなと思う。パワーもスピードもある感じ。
そしてランゴ氏、変身前の一瞬のニヒルな笑みからの本気の戦闘フェイスになるのめちゃくちゃ良いな……。
そこにライダーたちも合流。
●「あれっぽっちやられたくらいで諦めて堪るか! 人間舐めんな!!」
●「人間だけじゃない。すべてを見下し、すべて思いのまま手に入れようとするお前は、グラニュートの恥だ!」
●「これ以上、この世界を奪わせたりしない! 大統領ボッカ・ジャルダック! 今度こそ、今度こそお前を倒す!」
人間、人間とグラニュートのハーフ、そしてグラニュートの並び立ち。
いやあかっこいいな。
だが実力ならば、大統領が上を行く。
決して長い尺ではないのに、とにかくジャルダックの強さを前面に押し出したアクションでゴリゴリに実力見せてくるのすごすぎる。
ライダー3人まとめて持ち上げて地面に叩きつけて、その次のカットには3人変身解除済み、という状態を視認した瞬間に容赦ないパンチ。
ここのパワフルさとスピード感がすごすぎて見入ってしまったよね。
ボッカは容赦なくショウマを踏みにじりながらぼやく。
🦑「むしろ感謝してほしいくらいだよ。無意味な存在だった君たちに、僅かながら価値を与えてあげたのだから。幸せに思いたまえ」
ここで「幸せ」というワードを出してくるの良いね。
この作品は、お菓子を、日々のちょっとした幸せをテーマにしてるから。
●「そんなのが、幸せなわけないだろ!」
●「お前らからすればつまらん暮らしかもしれない。でも、お前らに、食い物にされるいわれはない!」
●「俺らが生きてるのは俺らのためなんだよ!!」
蹴り飛ばされたショウマの服から、包装が破かれたグミが地面に散らばる。
●「諦めない、俺は、諦めない!」
グミを地面の石ごと掴んで、口の中に流し込む。
絵面の泥臭さが今のシーンにマッチしているのはもちろんのこと、今作で「グラニュートの食べ物」として何度も使われてきたアイテムをここで使うとは。
口にしたグミと石から生まれたのは新たなゴチゾウ、アメイジングミゴチゾウ。人間の食べ物とグラニュートの食べ物、そしてショウマの闘志から生まれた燃えるように赤いゴチゾウである。
爆炎と共に変身。
炎が消えるとそこにいたのは変身後の姿、というなんともテンションぶち上げるカット。今回もう見せ方がすべて完璧すぎる。
言霊を操るボッカの能力は熱能力で空気を歪ませることで回避。
防御力もあり、熱を持った手での攻撃も可能。
ただし、超最強!ってわけじゃなさそうなのが良い。泥臭くかじりついてなんとか食らいついていってる感じ。
反撃を続けるショウマを見て、絆斗とラキアも再度変身して参戦。
無言でサポートに徹するの良い。
それでもまだ余裕がありそうなボッカ。
彼の隙をついたのはランゴだった。
大剣で後ろから一刺し。それでも全然元気そうなのこええよこの大統領。
ランゴが作った隙を逃すまいと、ライダー3人は同時にライダーキックを仕掛ける。
敵が散った爆炎がライダーの瞳に映り、そのまま3人の着地カット→やり遂げた顔の3人のカット。
かっこいいからの勝利のすがすがしさ。めちゃくちゃ良いカットだ。
そこで終わるわけがなかった。
ランゴが手にしたのはベイクマグナム。
大統領であるボッカが倒れた今、彼に対する敵などいない。
●「人間ども。出荷の時間だ」
いや、よかった。本当に良かった。
冗談でなく、ここ数年であるかないかの良い回でした。
今までも何度も見せてくれたきめ細かい気配りと優しさに溢れた脚本運び、
「人間」「グラニュート」を背負った熱い台詞からの、今作のキーアイテム「グミ」と今までコメディの文脈で使われてきた「石(食用)」を上手く組み合わせた展開でパワーアップに持っていくのが何とも鮮やかな流れで。
初陣にして敗れる大統領、唐突すぎる上にどうやらこれ以降出てこないらしいフォームとか、全体的にいきなりでめちゃくちゃな展開がなくもなかったのですが、今までの積み重ねがきちんとあったからこそ、それがきれいに爆発した感。
本当に良いものを見た。最高だった…………
次回:残り2話は流石に嘘だろ
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