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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

47話 創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー

決着と最終決戦の開幕




退場したベロバに代わってケケラが黒ツムリに願ったのは「桜井景和の最期」。

まずは彼の無力さを思い知らせるため他のライダーを一律で置物に変化させる。

景和に襲い掛かったところ、「ライダー」ではない故生き残った大智も参戦。「自分が沙羅を救った労力を無駄にしたくない」とかなんとか言ってますが、彼なりに英寿の言っていた「贖罪」の話が響いているのかな。



ケケラの能力によって、一同は別の場所に移動。

ケケラのゲーム開幕直前の少しの時間に、景和と大智はしばし話す時間を作る。


知恵の樹の時に幸せをも身をもって知った大智。

「ささやかな幸せ」というのを守るのも悪くない、と思えるように少しずつ変化していっているみたいです。

自分のエゴで敵方についた人間同士、「自分だって幸せになっていいと思う」という点で話ができたみたいで何より。2人ともちゃんと前に進んでるね。



一方ケケラの提案したゲームとは、人質の救出ゲーム。

拘束されている人々に、ジャマトが襲い掛かる。

それまでの間に、ケケラ(と彼が仕掛けたトラップ)を倒さねばならない。

タイクーンとケケラでは出力が違いすぎるし、そもそも制限時間も短い。無理ゲーである。まあ、それがケケラさんの目的なので道理ではある。


一度は敗れた景和だったが、後方で見ていた大智が助太刀。

使われていたジャマトは大智製だったので、指揮権は彼にある。咄嗟のところで「襲わず拘束を解け」と指示を出したため、ケケラの策は失敗。


景和はこれを「人間の力」と称して、自分はケケラの思う「仮面ライダー」にはならないと宣言。自分の意志でブジンソードに変身、ケケラ討伐に成功する。

倒れるケケラに、自分を仮面ライダーにしてくれたことだけは感謝する、と言う景和。

2人が思う「仮面ライダー」像がどこまでもすれ違っているのが良い。




その頃、全てを見守っていた英寿のもとにジットが現れる。

彼はドライバーを使って英寿の創世の神化を進める。

意志と引き換えに神となるという事実を分かっている英寿はそれを拒否。自らの意志で鎖を引きちぎって元の姿に復活。まさかOPの鎖引きちぎりまでやってくれるとは思わなかったよ。


Twitter見てたら「制作陣OP回収に必死になりすぎw」みたいな投稿よく見かけるけど別によくない? 今のところそれでストーリーにガタが来ている訳でも、何かが台無しになっているわけでもないし。そもそもOP辞退キャッチーな画が多いので本編に入れられたらそりゃ映える。

そもそも高橋先生が結構しっかり脚本作りこむタイプっぽいからどこまで計画の範囲内かは分からないし。

今回の鎖破壊も「英寿が神様になる→戻る」という路線があるならせっかくだしOPになぞらえるか~くらいのノリでも別にいいじゃん、と思っている。

(正直裏話的なのは全く確認してないのでどこかでその情報既に出てたらごめんだけど)


ジットは英寿に対応するために仮面ライダーリガドに変身。

回転する変身ポーズかっこよすぎて巻き戻してしまった。なんでこれ1回しか見られないの?


序盤はやや押され気味のギーツでしたが、途中から女神の力をフル活用して勝利。

ジットさんは退場。


同時に懐かしのスエルさんが再登場。

「ジットは自分が生み出した存在だから」とバッサリ斬り捨てた後、現代人に対して宣戦布告。

オーディエンスと融合して変身。開眼したメットがまあ不気味。

それにしても松岡さんをラスボスにするとはね……SA○見てない民でもそうきたか、と思わざるを得ないわよ。




「仮面ライダー」という物語を、「オーディエンスの楽しみのために開催されるお遊び」として現実の「テレビ番組と視聴者」という構図と重ねた今作、

遂に今回ケケラさんの「日曜日のお茶の間」発言と、

英寿の「平和を願うオーディエンスがいる限り負けない」発言、

序に言うなら映画の入場特典でじわじわとより「テレビ番組と視聴者」という構図に近づけている感じするねぇ。

これ、最終回でもミラクルライト的な展開持って来そうな気がするけどどうなんだろ。




次回:ツムリ大活躍…?

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