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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

4話 おにぎりのおに

桃井タロウの過去編。

過去編と言ってもいいのだろうか…。




前回、忠誠を誓うも、文字通り足蹴にされたはるかちゃん。

再び桃井陣にコンタクトをとり、彼の真意を問います。

…が、明かされたのはタロウの過去。



昔、異空間から落ちてきた桃の形のメカに乗って川からどんぶらこと流れてきた桃井タロウ。(文字に起こすと意味分かんねぇ)

彼を拾って大事に育てたのが陣。

描写を見る限り、タロウは陣のためにお弁当を作ってあげたり、話しているトーンも普通の親子のようだったり。関係は良好だった様子。


タロウは正直者で、良いやつ。

本人が何でも器用にこなせる人だったこともあり、周りの人たちの手助けをすることに躊躇の無い人。

…とだけ言えば聞こえがいいのですが。

そのスタンスは頭ごなしに「ダメだよ!」と注意し、全部自分が代わりにやってしまうというもの。

洗濯ものを代わりに綺麗に干して畳む程度ならまだしも、プラモデルを代わりにやってやるというレベルまで来ると、相手の楽しみを全部奪っているのでは…?


その独善的な性格ゆえに疎まれ、同じ団地の人からは「出ていけ」と騒がれる始末。

本人は全く気にしていなかったようですが、桃井家が立ち退く気配がないと知った住民は自ら引っ越しを行い、タロウは一人取り残されることとなる。

ここでようやく、彼は自分の行為が迷惑であったことを知ったのである。


何ごとにも限度はあるよね…難しいところだとも思う。

せめて、否定しないとか、一緒にやってみるというスタンスだったら結果は違ったのかも。



過去の話を聞いた時点で面会時間が終了。

結局、一番聞きたかったこと自体は聞けずじまいのはるかちゃん。



そんな中、公園でばったり出くわしたのはサルブラザーこと猿原真一

2人でタロウの不可解な言動について話し合った結果、

  • タロウが自分たちに暴力を振るう理由は、お供である自分たちを鍛えようとしているからである。

  • すなわち、自分達が強くなってタロウに勝てば、彼ときちんと対話できるのではないか

  • 1人で勝つのは厳しいので2人で一緒に訓練しよう

ということで合意。

猿原くん、変なやつですがかなり理知的に物事を考えられる人なので話が進みやすくて助かる。



と、いうわけで公園で修行した2人。

満を持して戦闘後にタロウに襲い掛かりますが…甘かった。

こいつ、並みの強さではないです。


ドンモモタロウ状態のタロウくん、完全なるバーサーカーなので、本当に会話が通じないんですよね…。いつになったらまともに意思疎通が図れるようになるんだろうか。




そして今回のメインストーリーは雉野つよしさん


彼が勤める会社は「フェズントコンサルタント」。

ちなみに「pheasant」とはお察しの通り、キジ類の鳥を指す単語です


そこに短期契約でやってきたのが桃井タロウ。

スーツの会社なのに普段着でやってくるタロウくんである。


以前宅配でお世話になっていたため(強制的に)縁が結ばれていた雉野と桃井。

知り合いだと勘違いした部長によって、一緒に仕事をすることになりました。

まあ、一般人に「縁を結んだだけで知り合いでもなんでもないです」なんて言って通じるはずもない。



やってきたのはおにぎり屋さん、「おにぎりごろごろ」。

水野幸雄が経営する店だが、経営が上手くいかず、半年ほど赤字続きであった。


挨拶もそこそこに店に乗り込んで実食したタロウ曰く、「80点」。

決して不味くは無いし、おにぎり作りの基本は押さえているが、合格点に届いたわけではない。

というわけで、水野さんはタロウに勧められるがままにおにぎりの食べ歩きの旅へと出かけて行ったのでした。



ではその間なにをするかというと、従業員の指導。

客が来ないのをいいことに怠けまくっていた2人をしごきます。

昭和か?と聞きたくなるレベルで。


掃除はモップではなく雑巾で。

「体が硬いからできない」と屁理屈をこねる2人は、長座体前屈をしてもらいます。


挨拶は腹の底からしっかりと。

声が小さかったので腹筋を行います。


せめて…せめてトレーニングは屋内でさせてあげなよ…!!


結果として、従業員のお兄さんたちの評価は「やな奴」「自分はできるからって偉そうに」

いやお兄さんたちがやれることをやろうともしなかったのが悪いんだぞ?

個人的な意見を言うならば、あそこまで自堕落だった以上、普通の人よりも厳しめに指導されても致し方ないと思うのですが。


一方でタロウくんがそういう評価を下されてもおかしくないのも事実。

結局、最初に頭ごなしに否定してしまう、彼のペースで突っ走ってしまうという根本の部分は治っていないんだと思う。

その分、良い人には褒めることが出来るので(2人の挨拶とか)、元から出来の良い人とは相性良さそうなんだけど。

今回の2人のような、最初は不真面目・能力が低くて、褒めたり寄り添ったりして伸ばすようなタイプの人とは相性最悪なんだろうな…


陰口が聞こえていたタロウくん。

その日以来、会社に出社することもないまま。

彼なりに思うことがあったのかな…

変身したあとのバーサーカーっぷりもこの辺と何か関係ありそうな気がする。



その一方で相性が良かったのは雉野さん。


タロウを窘め、

無理だと悟った時点で「自分も一緒に頑張る」という方向にシフト。

腹筋を一緒に行い、雑巾がけも一緒に行う

奥さまに頼んで昼食を準備し、頑張ったら一緒に食べる。


自分もダメ人間だから一緒に変わりましょう!というスタンスだからこそ、2人は変われたし、心からの「ありがとうございます」を引き出すことも出来た

寄り添えるタイプはこういう時に強い。

どうか会社で彼がきちんと評価されますように。

彼だけはドンブラデバフが少ないので、どうかそのままでいて欲しい




さて、その頃の水野さん。

あまりにも美味しいおにぎりを作りたがったあまり、ヒトツ鬼:超力鬼となりました。

ピラミッド型の頭部がおにぎりを連想させます。モチーフはオーレンジャー。

攻撃を喰らった相手はおにぎりを口に突っ込まれて吹っ飛びます。


「ア゛ー!!あれはオニギリワルドだチ゛ュ゛ン゛!!!」

という絶叫が聞こえてきた気がするんですが気のせいでしょうか。




そこに駆けつけたのはドンブラザーズだけでなく、脳人。

ソノニ曰く、彼らの使命は「欲に満ちた者は消去」すること。

脳人たちから見れば、鬼になった人も含めて悪ってところなのかな

とはいえ、割と引きはあっさりしているので、あんまりこだわりはない…のか?




以下雑記。

🍑今回のアバターチェンジはルパンレンジャー。スーアクキャストがぴったり一致してご本人です。やっぱ本物は違うわ…。

🍑パトレンからは(?)、1号スーアクの高田さんが刑事として出演。「実力を行使する!!」で笑ってしまった

🍑東映公式、「生殺与奪の権を暴太郎に握らせるな!!」とか書くんじゃない。怒られるぞ。




次回、遂に全員が一堂に会します

現状、確実に面識があるのは


はるか→タロウ

はるか←→真一

真一→タロウ(伝聞)


そんな中での全員集合。東映公式ページのあらすじに不安しかない…!

特にお前だよ猿原…!!

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