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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

36話 慕情Ⅳ:かりそめの共闘

掻き回す運営




表面上は相変わらずIDコア探しが続いているデザイアロワイヤル。

裏では運営が「グランドエンド」、即ちこの時代からの撤収に向けて動いていた。



デザグラ存続派の景和・祢音・沙羅。

こちらは祢音が自分の存在と願いについてすべて打ち明ける。桜井兄弟は戸惑いつつも彼女の幸せを願うみたいです。

景和は一緒に暮らそうと、沙羅は一リスナーとして絶対に祢音を思い出すと。

でも祢音本人は、まだ自分の進むべき方向が見えていない様子。


なお、今回沙羅が襲われたことをきっかけに景和はついに姉の前に姿を現す。

落ち着いたところで互いに「あなたを守るためにライダーになったのに!」って怒っているの、仲良しで良い。




デザグラ否定派の英寿のもとには復活したウィンが合流。

ニラムからグランドエンドに向けての仕事を任されていますが、なんか英寿の味方っぽいムーヴしているよね。女神のことも調べてくれるらしいし。

ここまでニラムの指示か、ウィンの意志なのか。


そして道長は……倉庫でお絵描きをしていました。

残るライダーのイラストを描き、撃破する度にバツ印で消していくつもりらしい。

なんとも味のあるイラストである。

そこに容赦なく写実的なパンクジャックを描き足す英寿。思わず「うまっ」と顔に出る道長さん。というかここで今までのイラストに倣って「パンダのイラスト」にしないあたり、英寿の性格の悪さが出ている。褒めてます。


英寿は、道長の本当の目的が「ライダーの救済」になのではないかと尋ねる。

デザグラ参加者の敗北条件の中で、ゲーム終了後も生き残れるのは「ライダーに倒される」のみ。ならば「ライダーがいない世界」という願いを叶え、ライダー特攻を手にしているバッファが全員を倒すのが一番いいのではないかと考えたんじゃないの、ということである。

道長はそんなことない、と言っていますが。

なんだかんだ言いながら同じ鍋からすき焼きをつつく2人がほほえましい。


そこで英寿は道長に聞く。

もしここにジャマトに襲われているライダーがいたとして、お前は見殺しにできるのか?と。



その仮定は早くも翌日に事実となって現れる。

アルキメデルが沙羅を囲んでいるところに助太刀に入る英寿。そして遅れて道長も参戦。

英寿に一瞥もくれない、素直じゃない道長と、やっぱりねとでも言いたげな英寿が良い。

変身も体が向かい合う瞬間あるの、めっちゃ良いね……。


ということで現状最高火力の2人が攻撃を畳みかけてアルキメデルに勝利。

彼が所持していたIDコアの回収に成功する。



アルキメデルは、いくつかのコアを握りしめて温室に帰還。

愛する息子たちに囲まれる幻を見ながら力尽きたのでした。

「やっていることは外道だが、ジャマトたちにとっては自分を大事に育ててくれた良き親」

という設定が最後まで本当に大事にされていて私はとても嬉しいです。

もうお顔が見られないの寂しいなぁ。




裏では運営がグランドエンドに向けあれこれ根回し中。

ツムリには撤収準備を、

ウィンにも同様に撤収準備を、特に英寿に関わる面での指示を出している様子。


ニラムは光聖に接触。

スポンサーである以上デザグラの記憶保持の権利があるのでその通達に来たと。

自分たちを駒扱いすることに憤慨する光聖。

それに対してニラムは、「寒空の中ラーメンを食べるような幸せだってある」と諭す。「祢音」を作れる、と言ったのは彼自身なのに、なんたる無責任さ。「この世界と自分たちの世界はなんの関係もない」って刷り込まれているのがよく分かる。


さらにニラムが協力を要請した相手はジーン。

彼は交渉術が買われ、ベロバ・ケケラのもとへ。

アルキメデルを利用して沙羅を倒し、景和の反応を見るのを楽しみにしていた両名に「グランドエンド」に向けて動き出したことを告げる。

もうすこし楽しんでいたい、と文句を垂れる2人に「お前らが好きかってやったせいだろ(意訳)」と返すジーン。あまりにも正論。

その上、ここで運営に逆らうと元の時代に戻れなくなる可能性を仄めかす。

まあ、この2人はこっちの時代に取り残されても結構楽しく生きられそうだけどね。


あと、ジーンって今までケケラとベロバが協力関係になっていること知っていた描写ってなかったよね?

そのことに大して驚いていなかったということは……ケケラが性格悪いの知ってたんだろうな。




次回:白いギーツ

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