top of page
検索
  • 執筆者の写真_ ぬぺ

30話 慟哭Ⅵ:手紙の中の王子様

アクションの気合よ




祢音の「秘密」を暴露したベロバ。

改めて聞くとその背景を一切説明していないみたいです。なんという意地の悪さ。


自分たちが思っていた祢音と違う、と非難するオーディエンスたち。

自分たちもいろいろデザインしちゃっているというのにね。



祢音は母親にIDコアを触ってもらい全てを思い出させたことによって、ベロバの告発が事実だと確認。

荷物をまとめて家を出ていく。今までのような家出ではなく、「いてはいけない場所から出ていく」なのがキツい。



サポーター:キューンはというと父親でスポンサーでもある光聖のもとへ。

光聖は完全に半狂乱状態。それでも、「鞍馬財閥のため」と、キューンと祢音を結婚させたいというようなことまで口走ったため、キューンは呆れかえってその場を去る。

見ている感じ、光聖さんも例の誘拐事件まではそんなこと無かったように思うんだけどな…。


キューンが戻った先は自分の観戦部屋。

そこに現れた英寿は冷ややかな目でキューンに何をしているのかと問う。

前からうっすら感じてはいたけれど、英寿って未来人に対する嫌悪感を隠す気ないよね。他の人に正体バレしてからは特に。大人なのである程度礼儀正しくはするけれど、本当に最低限って感じ。いろんなこと経験してきたからこそ、それを自分の努力じゃなくて科学技術で乗り越えちゃうのが気に食わないのかしらね。


サポーターとして祢音の傍にいてやるべきだと分かっているのだが、直接会うとまともに言いたいことも伝えられないと言うキューン。

それならとっとと自分の時代に戻れと塩対応からブレない英寿。



それでもジャマトグランプリは容赦なく再開。

祢音とジャマトとの戦いが始まるが、勝って生きる目的が無い祢音とジャマトでは力の差は明らか。

一瞬だけ映ったパラメータとが出ているタイプの画面、もっと使ってほしいな~~!!


変身解除され、追い詰められた祢音のもとにようやく覚悟を決めて駆けつけたキューン。

最初は自分の想いを手紙にしたためてそれを台本代わりに読み上げていたものの、「君のサポーターと名乗る資格なんて私にはない」のところで今までの彼女との思い出がフラッシュバック。ひとえに愛を求める祢音に寄り添いたいという気持ちが勝ったのか、その場で手紙を破り捨てて、ようやく彼女に本心を伝える。


「例え世界中が敵になろうとも、俺は君の味方だ」


手紙と本人の言葉が重なったことでようやく本当の想いが伝わる。

ベロバさんも言っていたけれど、途中で少女漫画の世界に迷い込んだかと思った。


祢音を守るように変身したキューンと、その横に並び立つナーゴ。

2人で連携して戦い、ジャマトの討伐に成功。キメラの背にまたがるの、良いねぇ。人外の戦士じゃないとできない。


しかし、ジャマトを倒しきることができなかった上に、ナーゴもほぼ同時に変身解除したため引き分け扱い。今回の闘牛ゲームは引き分けとなった。



英寿と景和は祢音に帰ろうと声をかけるが、彼女は「もう帰る場所がない」と断ってキューンと共にどこかへ。

ここでひとまず祢音編は一区切りってところでしょうが、根本は何も解決していないのが辛いね。それでも彼女がもうここからは上がるしかないと立ち直ってくれることを祈るしかない。

キューンが登場してからずっと、「明らかにキモい言動を繰り返す男からの気持ちをシンプルに好意として受け取る祢音の『愛』に対する鈍さ」に最終的に焦点を当てるのではないかと思っていたのですが、そうじゃなかったんだね。それに驚きだよ、正直。

そのあとのカミングアウトがデカすぎて全部忘れてたわ。




さて、それ以外のところをちまちまと。


ジャマトグランプリ運営は、もとより利害一致で集まったメンバー。そろそろ一緒にいるのも無理がでてきたようです。


まずは道長が離脱宣言。

第3戦もすっぽかし、最終的に改めて離脱すると決意。

そもそもライダーをぶっ潰すと言ってはいましたが、DGPそのものを潰せば不幸が減るとの考えのもと。

そのためにベロバと組んだけど見切りをつけたってところか。正直道長の考えていることがよく分からないんだよな…。いや目的ははっきりしているんだけど、そのための手段はあまりにも行き当たりばったりで、結局どうしたいの? となることが多い。

意志の強さに行動が付いて行っていないのよな。それがモヤモヤするんだと思う。

他の人に先駆けて「真実」を教えてもらったり、今回も英寿から発破かけられたりしてるからそろそろ何かしら動いてくれるんじゃないかなと思っているけれど。

上手く動かせばもっと魅力上がりそうなキャラなのに、今の使い方はもったいないなと思いながら見ております。


そしてややコミカル担当になってきていたアルキメデル氏。

瀕死のジャマトを助けるために四苦八苦していましたが、ふと自分の手が目に入る。

これはすさまじくよい肥料になるのではないかと。

このおじさんがマッドサイエンティスト気質なのを完全に失念していたよ私は……



最後にもうひとつ。

ビジョンドライバーは、過去の装着者が見たものを再び再生することが出来る。

祢音の情報もそうやって手に入れたもの。

そして今回、「英寿の弱点」として見せられたのは、彼の母:ミツメが運営と思しき人に「奇跡の力」を手に入れたことを糾弾され、創世の女神へと変化させられる歴史的瞬間。


創世の女神=ミツメ説はずっと唱えていたのでガッツポーズしちゃった。やったぜ。

そりゃ、運営も英寿をミツメに近づけないわけですよ。


そして彼女を糾弾していた男の名前はスエル。

お声はビジョンドライバーの音声担当の松岡禎丞さん。まさかきちんとキャラでも出てくださるとは思っていなかったので、素直にめっちゃ嬉しい。


め を 据(す)える 目の玉を動かさないで、一点を見つめるようにする。激怒したり、酒に酔ったりした時などの形容。
日本国語大辞典, (参照 2023-04-10)

初登場の時点で糾弾しているあなたにピッタリよ。




次回:女神の真実

閲覧数:18回0件のコメント

関連記事

すべて表示

最終話 黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!

大団円ってやっぱりいいなぁ。 ツムリに撃たれて倒れた英寿。 ツムリの正体は黒ツムリがツムリに憑依して操られていたというもお。一応同一人物なのでそういうことができたみたいです。 黒ツムリは街に英寿の死亡を宣言。 狼狽える仲間たちを余所に、リガドΩは容赦なく彼らを邪魔者として排除しようとする。 景和・道長・祢音の3人は各々の最強フォームで臨むが、時間を操るというチート技を持つリガドΩには効果なし。 変

48話 創世Ⅹ:ツムリの鎮魂歌

もう次が最終話なんて信じられない スエルが仮面ライダーリガドΩとして再登場。 オーディエンスの力をその身に宿し、終幕のデザイアグランプリを始める。 黒ツムリが「お悔やみ申し上げます」と言いつつ、人々に変身セットを配布。 変身者に指定された人々は、黒ツムリの号令で強制的に変身。「ジエンドライダー」という名前らしい。 変身者には相手の幸福度合が数字として提示され、相手の幸せを得るために戦うことになる。

  • Twitter
  • Instagram

©2021 by Nupe

bottom of page