25話 ヒーローしごとにん
- _ ぬぺ
- 2022年8月21日
- 読了時間: 5分
リバイスとの温度差で風邪ひいて寝こみそう
雉野がクビになった。
担当したレストランの業績が伸び悩むどころか、雉野が担当した瞬間に気持ちのいいほど下落したからである。しかも最終的には賠償請求される始末。
しかし、愛する妻にクビになったことを言いだせるはずもなく、
さらに彼女からは旅行に行きたいと言われ、
しかし収入はない。
マスターと陣に「ドンブラザーズがただ働きなのはおかしい」と直談判するも、全員取り合ってすらくれない。
なんなら、陣があの空間から他人を追い出したのって初めてじゃない?
(今までは単に「面会は終わりだ」って引っ込むだけだった気がする)
困った雉野。戦闘での様子がおかしかったことを気にかけて話をしてくれたタロウに相談。
タロウ…本当にお供たちのことを心から気に掛けるようになって…。
●「ふところの具合が…」
●「おふくろの具合?!」
伝言ゲーム、初手でミスる。
そのあとの雉野の「先がない」「首が回らない」も、「母親がピンチ」と思っているタロウが聞けば「雉野の母親は難病を患っており首に異常をきたしている。このままだと死んでしまう」となる。
力になりたいと思ったタロウ。
働き口を増やしてさらに稼ごうとする。
今までの宅配業に加えてそば屋の出前を始めました。
それを見たのがはるか。
知り合いの母親が首の病気になり、力になりたいと思った、というタロウに、はるかも力になりたいと申し出る。
(ここで安易に「雉野の母」と言わないあたり、タロウの優しさが垣間見える)
翌日。彼女はポップコーンの屋台を開いていた。
が、そううまくいかず。
それを目撃した猿原。
はるかから事の次第を聞き、彼も力になると申し出る。
●「良いって良いって。猿原さん、働いたこと無いんだし。お金を触ると火傷するし。俳句でも詠んでて」
JKにそんな窘められ方して良いのか。
●「なぜか…屈辱感」
猿原は自分にできそうなことをすることに。
まずは塾講師として働こうと面接に訪れるが。
猿原真一
2001年3月6日(満21歳) 男
〒180-0360
東京都王苦市(おにがし)花名(はなな)2丁目3-6
電話 2091-260-3636
学歴 2016年3月 東京都王苦市立木落中学校卒業
職歴 2001年3月 生きること
2022年8月 今に至る
それでどうして受かると思った。
ただし達筆である。めっちゃ綺麗な字だ。筆持ちなれている人の字だ。ああいう字が書けるようになりたい。
当然ながら受けた面接は全て落ち、結局道端で俳句を売ることになりました。
買ってくれたのは小さい女の子1人。売り上げは10円。
「夏の夜や古本の端折りし跡」
今までの彼の俳句の中で一番好きかもしれない。
夏の夜に涼しいところで読む本っていいよね。晩夏、コオロギの声なんか聞こえて来たらなお良し。古本特有の紙の香りも良いよねぇ。
さて、賠償金の支払いが確定した雉野。
彼の状況を聞き、タロウもさらに頑張ることを決意。
タロウ・雉野・はるか、3名とも仕事を増やし、目の下にはしっかりクマができる。
雑コスプレの仲間にすら気づかないレベルで疲れています。
しかもアンジャッシュしていることを知らない雉野、
タロウとはるかが死にかけの知り合いのために頑張っていることを知り、自分よりももっと深刻な状況で頑張っている人を知る。
そして雉野、2人に協力することを決意。
(なおそのころ、猿原は俳句売りからねじねじ売りに切替えていた模様)
さて、案の定蚊帳の外のジロウ。
仲間たちが怪しげな動きをしていることに気が付き、アルターになってみんなを調査。
小声で「アルターチェンジ」って言った後に朴さんの音声がいつも通り元気いっぱいで笑っちゃった。
調査の結論は、
「お互いに仲間の力になるために、働いているらしい」
「みんなが、みんなのために働いている。なら、僕も…!」
なんだろう、今日のジロウくんはひどくまともに見える。
これが相対評価というやつか。そうかそうか。
Ristorante Bambus。
それぞれイタリア語で「レストラン」の意、デンマーク語で「竹」の意のようです。
シェフとして働く犬塚翼のもとに集合した、過労気味の4人。
バイトを探しているうちにバッティングしたらしい。
しかし、この店は営業成績が悪くて潰れそうになっている。
原因はコンサルティングをミスった雉野のせいである。
なおここでようやく伝言ゲームをミスっていたことが判明。
「ふところ」「おふくろ」は似ていると主張するが無理がある。
ということで改めて、レストラン再建計画開始。
料理が得意な翼が厨房を担当。
(翼くん料理得意だったの忘れていた。彼の料理得意ネタの初出は悪魔変装回と被っていたため完全に記憶が塗り替えられています。不憫……。)
雉野は飛行能力を活かしてチラシを配布。ばら撒いたのを人に拾わせるんじゃない。
チラシの内容は「祭りだ祭りだ!お祭りキャンペーン このチラシを見たな。これでお前とも縁ができた!」
猿原はレストランの庭で子供たちの相手。
はるかはホール担当。
タロウは神輿で登場して賑やかしを担当。そしてサービスタイムとしてデザート食べ放題を展開。
おかげで客足が戻って業績回復したレストラン。
雉野は復職。
さらに、部下に恵まれないことで悩み鬼と化した部長も無事にジロウが退治したことで憑き物が落ちたようになり。
同じく、一度鬼になったものどうし、雉野と部長の間には妙な絆が生まれたのであった。
……なんか怒涛の展開だったな。
ギャグ全振りなのに何か「戦隊」として大事な話をしていたような気がしなくもない。
そんな中いつも通り置いて行かれる翼とジロウ、そしてご無沙汰しているマザーとムラサメの運命やいかに。
次回:だから温度差を考えろとあれほど
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