23話 いつも心にズッキュンを

ズッキュン♡

何やら企んでいるらしいズキュンパイア。

彼の行動の動機は、彼の信者第一号のユアが関わっていた。

ズキュンパイアが初めて出会った人間がユア。

彼氏にフラれて泣いていた彼女を慰めた時に、「貴方なら世界中の人を救えそう」と言ってもらえた。

そこから、人々を笑顔にするために自分ができることを、と模索していた。

その結果がこれである。

自分のエネルギーを世界中にバラまけば人々は笑顔になると信じての行動。

単に自分がエネルギーを集める際に相手の生命力を吸い取ってしまうことを知らなかっただけ。

最初はその事実を受け入れられなかったものの、ユアの状態を知ってようやく自分の能力を知る。

自分のしでかしたことにショックを受けるズキュンパイア。

それこそ、クロトーの狙いだった。

彼がネガティブになったところに干渉し、彼が生成したエネルギーを利用。

端からこれが狙いだったのである。

この所業に怒ったりんね。

再覚醒の際に手に入れたケルベロスを使ってムーンケルベロスに変身。格闘メインのフォームでクロトーを討伐。

一方、ズキュンパイアは宝太郎からのエールを受け、信者たちの顔を思い出してクロトーの呪縛を断ち切ることに成功。

宝太郎の元に合流し、りんねの戦闘に力を貸したのだった。

戦闘終了後、彼はエネルギーを全て元の持ち主へと返却。

これにてズキュンパイア騒動はひと段落したのであった。

ということでズキュンパイアは宝太郎たちの元に合流。

妙に蓮華に矢印が向いている錆丸、ユアが忘れられないズキュンパイア。

記憶がリセットされたユアは。

元カレに復縁を迫られていた。

なお気づきませんでしたがこの元カレ、エックスレックスの時に出てきた強引編集者だったらしいです。気づかなかったな。

そんな彼女の脳裏に、自分に花をくれた「誰か」の姿がよぎる。手元にはその時の花を押し花にした栞。

ユアは爽やかな笑顔で元カレの誘いを断り、歩き出したのだった。

BGMも相まって、少女漫画の1ページみたいだ。

そして錬金連合では。

グリオンが宝太郎を「鍵」と呼んで注目中。

そしてミナトの手には再びベルトが。

「彼らの全て」を戴くために動き出すそうです。

次回：どんどん新フォームが出てくる