2話 追跡、錬金、スケボーズ!
- _ ぬぺ
- 2023年9月11日
- 読了時間: 4分
いずれもマッハ!って感じのサブタイ
無事に仮面ライダーガッチャードへと覚醒した宝太郎。
富良州高校教師兼錬金アカデミーの教師でもあるミナトから錬金術師にならないかと提案される。
しかし、当然ながら錬金術なんて全く知らない宝太郎くん。
まずはアカデミーへと案内され、入学試験を受けることになる。
曰く、ケミーが封じられているカードはものによって重さが違う。
渡された2つのカードの重さをトントンに揃えればクリア。
一方りんねは、ドライバーをどこで手に入れたのかと宝太郎に尋ねる。
彼が貰った経緯を話すと、彼女は「おじさん」のことを「裏切りもの」と断定してその場を去る。
「おじさん」こと九堂風雅はりんねの父親。
ある日ケミー達を無断で連れ出して失踪したらしい。
幼少期は錬金術師の父を尊敬していた分ショックが大きかった様子。
風雅が語っていた「あかつきの錬金術師」の話といい、このへんの入り組んでそうな事情が明らかになるのはいつの話かしら。
さて、試験に途方にくれる宝太郎。
そこにやってきたりんねから、錬金術のいろはを教わる。
フィクションの入学試験あるある:
無理難題を言われるけどそもそも大事なことを教えてもらえないので他で補完する
○錬金術とは。
無から有、死から生を生み出す術。
魔法チックだが、その実態は化学に近いもの。
無機物を動かしてみせることもできるが、あまり長続きはしない。
歴史上における錬金術は化学の延長だったわけだけれど、今作は映像作品ということもあり魔法的な一面を強調しているように見える。
というか東映ブログでもあったけど、テーマを錬金術にしたものの見せ方に結構苦労しているのがなんとなく伝わってくるんだよな……。「魔法」「錬金術」「化学」の線引きをもう少ししっかりしてほしいなぁと思いながら見ている。
○ケミーとは。
基本的に一時的なものである錬金術が稀に大成功し、一つの生命として成立する。そうしてできるのがケミー。
人の感情に反応しやすいケミーは人の悪意に触れるとその相手と合体してマルガムになる。
こんな風に世の秩序を乱す原因になりかねないから、カードとして封印しておく。それが錬金術師の役割。
宝太郎はケミーの気持ちが分かるらしく、彼らと共生する未来を目指すことを決意。
そんな中、銀行強盗の悪意に反応したスケートボードのケミー:スケボーズがマルガム化。
宝太郎はホッパー1に導かれて現場へ行き、戦闘開始。
前回回収したカマキリのケミー:カマンティスと試験用に受け取ったダンサーのケミー:オドリッパを使ったオドリマンティスワイルドに変身して攻撃。
更にミナトが持ってきてくれたバイクのケミー:ゴルドダッシュにまたがってマルガムを追走、勝利を収める。
さて、試験の結果ですが。
りんねから「指輪がないとダメだ」と言われていたにも関わらず成功。
カマンティス・オドリッパ両名にそれぞれ減量・増量を頼み込んで重さを調整してもらったそうな。
反則ではあるものの、認められて無事に入学決定。指輪もゲット。宝太郎は将来の夢を「大物錬金術師」と決める。
これ模範解答なんだったんだろう。
りんねは今までのルールに則って、宝太郎は新しいやり方で前に進むことを決意。
日常パートではケミーの記憶を消された加治木くんが考え事をしていました。
いつか何かをきっかけに思い出して、最終的にはアカデミーに出入りするようになりそうだよなこの男。
アカデミーでは先輩にあたる蓮華・錆丸が顔見せ。アイザックの声も富園さんなんですね。喋り方がすごく好きだ…。
更に、彼を背後からにらみつけるスパナが登場。
設定開示はあらかた終わった感じでしょうか。
今回はOPと挿入歌が初披露。
OP、曲もそうだし映像も爽やかで「青春!!」って感じ。
挿入歌はビルドOPのBeverlyさんがカムバック。伸びやかな歌声がすごく好きなので嬉しい。
2曲とも爽やか青春ドラマ!って感じで良いなあと思いました。
一通りの世界観は見せていただけたかな?って感じですが、よくも悪くも優等生だねぇ。
面白くない訳じゃないんだけど、何かに挑戦的ってわけでもない。前作のギーツ、30分後のキングオージャーが結構チャレンジングなことやっているので埋もれているのは否めないかなと思う。
この先何かしら「おっ」と思わせてくれるようなフックが欲しいなぁと思ってしまう。
あとは前述した通り、錬金術らしいものを見せてほしいなというか。「魔法」や「化学」じゃなくて「錬金術」にした理由を見せてほしいなぁ。
あと個人的に心配なのはキングオージャーとのダブりですね。
仰々しい口上だったり、相棒的ポジションのメカ枠との意思疎通だったりがもろ被っていて、かつキングオージャーの方がその辺扱いが上手いのでね。この先上手く差別化するか、相当頑張らないと埋もれてしまうんじゃないかしら。
次回:早くも和風フォーム
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