18話 豪快！自由な男！

残り4個、98日

【実録】

タケルに課せられた使命は、15人の偉人と心を繋ぐこと。

とりあえず15個の眼魂を集めたらいいんだろうなと察しはつくけど、「心を繋ぐ」と言うのが今一つよく分からない。

以前の、武蔵と会話できたのがヒントになりそうな気はする。

なお、99日以内に偉人と心を繋げれば、タケルだけでなく龍の魂も救われるであろうとのこと。

タケルが救われればその中にいる龍も救われるという理屈なんだろうか。

そんな中現れたのは坂本龍馬。

偉人豆知識　坂本龍馬

幕末に各地の武士を団結させ、日本をより良くしたいという夢に命を捧げた。

眼魂が集まったあと回収されなかった彼が宿った相手は田村長正。株式会社亀山重工業の宇宙開発事業部に勤める青年。人工衛星の制作に関わっている。

が、問題は衛星の設計技師である父親の薩之進が首を縦に振ってくれないこと。

兄と3人の夢を蔑ろにできるほどの何かが過去にあり、それを引きずっている様子。お兄さんが意味深に出てこないので、最悪亡くなってるなこれ…

龍馬がタケルの元に加入するには、この2人の仲を取り持たなくてはならない。

ここに現代版薩長同盟を成立させなくては…

【天空寺タケル】

今日も変わらずどこかマイペースな彼が珍しく押され気味の今回。

今回のテーマは「彼に夢はあるのか？」

カノンちゃんの時と言い、今までもそうだが、彼は基本的に自分を優先しない人。いつだって他人優先で優しいけど、18歳らしくはない。

夢がないっていうのも、彼の他人を優先しすぎる気質ゆえな気がする。

「みんなを救うのが夢だ」とか言えばよかったんじゃ？という気もするが、そんな明確な使命にも近いものを「夢」と断言できるようなタイプでもない気がするし。

そろそろ彼が自分を顧みる時間かな？という感想。

【ゴエモンゴーストアイコン】

「歌舞伎ウキウキ！乱れ咲き！」

御成が回収してようやく使用した眼魂。闘魂の上から羽織る形での登場。

モチーフは言わずもがな石川五右衛門ですが、史実よりも歌舞伎の演目の登場人物としての側面を大きく取り上げているように見受けられます。

流石に史実で「秀吉の命を狙ったとも言われる大盗賊」が最初に来る人物を取り上げるわけにはいかないもんな…

歌舞伎の登場人物にするならば、「お家騒動に巻き込まれ義賊に身をやつした」「怪奇で魅力的な大盗賊」という面で、子供向けコンテンツでもギリセーフかと。一種のダークヒーローになるしね。（引用は『新版 日本架空伝承人名辞典』）

【深海マコト】

カノンの容態も安定し、すっかり毒の抜けた彼。

今回、10年前から眼魔世界にいたことを明言。が、

「けじめをつけたら全て話す」

妙に頑固なところは相変わらず…。

いい方向でとらえるならば、アランとのごたごたに他人を巻き込みたくないのだろうけども。

悪い方向でとらえるとちょっと秘密主義がすぎるので、苦手な人は苦手なのではないかしら

【アラン】

一時帰郷。

西園寺の遺した技術を応用して過去の眼魔を復活。

狙うは人工衛星。

西園寺がいなくなってようやく動き出した感のある眼魔サイド。

ただし最終的にどこに向かってるか一切見えないのよ。

グンダリを無駄遣いしてはいけない、ということ以外は…。

次回は遂にお兄様登場。