16話 やみおちスイッチ
- _ ぬぺ
- 2022年6月20日
- 読了時間: 4分
怖い!!!!本当に怖いものの前では人間の語彙力は無に帰す!!!!!
桃谷ジロウが仲間に加わった。
自ら自分の歓迎会を開くことを決意した彼は、まずは仲間たちについて回り、ひたすらマネを始めました。
なんで、えっなんで???
タロウが勤める宅配便に加わって共に荷物を運び、共に弁当を食べる。
なお、弁当は食べる順番まで同じ。落語「芋ころがし」を思い出したのは私だけではないと思いたい。
しかし、タロウの「尊敬する人はいない」という発言を聞いて、それも真似。他のメンバーたちにもついて回ることになりました。
漫画を描いてはるかに見せる。
出来は決して良いとは言えないです。そもそも、明らかに自分のキャラが明らかに戦隊・ライダー・メタルヒーローの初代と思しきキャラをしたがえている時点でだいぶおこがましい。
そのうえ「盗作していいよ」発言ではるか激怒。そりゃそうだ。
猿原の元に行って共に俳句を詠むが、
「青空や ああ青空や 青空や」
季語無し。実際の天気が改正でないのが悲しさを誘う。
個人的には「あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月」(明恵上人歌集)なんて歌もあるくらいだし、別にいいんじゃないのと思っています。
(訳すると「月めっっっっっっっっっっちゃ赤いな!!!」っていう思い切りが割と好きです)
けどそれって基礎を勉強したうえでの、だとも思うので、まあ教授がキレるのも無理はないかと
(私自身詩歌は苦手なのでこの辺で逃げます)
犬塚くんにはしっかりドッグフードを渡し、お手をする
翼くんも乗らなくていいから、無理しないで。
雉野さんの元に出向いた際には、彼のプレゼンに割り込んでほめちぎり、10円玉を叩きつける。圧倒的不審者である。
総合して、「決して悪い子ではないが、やることなすこと全部ズレてて怖い」という感じ
タロウが人外なのに人間にある程度溶け込んでいるのに、ジロウは根本から人外っぷりを見せつけてくる感じ。
肝心の歓迎会にも、タロウのみが参加。
「人に好かれたいという気持は分かる。だが、そのために何かすれば、卑しくなる」
ここ、ずっと友達がいなくて、いろんな人にダメ出しを続けて周りから人がいなくなったタロウが言うとあまりにも重みが違う。
しかもタロウから「お前はお供」発言を受けてまあショックを受ける。
ここまで仲間たちから散々嫌われているし直接きついことも言われているのに、それでも自分がリーダーになれると信じて疑わないその姿勢は一周回って尊敬するわ。
で、真っ向から否定されたジロウは。
闇堕ちしました。
それだけで???????????
夜、町を歩く仲間たちを唐突に襲ってサングラスを回収。
通り魔だ、怖い…。
しまいにはそのサングラスで他のお供に変身しながらタロウと対峙。
思わずお供には体が動かなくなるタロウに、ここ数話で急速に育まれた彼らの絆を思って暖かい気持ちになっております。
最終的には割って入ったはるかのビンタで我に返るジロウ。
ここの「許さないから!」で目をぎゅっと瞑るはるかちゃんがとってもかわいい。本当にタロウのことを慕っているんだなっていう顔。
で、我に返ったジロウは、まさかの闇堕ち時の記憶なし。
人格複数お持ちな感じなのか…?
最終的にはきっちり謝罪するあたり、本当に悪い子ではないのは分かるんだが…
タロウも認める通り、問題児なのは動かしようの無い事実な気がする。
その裏では。
まずはタロウとソノイ。
お供たちからソノイもタロウの復活に噛んでいたと聞いたタロウはソノイから話を聞く。
復活させた理由は教えてもらえなかったが、タロウは満足らしい。
このシーン、タロウは日向に立ち、ソノイは細い影の中に立っているのよね
でも絵として取り残されるのはタロウの方なのが、妙に印象的
そしてつよしとみほ。
ジロウの心ない一言を気に病んでみほに別れたいと思わないかを確認。
みほは否定したあと、「励ます」と称して「できる」を1万回言い聞かせる。
無音で見れば素敵なシーンですが、妙な洗脳っぽさがあって怖い。
それにしてもつよしさん、基本的に「何もできない・しない人」だと思っていて。
基本的に何があっても「ど、どうしよう…オロオロ」してたら周りが全部やってくれるタイプ。
今回の極端すぎるどもり然り、その辺の自然さというか、嫌なリアルさが脚本・中の人の演技共に秀逸なんだよね……
次回:その悪魔おまえやったんか翼!!
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