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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

16話 完璧!白いライダー!

残り80日。



【実録】

未だはっきりしない、眼魔世界のこと。頑なに口を開かないマコトやユルセン。

そして登場したネクロム。


いろんな意味でちょっと雲行きが怪しくなってきた



【アラン】

今回、遂にスイッチオンになった彼。装いも私服から軍服へとチェンジ。イケメンは何を着ても似合う。


「体か?そんなくだらないものに固執するとは」

「個人の命など意味がないと言ってるんだ」



《仮面ライダーネクロム》

「stand by」「Yes, sir」「loading」「点眼、NECROM」「Clash The Invader」

アランが変身する3人目のライダー。

使用するのはネクロム魂。変身アイテムはメガウルオウダー。ライダーには珍しくベルトではないパターン。

「目が潤う」の名前通り、目薬がモチーフ。その結果変身ポーズがちょっと地味な気がする。好きだけど。

「点眼」は「目に薬液を注ぎ入れること。」だが、これは「てんげん」と読む場合があり、その場合「新たに出来上がった仏像などに入魂の作法をすること。」という意味になる。(どちらも日本国語大辞典より)

特殊武器は特になし。


最大の特徴は、変身に時間制限があること。

ある程度は眼魂から眼魔を呼び出して取り込むことで延長できるが、それにも限度がある様子。

エネルギーが切れると真っ黒になるのも結構好き。


名前はおそらくフランス語の「necromancia」、則ち「交霊術」。

交霊術とは

霊媒を仲介にして、死者の霊魂と人間とが通じ合えるようにする方法。(日本国語大辞典)

死者に限りなく近い存在であり、人間にも近しい特性を持つ彼にピッタリの名前。


〔グリムゴーストアイコン〕

アランが無理矢理従えた眼魂。グリム魂に変身できる。

「Fighting pen!」

万年筆のペン先のような物を伸ばして戦う。



彼が戦いに参戦したことによって判明したのは、眼魔世界の人々の能力。

身体の液状化で攻撃は全て無効、例え必殺技でやられても他の人に移れば無事に復活する


アラン・ジャベルの発言から考え合わせると、眼魔世界の人々に「個」は存在しない。

個人の意志はあるが、そこに体は存在しないため、意志が宿る場さえあれば個人として成立する

故に眼魔世界から見た人間は体の死=個の死であり、非合理的なことこの上ない

といったところかな?

魂がない状態だと何もない、のっぺらぼうになるゴースト・スペクターに対して、

魂がなくてもこちらを見つめる目だけは残るネクロムも、その辺意識してるのかななどと思ったり。

と言っても結局何を企んでいるか分からないのだけど。


「地獄」という比喩や、空や自然を見て和むアランの表情とかから察するに、「眼魔世界という暮らしにくい場所からの脱出」が最終目標?



【深海マコト】

人間でありながら眼魔世界に行き、そこでアランと親友になったのがマコト。

だが結局最後までアランの考え方には賛同できないまま、本格的に人間界に帰還したため決定的に決裂。

そういう背景を知ると、アランが親友を失って駄々をこねる子みたいになってきているけど…


やや不穏なのが彼の状況。

なぜ眼魂になったのかいまだに分からないカノンちゃん、普通に眼魔を目視できる能力、未だ見られない食事描写…

普通に怪我してるので完全に眼魔ということはないだろうけど、完全に人間かどうかは少し怪しいところ


それにしてもここ最近の兄さんは話を聞かない・話をしないの完全な聞かん坊になっていてちょっと困る。

脚本的に秘密はもう少しとっておきたいのだろうけど、そろそろ目に余るレベルになってきている…

敢えて教えない!スタンスは仙人・ユルセンの2人いれば十分やで…。



【天空寺タケル】

今回はロビン・フッドと邂逅。

「正義は一つとは限らない。」

今回、タケルはちょっと押しつけがましいところがあった。完全に話に置いて行かれて混乱している気持ちがあったのはよく分かる。

(このあたりの情報量を視聴者とほぼ同じにしているのも見せ方が上手いと思う)

ただ、マコトとアランの会話に強引に割り込んだり、相手の話を理解しきれていないのに「話せば何とかなるから!」というスタンスで主張を続けたりするのは場合によっては悪手だし、事実今回話をややこしくしていた部分はある。

結構今回のタケルの言動にもやもやしていたのだけど、だからこそ最後のロビンの台詞が効いてくる。ここは見ていてすごく気持ちが良かった。


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