12話 暴走ライナー! 暗黒ライダー!
- _ ぬぺ
- 2023年11月26日
- 読了時間: 3分
遂に2人目登場……!
冥国の三姉妹と繋がっていた針馬汐里。
その動機は、冥国の三姉妹の思想への陶酔と崇拝。
10年前、りんねの父が消えた一件のことも彼女からすれば錬金術発展の失敗。三姉妹の僻んを叶えて、彼女自身優れた錬金術師になりたいと考えていたらしい。
そんな野望を、宝太郎と、そしてそこに駆けつけたアカデミーのメンバーに全てぶちまける。
そこに冥国の三姉妹が合流。
アトロポスは針馬を「出しゃばりすぎ」とあしらい、消す。
想いは一方通行だった様子。
まあ、ぶっ飛んだ狂いっぷりと暴走っぷりを見てそうだろうなぁって気はしてたけど。
三姉妹の目的は、なんと錆丸。
彼女たちが今まで試行錯誤して作っていたのがドレッドライバー。
それを適合するであろう彼に無理矢理装着させ、操ったうえで変身させる。
仮面ライダードレッドの誕生である。
ここの無理矢理動かされるような動き方が上手くて、役者さんすごいなあと思っておりました。
使用するカードは、三姉妹が作った「レプリケミーカード」。
アトロポスがいうように、 (針馬汐里がブランクカードを何枚も盗み、空間の再錬成を用いたことで) レプリケミーカードは何枚もあるので、 力を搾り取るだけ搾り取ったら後はおさらば。使い捨てです。
東映公式ブログより
使い捨てなのか……じゃあ弾切れを狙うあたりが戦術かなぁ。
スパナすら凌駕する戦闘力に慄く一同。
その戦闘スタイルは、レプリケミーカードを臨機応変に入れ替えて使用するという、宝太郎と同じもの。錆丸の変身適性の理由はケミーの知識があることにあったようなので、脚本的には今回の目的のひとつに
「ケミーと仲がいい方が強い錬金術師になれる」
というシナリオに持って行く狙いがあったのかな。ユーフォーエックスの展開もそうだし。
錆丸はアイザックを通して「戦いたくない」という声を仲間にこぼす。
宝太郎も、一瞬見えた仮面の下で涙する錆丸を見てしまい攻撃できず敗北。
錆丸は仲間の声で一時的に攻撃を止めることに成功するものの、変身解除には至らず。
そこに現れたのがユーフォーエックス。
彼は宝太郎にエクスガッチャリバーを与える。これのおかげで変身のビジョンが見えたらしき宝太郎。
そして状況を見て一瞬で事態を把握して即座に「潰せ」と命令を出せるアトロポスがめちゃめちゃかっこよくて惚れるかと思った。
ドレッドが怯んだ隙に、ミナトは一時撤退を敢行。
錆丸を残して敗走するという結果に終わった。
アカデミーでは、ミナトは学生の手には負えないとして上に掛け合ってくると言い残して教室を出る。
無駄かもしれない、と言っているが、実際に釘宮は全部見ておいて全然別のことを考えているみたいなので徒労に終わる可能性は高そう。
スパナも今までみたいに理想だけじゃやっていけないんだと吐き捨てて部屋を出ていく。
残された3人は、生まれて初めて味わった死の恐怖を反芻しつつ、錆丸を取り戻す決意を固めるのだった。
2クール目に入ってようやく物語の核の部分が動き出した感じがあるね。
やっぱり闇堕ちライダーの変身シークエンスってかっこいいなぁ……
それに、実質一箇所で30分回したのに一切飽きさせない構成はお見事。ライダー同士の殴り合いに、キャスト陣の生身アクションで見応え抜群だった。
あとは頑ななスパナがいつケミーを認めるか問題がそろそろ発生するかな?
次回:なんで加治木も一緒にいるんですか
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