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暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー

  • 2023年5月9日
  • 読了時間: 4分

こわ……怖かった……ホラー映画じゃないのに怖かった……


ということで行ってきました。

まだ公開中なのであらすじはザクっと行こうかな。




【ゼンカイジャー】

確かにこんな感じだった!!

懐かしい、実家に帰ったような気持ちになりました。



久しぶりにゼンカイトピアに帰ってきたゼンカイジャー一行。

彼らを待ち構えていたのはドクターイオカルによって新たに作られたカシワモチワルド、

さらに彼の洗脳の影響下に置かれたにも関わらずシンプルに暴力で勝利し、この世界の王となったゴールドツイカー一家。


ゴールドツイカー一家は民に柏餅を作らせて献上させることで圧倒的な力を保っていた。

皆が食べたいと思っている柏餅を独占し、私腹を肥やす状態。

カシワモチワルドの洗脳下に無かったゼンカイジャーたちは、ゴールドツイカー一家に逆らったため指名手配されつつも、カシワモチワルドの影響から人々を救うために奔走する。



……ナンダコレ。

いや、物語の骨子を抜き出すと、

「敵の洗脳能力によって味方側まで敵についてしまった! 仲間を救い、世界も救え!」

ってことで王道に熱いドラマなんですけど、出されるビジュアルが「柏餅を作りまくる民衆」「柏餅を奪う民衆」「柏餅を食うゴールドツイカー」なので、ずーーーっとおバカ。

洗脳状態とはいえ人々に圧政をしく仲間たちというなかなかえげつない描写もそんなに気にならないのはヘイト管理がうまいなーと思いました。うまいのか?



そんなトンチキ追加戦士たちに対抗するゼンカイジャー。

論理的で筋が通っていて、誰も傷つけない優しい方法で今回も事態を切り拓きます。

この優しさ温かさ、なのに絵面がどうしてもおバカになるのがゼンカイジャーだったな、と思い出しました。やっぱり彼らの空気感が好きだ。

個人的にはみんなの仮装がどれも最高だったのでそこだけでも見てほしい。



それにしても2年も前のカシワモチワルドを擦るため、過去の着ぐるみと声優を引っ張ってくるの本当にイカれてるな。

本気で柏餅を私物化しようとしてませんか、東映さん。

平成と鮭と柏餅ですか。なんだこの並び。



以下ネタバレ! 自己責任でご覧ください

マジであの、「闇柏餅」ってなんだよ。


為政者の支持率を落とそう! ← 正しい

そのために為政者が使っているアイテムの価値を落とそう ← とても正しい

ということで各世界の柏餅を輸入しよう ←「各世界の柏餅」がよく分からんが手段は正しい

「闇柏餅」爆誕 ← ???

ゾックス、柏餅の味の変化で異変に気づく ← ?????


あとはステイシーとハカイザーの話に触れられていたり、

ポットデウスが元気そうだったりと

過去のエピソードも大事にされている感じが良かったです。

この温かさが好きだなぁって思いました。




【ドンブラザーズ】

第2部はドンブラザーズ!



記憶を失い戦線離脱したタロウ。

ジロウを中心に今でも戦っている彼ら。本編から1年後のお話です。


なんとタロウの記憶喪失は1年程で戻る程度のものだったらしい。

本編の終わり方が結構綺麗だったからこの展開にはちょっともやっていますがそれは受け入れないと先に進まないので。


最終回の時のように全員のもとを訪ねるタロウ。

1年間で変わったことや、今のドンブラザーズの様子を聞くと、「今のドンブラザーズ」の話を聞いて顔を曇らせる一同。


彼らは最終的に自分たちの私生活を優先し、キビポイントを使ってドンブラザーズ脱退を宣言する。

戦力がタロウとジロウだけとなった状態になったタイミングで、みんな大好き大野稔さんが鬼と化して襲ってくる。

どうなるドンブラザーズ……?!



こちらも相変わらず滅茶苦茶やってくれました。

1年を経て変わったこと変わらないこと。

ドンブラザーズは全員揃っての変身までに40話以上を要したという事実からも分かるように戦隊っぽくない戦隊で。今回の脱退宣言も、同じく「私生活を大事にしたい」というキラメイジャーとは違って「もうよくね?」みたいなノリだったのが印象的。

でも、実際に終わってみると「ああ、この人たちはきっとずっとヒーローでいてくれるんだ」って安心できる、なんとも奇妙なお話でした。


個人的にずっとすごいなぁと思っていたのがジロウ。

本編終盤での「光と闇が融合したジロウ」をキープしつつ、「ドンブラザーズヒーローとしてふんぞり返っている」ことも分かるお芝居が本当に素敵でした。




ここからはネタバレ!

やっぱり絵面がトンチキだ!!知ってた!!!

全員ジロウ(のパトロン)の金で裕福になってやりたい放題だし、猿原はどう見ても教祖だし、ソノイだけはまっすぐタロウを見ているし。

復活したタロウはすぐ死ぬし、まさかのキリスト教式の葬儀だし。

ちなみに白いカーネーションの花言葉は「私の愛情は生きている」らしいです。

タロウを蘇生するためにイケメンが口から赤い液体吐き出すし、蘇ったタロウは棺桶の状態で神輿に乗ってくるし。

めちゃくちゃだよもう。なんなんだよ。なぁ。


個人的に一番好感度高かったのはソノザですね。

脳人たちって全員ドンブラザーズの誰かにクソデカ感情を持っていてそれに振り回されたがために元老院を追われたという過去持ちですが。

今回のソノザさんはやっぱりはるかに入れ込みつつ、「それでいいのか?」と冷静に一歩引いた視点からみんなを見てくれていた印象。

彼の素直さ、真面目さがよく出ていたと思う。


もちろんそれに続くソノニも良かったですが。

確かに「逃亡していた時の方が活き活きしていた」は事実かもしれないが、だからと言って結論が「ラブラブ自撮りをお手製ポスターにして指名手配犯になる」になるのおかしい。いやそうはならんやろ!なっとるやろがい!!


あとはジロウくんだね……

正直彼って本編からあんまり見せ場ないというか……可哀想な目に遭い続けている印象なので、そろそろ報われてもいいと思う。

結局今回の彼って「仲間たちの意思を無視して、時に賄賂や恐喝に近い手段で拘束していた。それ故ソノイに攻撃され病院行き」だったわけで。

彼なりにいろいろやって空回りしたっぽいのは分かるんだけど、それでも少しは報われてほしい、良いところを見せてほしかったと思うのは贅沢だろうか。



でもって衝撃の最後ですよ。

しばらくは私たちに姿を見せられないドンブラザーズたちからすれば、この映画って「今後客演するときのスタンスを決定づけるもの」だと思っているんですけど、本当に彼どうするの……?

滑り落ちるお箸、鳴り響く踏切の警報音、かき消されるソノザの叫び……

そんなショッキングな終わり方って許されるんだって感じだよ。

おそらく本人はこれで満足しているんだろうけど…。でも貴方だってドンブラザーズなんだよって言いたい。


今回公式Twitterでもツイートされてたんですけど、パンフレットの捌かれるペース異常だよね。納得だよ。これはきちんと裏話を聞きたい、聞かなくては駄目だと思ったもん。

ちなみに私が行った映画館でも売り切れてました。通販かなぁ。



ということでこんな感じですかね。


脚本が本編同様だったので特に違和感もなく。

2部構成にしたのも良かったのかな。個性もアクも強い作品、しかも脚本家1人で全話書き上げている以上、他の脚本家が間に入る隙がない作品たちだと思っているので、きちんと原作の手が入った状態で出されたのがとても良かったです。


でもって絵面がずーーーーっとマジで意味不明で脳がキャパオーバーしそうだったよ私は。

なんでカシワモチと機械の手が入れ替わったら強くなるんだよ、こっちが聞きたいよ。


いろいろ書きましたが、結局はまた彼らに会えたのが本当に楽しくて幸せでした。

またいろんなところで客演してね。

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