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40話

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2023年1月20日
  • 読了時間: 5分

英雄とは何か




【あらすじ】

ミラーワールドで助けられた優衣。

モンスターを使役していたのは士郎だった。なんだ、優衣ちゃんじゃないのか。


「自分を助けてくれる優しい兄」という側面は変わっていなかったことを知り、考えを改める。



その頃、別の場所では北岡が、浅倉が、香川が、士郎が、そしてオレジャーナルが動き出していた。




【香川英行】

「英雄」を目指す男。

勝手な行動をする東條のことは嗜めているものの、絶対的に間違っているとは思っていなさそうなところが怖い。



士郎は遂に香川と直接対面。

自分の使役するモンスターを香川の妻子につけたと。助けてほしければ、今香川が持っている全戦力を破棄しなければならない。


「多くを助けるために、1つを犠牲にする勇気、だったな」


逡巡する香川。蓮と教え子の東條が揉めた挙句、士郎に煽られてミラーワールドに入っていった後、静かに答えを出す。


👨‍🔬「答えは出てるんですよ!最初からね。」

変身。

👨‍🔬「貴方のファイルを見た時から、全てね」

「家族に伝えることは?」

👨‍🔬「ありませんよ」


迷っているように見えたけど、それはどれくらいが本心なのか……。



そして(多分)今回香川の全戦力が出そろいました。


普通のライダー同様モンスター:サイコローグと契約しているうえ、このモンスターはバイクに変形可能。現状、サバイブ組と同じですよ。そりゃ士郎も流石に待ったをかけるわ。




【城戸真司】

香川が止めに入ったおかげでなんとか帰還、現在怪我で入院中。

新たに現れた危険なライダー:東條の存在で、改めて「戦う理由」を考える。



そんな彼に、優衣も兄の士郎が同じように自分の望みをかけて、そしておそらく自分のためにゲームを開催していること、昔は兄を止めたい理由は「真司や蓮が傷つかないようにするため」だったが、今は「兄を助けたいから」であることを打ち明ける。


「だってお兄ちゃん、ちっとも幸せそうじゃないから」

 「私はそういう風に決めたから」


「俺は……まだ分からない」



「優衣ちゃん、俺、まだ全然答え出てないけど、結局じっとして黙ってられないみたい。……馬鹿だよな。」

「真司くんは、それでいいんじゃないかな。」


カードデッキを受け取る。

本当にどこまでもデスゲームに向いていない人だ。



戦場に駆け付ける過程で、香川妻子についていたモンスターを追い払った。

そして、ライダーたちの間で大量発生していたモンスターも一掃。

妻子が無事だと聞いた香川。仮面だから顔が見えないのがもどかしい。


「関係ないよ。そんなこと先生はとっくに超越してる」

「俺は!助けたいから、助けただけだ」


そんな真司を無言で見つめる香川。

感謝してくれていたら、ほっとしてくれていたらいいなと思ってしまう。




【浅倉威】

現在拘留中の男。ますます拘束がきつくなっていく。


弁護士の面会と聞いてウキウキで向かった先にいたのは北岡。

なんと季節外れ(OAは11月10日)の食あたりになり、弁護が続けられなくなったために前任の北岡が再び弁護士になったという。

ちなみに原因は吾郎の料理。

これ下手したら訴えられる案件では。しかも刑事で。


「浅倉さん。一緒に裁判で勝ち取りましょうよ。──有罪をね。」


ぶちぎれ浅倉と余裕で煽り散らかす北岡との差が良い。



さて、2回目に北岡が訪れたときにはなんと森本が復帰。

無理矢理独房に入り、浅倉の人権侵害な拘束に怒り狂っているところだった。この人も本当に絵にかいたような善人よね。


北岡が独房に駆け付けたときには、「浅倉が森本に火を放った」と大騒ぎ。

しかし実はその間にスーツで脱出していたのが浅倉。森本は浅倉の服を着せられて拘束されていました。

ここの警察びっくりするくらい無能である。なんで気が付かなかったの??


無事に逃走した浅倉。こんな時に言うのは不謹慎ですが、イケメンとスーツの親和性の高さを噛みしめるよね。


いつもの坂で士郎と合流、デッキを返してもらう。

多分だけど、実は士郎と一番友好的な関係を築いているのが浅倉である。



戦線復帰した浅倉。

混戦状態の戦場に乗り込みいつものように暴れ散らかしておりました。お帰り!やっぱりあなたがいると雰囲気と言うか緊張感が違うね!


浅倉はタイガを発見するなり敵認定。そりゃそうだ。


「ああ、ごめんね。君も英雄じゃないと思ったから。」

 「戦うためだけに戦うなんて……」

 「やっぱり最低のライダーかな」


初めて東條に全力で同意。




【オレジャーナル】

この人たちのおかげで鬱パートが緩和されている人たち。ありがとう。本当にありがとう。


今回も真司のお見舞いに来た際、めぐみさんは香典袋にお見舞いのお金を入れて持参するという不謹慎極まりない行動を実施。しかも水引の白い方を赤く塗り直せばいいのかと問う。せめて黒い方を塗ってほしい。

島田さんは給料の明細を持ってくる。あの口ぶりからするに会社の経理は彼女が担当しているのかな?Excelとか使いこなしてそう。

編集長はこっそりと「危険なことするな」とウインク。底抜けに良い人なのよ。幸せになってくれ。



前回ラスト、無事に逃げおおせた島田さん。それどころかしっかりと証拠写真を収めて来ていた。この人もしかしたら最強かもしれない。


ペットのイグアナの背後に映りこんでいたのはミラーモンスター。

もちろん、最初は何かの映りこみを疑ったわけだが、位置的にも、島田の証言から見てもおかしい。

仕方ないので編集長の知り合いに解析をしてもらった。


で、結果。それは鏡面に映りこんだものではない。本物の怪物である。

令子の仮説である、「鏡の中に人が存在している」という説が立証された。


ここに来て遂に核心的な情報を掴んだ。

これは一般人枠で一番に答えにたどり着くのでは。

そしてオレジャーナルが全員協力者になったということは、令子さんの死亡率も下がるのか…?




【以下雑記】

🐉そろそろ畳みに来ていることを感じる今日この頃。まだ核の部分がふんわりとしか分かっていないのが気になるねぇ。


🐉優衣ちゃん。正直に言うと1話の時点でこのヒロイン大丈夫か…?と主に演技力で思っていたのですが、メキメキと上達しておられる。特にアフレコの声の乗せ方が初期と比べると段違いよ。すごいなぁ。


🐉ところで今までなんとなく流していたんだけど、ミラーワールドって普通の人も見えたっけ?あれは音が聞こえるか否かの話だっけ?


🐉明らかに増えているモンスターの量。これ最終盤で何かある布石?




次回:最後のライd…まって浅倉?!北岡?!?!

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