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執筆者の写真_ ぬぺ

39話

怖い人しかいない




【あらすじ】

タイガ=東條だと判明。優衣を狙う彼から目を離すわけにはいかない真司。

その話を聞いた蓮も、優衣を守るため動き出す。




【香川英行】

現在401教室でミラーワールドの研究を行う教授。

形式上は神崎士郎の研究を受け継いでいる形で研究を進めている。


以前からほのめかされていましたが、彼は瞬間記憶能力の持ち主。

神崎士郎が一度落としていたミラーワールドに関する研究ファイルを見たことで中身を記憶。当時はなんのこっちゃだったが、事件を受けてようやく内容を理解。記憶を頼りにオリジナルのライダーを発明したという。


そんな彼は妻子持ち。可愛い息子もいます。家庭も円満に見える。


なのに人を手にかけるのか、と蓮に聞かれても「大義のため(意訳)」と取りつく島も無し。

東條もそうですが(厳密には香川がこうだから東條もこうなった、って感じですが)、「正義のため」とかなんとか言いながらも、我々の思う「英雄像」とは一番かけ離れたところにいるよね。結局「自分が英雄になるため」の世界、って思ってるんだろうなと。



ミラーワールドで蓮と交戦。

変身ポーズはデッキを空に放り投げるというもの。かっこいい。すって前に出るのも良い。

戦闘スタイルは、記憶力をフルに使って相手の行動パターンを読むという物。勝てるかこれ……?



まあでも正直な話、今回の家族登場の時点で「あ、この人死ぬな?」って思いました。はい。家族が居るならこの人多分すぐ退場するでしょ。私知ってるよ。この作品はそういう血も涙もない作品だって。




【城戸真司】

東條監視班。

彼の頼みの綱だった「ミラーワールドを閉じる方法」が倫理的にアウトだったため、別の方法でどうにか事態を解決できないかと方法を探る。


頼った先は手塚が遺した資料。

改変前に手塚と優衣が足を運んだ洋館に行くことにする。もちろん東條も一緒だよ。


館前ではなんと令子さんに遭遇。

令子は神崎士郎の調査で館を訪れていた。

もしかして真司も関係者なのでは…?と怪しむ令子。相変わらず彼女は答えに一番近くて遠いところにいる。



令子に会ったタイミングで現れたモンスターを追って東條と真司は鏡の中へ。

最初は一緒にモンスターを退治したものの、それが終わればもちろんライダーバトルになだれこむ。


「君も仲村くんと同じだから」

 「1つを犠牲にする勇気をもたない人間に、ライダーはやってほしくないかなぁ。仮面ライダーは、英雄でないと」


仲村を思って流した涙は芝居だったのか、と問われると、


「仲村くんのために泣いたのは本当なんじゃないかな。残念だったし。城戸くんのためにも……泣くかも。」


誰かこの子の感情どこかで見ませんでしたか!!!!探してます!!!!

今まで出てきたライダーたちも大概やべー奴だったけど、また別ベクトルのやべーのがでてきた。こんなにすごいキャラが集合している作品とは思わなかったよ私は。怖いね。



真司はミラーワールド内で倒れ込む。

次回予告で病院にいましたが一体どうなるんです……?




【浅倉威】

厳重に拘束されている犯罪者。

令子と北岡は面会を申し込んだものの、拒否される。現在の担当弁護士しか合わせてもらえないという。


その弁護士とは、森本和義。

 

○新城北高等学校 卒業

○明政大学法学部 卒業

○オレガノ大学ロースクール 大学院修士


○第五弁護士会所属

○法社会学会。私法学会


○森本法律事務所

 東京都新宿区南新宿 10-20-8

 第七遠東ビル5階


論文

・「法曹一元化を伴う弁護士制度創設に向けて」

・「取締役の賠償責任の分割軽減化」

・「民事訴訟の促進と証拠収集」

 

北岡に言わせれば、彼が100の実力なら森本は1。確かに経歴を見ても完全に民事が専門。刑事、しかも凶悪犯の弁護人には向いていないように見える。なんでこの人推薦されたん?

まあそれを脇においても自分のほうが100倍使える、は言い過ぎだよ北岡先生。



実際、入ってきた浅倉を見た第一声が「人権侵害」だったり、

浅倉の「所持品を返してくれたら言うことを聞く」発言に、北岡の忠告も無視してホイホイ乗っかったり。

全体的に決して悪い人じゃないけど、絶妙に使えないんだろうなって感じの人。

もっというなら、一番最初に浅倉のモンスターに食われそうな人。




【神崎優衣】

モンスター+香川研究室に狙われる謎めいたヒロイン。

モンスターは士郎がある程度コントロールしていると思っていたが違うのか?香川研究室にいたからもしかして教授がなんらか操作してる?


町中を逃げたものの、「鏡面」から逃げなければならないとなると事実上不可能。

結局、ミラーワールドの中に連れ去られてしまう。


ミラーワールドで目を覚ますと、目の前には先ほどから自分を追っていたモンスター。そしてどこからか飛んできた攻撃によっておこる爆発。

これがトリガーとなり、優衣は幼少期の記憶を思い出す。

飛び散る窓ガラス、お絵描きしている自分と兄、スケッチブックにはミラーモンスターやドラグレッダー……。


そして彼女を守ったのは、どこぞの部族にいそうな赤いモンスター。

士郎の言うことを聞くモンスターがいるなら、同じくこの世界の創造主である優衣の言うことを聞いたり守ったりしてくれるモンスターがいてもおかしくないということ……?


ここに来て遂に核心に踏み込もうとしている感じ。わくわくするね…。




次回:まあ島田さんなら逃げ切るでしょ

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