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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

38話

もう何も分からない……




【あらすじ】

無理がたたって再び倒れた恵里。彼女から目を逸らし続ける蓮。

一方真司は優衣を狙う何者かに頭を悩ませる。




【小川恵里】

前回病院を抜け出したことがたたり、再び眠りについてしまいそうになる。本人もそのことはなんとなく察しているところ。


しかも、目の前で変身した蓮を見ているため、この1年の彼の動向もほぼ全部察してしまった様子。


恵里の容態が思わしくないので、真司は蓮のアパートに駆け付けて彼を呼び出すが、蓮は取り付く島もない。

他人を手にかけてまで自分を救った恋人の事を恵里が喜ぶとは思えないという真司に対しても、

「それでも、生きていて欲しい人間がいる。例え世界中を敵に回しても、そいつを、死なせたくないと思う。それが間違っているかどうかは関係ない。その為だけに俺は戦う、それだけだ。」


態度のせいで分かりにくいですが彼の愛かなり重ためです。



土壇場になって蓮は病室に登場。医者が止めるのも聞かず、彼女を拉致。連れて行った先は2人の思い出の海。


「心配するな。またすぐに目覚める。」

「お願いだから、私の為じゃなくて、自分のために……」

「ああ。俺はそうしてる。」



2人だけの逃避行みたいなバイクシーンに、海辺のシーンを彩ったのは挿入歌「Lonely Soldier」。

お声からもしやと思っていたがやはり松田さんが歌唱でした。

しっとり系の曲で蓮らしいなぁという印象。



君のすべてを この手で 守るためなら 世界を敵にまわしても 勇気をつらぬける 僕が命に換えても 悲しませない 希望に満ちて 目が覚める その日を信じていて

引用:JOYSOUND


歌詞も確認しましたが、徹頭徹尾恵里ちゃんへの愛のメッセージでした。びっくりするくらい重たいけど、これは恵里ちゃんも惚れるわ……と言う感じ。

というか蓮はこの曲くらい素直になりなさいよ本当に。



“恵里再び眠る → 蓮戦闘続行”というルートは予想の範疇だったし、捻りも無かったけど、恋愛ドラマだっけと確認したくなるような綺麗な画に、蓮の想いの詰まったキャラソンにと盛りだくさんでなんかもう細かいところはどうでも良くなっちゃった。

この2人にはとっとと幸せになっていただきたい。チャペルで親か?くらいに泣いて蓮と優衣に呆れられる真司くんの映像まで私は見えているので。




【東條悟】

香川研究室所属。正直に言って地味で影の薄い印象の大学生。

花鶏でバイトを始める。

おばさんの事を「沙奈子さん」と呼び、爽やかでよく働く好青年。おばさんからは早速可愛がられています。



ライダーとしては、既に参戦済みの人たちについてもある程度調査済み。

真司の目的が戦いを止めることであることも、蓮もライダーであり、その力を自分のためにしか使おうとしない、英雄からほど遠い人物であることも知っている。

蓮に関してはその動機が利己的だと非難しています。彼の前に浅倉と北岡連れて行ったら卒倒しちゃうんじゃないかな。



東條が優衣の事をじろじろ見ていたのが気になった真司。

悶々と考えた結果、ようやく謎のライダー=東條説に気が付く。

慌てて事務所を抜け出し優衣のもとへ。仕事を放ったらかして逃げ出す彼に対してややあきれ顔の編集長。もっと怒っても良いと思うよ。



優衣と合流した際に案の定現れたのは謎のライダー。

その名もオルタナティブ。香川教授がライダーを模倣して作ったもの、かな?

おそらく彼らの研究室の研究の成果なのでしょう。

ライダーたち同様にカードをスキャンして武器を召喚したり、攻撃したりすることが可能。なおスキャン音声は女性。スキャナーの名前はスラッシュバイザー。時間切れの砂化の演出はバイザーのみに発生する模様。



オルタナティブとの戦闘後、戻ってきた真司が見つけたのは東條。彼を問い詰めると、あっさり吐いた。


彼の目的もまた仮面ライダーの戦いを止めること。ただし、「英雄として」。

その手段はやはり優衣をこの世から消すこと。そうすればミラーワールドも何もかも無効となる。

「大勢の人が助かるとしたら、小さな犠牲だよね?」



研究室に帰ってきた後、仲村くんから散々に責められますが本人はノーダメージ。

仲村としては、元居た研究室を失った元凶となった士郎を止められれば良いようです。復讐派と英雄派に分かれてますね……。



二度目の戦闘は恵里を見舞った病室。付き添いの優衣を狙った犯行は、同席していた真司が阻止。

ミラーワールドで合流したのは、前回ようやく名前が明らかになったタイガである。



《仮面ライダータイガ》

虎モチーフのライダー。がっしりした体に虎の顔イメージの仮面がかっこいい。銀と紫がかった青の取り合わせも最高。


召喚機兼武器は斧のデストバイザー

契約モンスターはデストワイルダー。シルエットはずんぐりむっくりなのに細かい部分や動きで凶悪さが隠せてない。

特殊カードとしてフリーズベントを所持しており、一定時間相手の動きを止められる。

必殺技のファイナルベントでは、デストワイルダーに引きずられてきた敵を、装備したデストクローで刺し貫くという暴力的スタイル。怖い。



タイガが狙ったのはまさかの自分の協力者:オルタナティブ。

変身解除して中から出てきたのはまさかの仲村。

正直、ここは香川教授だと思っていたのでびっくりよ、私も。


真司が助け起こすも、仲村は「お前は…間違って……」と言い遺して消滅。最期の結論はどっちだったのだろう。


10話台から間を開けつつもコンスタントに出てくださって本当に嬉しかった。前も書いたけど初登場時は完全に名無しだったので。まさかこんなに重要な役になるとは。そしてこんな最期だとは。



さて、タイガの正体は勿論東條。

研究室の仲間を殺したことについては、


「僕も、優衣ちゃんを殺してしまうのが嫌になったんだ」

 「仲村君には、悪いことしたかも」

 「でも、もうやっちゃったから」


真司とほぼ同じ反応しました。「かも」?!

いやそっちも気になるけど、優衣に関して踏みとどまったのはなぜ?惚れたの??


自分で友人を殺めておいて涙を流す。



全体的な感想として、「自我どこ??」という印象。

もちろん、友人を手にかけた後のやり取りもそうなんだけど。

例えば「英雄論」が教授とあそこまで被ってたりとか。単純に気が合っただけというよりは、教授を崇拝している感じがしたし。

かと思えば教授が真司に秘密にしていたことはあっさり打ち明けちゃうし。そもそも友人を手にかけるメリットが彼にあるかどうか怪しいし。

行動に一貫性がないというか、彼の意志が見えてこないというか。「英雄」に憧れがあるみたいだけど、その為に必要な犠牲に関しても「嫌になった」一言でポイ。

この人本当に何がしたいんだろう……怖い。




【以下雑記】

🐉香川教授が手に持っていたのは、オルタナティブのベルトと同じマークの何か。なるほど、2人目が居るね…?


🐉電話を取るめぐみ。小指が立ってるのが妙に鼻につくな。

🐉そして彼女になぜか対抗心を燃やす菜々子。謎にワンクッション挟むのはどうして。


🐉鏡の中を眺める士郎。その背後(鏡の中)にはオーディン。……えっ彼がオーディンじゃなかったの???




次回:久しぶりの浅倉

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