37話
- _ ぬぺ
- 2023年1月11日
- 読了時間: 6分
新章突入の感
【あらすじ】
目覚めた恵里。
狙われる優衣。
「ミラーワールドを閉じる方法」。
少しずつ新しい方向に転換して来た主軸。
良く見るともう4クール目突入なのですね。怖いね。
【神崎優衣】
優衣ちゃん、初めてのミラーワールド。
飛び込んだ先にいて、彼女を招き入れたと思われる人物は黒いライダー?だった。
明らかに人間の声なんだけど、バックルにカードデッキ刺さって無いし、多分ライダーではない。
シンプルだけどメカニックな雰囲気。ライダーたちと並んだ時に世界観は同じなのに明らかに異質な感じ。顔も武器もかっこいいな……。結構好きかもしれない。
黒いライダーに襲われた優衣。慌てて彼女を追った真司のおかげでなんとか元の世界に戻ってくる。
間違いなく優衣を狙った行動。
そして同日の朝に誰かが優衣を突き飛ばして車に轢かせようとしていたのも事実。
優衣の事を心配する真司くんである。
そしてもうひとつ不可解なことが。
優衣はミラーワールドで変身もせず存在していた。
以前、こちらの世界でタイムリミット描写あったし、やっぱり彼女にとってのホームは鏡の中なのでは…?
真司の頭をよぎるのは、優衣の運命を占った手塚の言葉。
●「神崎優衣から目を離すな」
【桃井令子】
浅倉の一件で北岡が何かを知っていると踏んだ彼女は事務所へ。
ウッキウキで出迎えた北岡先生。この人恋愛が絡むと途端に残念な雰囲気が漂うよね。
窓ガラスに新聞紙を貼るように指示した理由は「ガラスの向こうの景色」が彼を刺激するかもしれないと考えたからだと説明。絶妙に嘘は言っていないのがなんか腹立つ。
令子も「鏡の向こう側」と正しく解釈。
鏡を見つめて考え込む令子を見て、大体の事は察しているけれどまだ確信はつかめていないらしいと気が付いた北岡。
●「じゃあ調べましょうか。一緒に。」
どさくさに紛れてデートを目論んだ。
北岡カーで調査に向かう2人。令子さんに「好きなところに行きましょう」と言った結果、関東拘置所に行くことになりました。
良い子は勝手にハンドブレーキを触っちゃいけないよ。
【小川恵里】
目覚めた患者。
検査の末、分かったことは「またいつ昏睡状態に陥るか分からない」ということ。
本人にその事実はまだ知らされていない様子。
事故から1年経っていたことに戸惑いつつ、まずは他人のことを思いやる彼女。
●「あのことは忘れろ。全部…終わったことだ。」
●「私、分かってた。あれは何かの始まりだったんでしょ?」
「蓮、一年間、何を?」
今までと変わらず過ごしてた、と逸らかし、逃げるように病室を出た蓮。
彼女の傍にこれ以上いたら、妙に勘の良い彼女は間違いなく自分の今までの所業に気づくと判断し、恵里を優衣に託す。
●「ライダーになった以上、戦い続けなければ、死ぬしかない。それに、無かったことにするには、戦い過ぎた」
なんであなたはそうなるの!ねぇ!!
恵里ちゃんのためにも傍にいてやれ!多分あの子が幸せになれるにはそうするしかないんだからさぁ…。
とはいえ、正直これだと蓮が戦う動機が薄いなーと言うのが正直な所。
フラグもあるし、このまま恵里ちゃん再び昏睡状態ルートが一番有力だけど、それだと面白味には欠けるよね…。
今まで真司に散々戦う理由が無いやつは云々してきた人なので、ちゃんと理論的に再び戦う理由を提示してくれたらいいなと思う。今のままだとただの言葉足らずの聞かん坊なので。(それは今に始まった話ではない)
恵里から離れた蓮だったが、彼女はそんなことでは止まらない。
蓮が気がかりなあまり、1年以上寝たきりだった体に鞭打って病院を脱走。蓮を追いかけて町を彷徨う。
彼女を襲ったのはミラーワールドのモンスター。
そして彼女を助けたのは、あろうことか事件で彼女に襲い掛かったコウモリと、それを使役する恋人の姿だった。
愕然としつつも蓮に声をかける。
●「私のせいなんでしょう?」
●「違う、俺が決めたんだ。お前は何も心配するな。」
この2人、結構主語が抜けてて良い。仲良しなんだろうな。
そのままでいろと何度言えば
【香川研究室】
ミラーワールドの閉じ方を求めて何度も訪問している真司。相手もけっこう厄介者扱いしてきています。
香川教授らとは、真司が信用できたら方法を教える、という話になっていたが、まだそこまでは行っていない。
そもそも研究室所属メンバーは全員デッキを持っているし、誰がライダーの正体かなんて分かっていないのに信じると言ってくる彼のことを信用するわけにはいかんということらしい。
👨🔬「真実というのは、なかなか見えないモノなんですよ」
おそらくこれをするためにデッキを2つ増やした研究室の皆さんです。
なお、研究室の皆さんは真司がミラーワールドを閉じるのは無理だと考えている様子。
その理由を、トロッコ問題を引き合いに出して説明するなら、人数が多い方の人を救う方を重視して1人の方を犠牲にしなくてはならないのだと。
👨🔬「多くを助けるために、一つを犠牲にできる勇気を持つ者が、真の英雄なんです。」
真司が英雄ならば協力すると。
ただまあ無理でしょうね。
ただの仮定の質問ですら悩み、前回は非道の犯罪者すら犠牲にできなくて警察に引き渡した男ですよ。
ところで、香川が持ち出したトロッコ問題は「10人」と「1人」。
今生きているライダーは10人。(本編に登場しないキャラも脱落描写が無いので生きているものとする)
「1人」は、流れ的に優衣じゃない…?優衣を葬れば鏡の世界が閉じるとか全然あるよ。今までの描写を見ると、
優衣の小さい頃の落書きの具現化=ミラーワールド
ミラーワールドは小さい頃から優衣にだけ見えていた=ミラーワールドは優衣発信のもの
ライダーバトルの目的は「優衣のため」=優衣が消えれば目的も果たせなくなる可能性大
そもそも香川研究室の人たちが黒いライダー?を製造している可能性が大きい(し、彼ら以外にできそうもない)うえ、彼らが優衣を狙っている可能性も高い。
全部ピースがピタッとはまるの嫌すぎる……
その頃。花鶏では、最近ちっとも働いてくれない若い衆に嫌気がさしたおばさんが、求人広告を書いていた。
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大募集!!
時給800円
紅茶専門店花鶏
それを見てやってきたのは、爽やかで礼儀正しい、すなわちおばさんの好みドタイプの大学生。
香川研究室の東條悟だった。
確実に神崎優衣を知っている男が、そしておそらく彼女を狙っている男が、花鶏にきてしまった──!
【以下雑記】
🐉オレジャーナルにあまりにも顔を出さない&電話もしない真司。遂に編集長にクビを言い渡されたのでした。直談判に行った結果、減給はされたもののクビは免れました。「お前は意味もなく休む人間じゃない」と言ってくれる編集長。本当に良い人だよね…。
🐉ジオウでゲスト出演してくださったとき、真司と並んでいろいろ話していたのが印象的なんだけど、今見直したらまた印象変わるかもしれない。
🐉蓮。ライダーバトルに身を投じるまで社会人だった発言が改めて。本当にこの人働けてたのかな……。
次回:2人乗りしてる……!!
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