36話
- _ ぬぺ
- 2023年1月4日
- 読了時間: 7分
シリアスの石田監督!!!!好き!!!!!
【あらすじ】
逮捕された浅倉の護送が決まった。
現在浅倉がいる吉祥寺警察から拘置所まで、車での移動。大量のパトカー及び警察官が動員され、マスコミも詰めかけると国内でもかなり話題になっている事件。
護送の際は窓ガラス等を全て新聞で塞ぐこと、浅倉の所持品は別のパトカーで運ぶことを北岡から指示され、その通りに動く警察。
彼らを追いかけるのは、浅倉を殺すことが目的の蓮、蓮を止めたい真司と優衣、そしてマスコミである。
【城戸真司】
蓮を探している最中、優衣から報告を受ける。
蓮が戦う理由であった恵里が目覚めた。これ以上彼が戦う理由は無い。
香川教授から知らされた「ミラーワールドを消す方法」、そして恵里のことを報せるために蓮を探して駆けずり回る。
結局、北岡の事務所で浅倉の再逮捕のニュースを知り、蓮はそこに狙いをつけると考えて優衣と合流して警察署に駆け付ける。
なお浅倉のニュースを知らなかったことに関し、北岡から「お前ほんとに記者か?」と呆れられた真司くん。蓮を探しててそれどころじゃなかったし……って庇おうと思ったけど、平時でも彼がニュース見てるイメージ無いな……。
警察署前にて。
優衣と共に蓮を探す。
遠目に蓮を見つけた優衣。慌てて駆け寄る途中、白い靴とズボンの人の足を蹴り飛ばしてしまう。
優衣本人は気づいていないのか、謝ることなく通り過ぎる。
瞬間、白い人のものと思われる手が優衣の背中を突き飛ばし、こけた彼女は車に轢かれかかる。
真司が助けたおかげでなんともなかったのが幸いである。
護送車の後を追跡する蓮と優衣。
港で蓮と合流。止めようとする真司・優衣に目もくれず浅倉に向かっていく蓮。
半泣きの優衣が頬にビンタを食らわせた後、ようやく冷静に恵里が意識を取り戻したことを聞く。
この時の無音演出が良い。憑き物が落ちたような蓮の表情も、自分事みたいに泣いてる優衣ちゃんも。
その頃、蓮を優衣に任せた真司は、浅倉と共にミラーワールドへ。
●「お前が…好き勝手するのはもう終わりだからな。」
「ライダーの戦いは終わる!ライダーなんか、みんないなくなるんだ」
●「興味ないな…。いつ終わろうと知ったことか。今戦えればそれでいいんだよ、俺は。」
だと思った!というか浅倉に関してはミラーワールドとか関係なく戦闘狂なので、本気で興味ないんだと思う。
ミラーワールドが閉じたところで、変身できるか否かの違いしかないでしょ…。
乱入して来た虎のライダーの攻撃を受けて気を失った浅倉。
目の前で倒れ、時間切れで退場しそうな浅倉を前にした真司。逡巡の末、彼をミラーワールドから持ち帰り、警察に引き渡した。
今回の主役は実質浅倉と蓮だと思っているのですが、そんなときでも抜かりなく、「真司に人は殺せない」を突きつけてくる脚本。人の心が無い。本当に無い。
全てが片付いた後。
優衣と共に恵里の無事と戦いの終りの予感を噛みしめる真司。
が、ふと横を見ると優衣がいない。
車の窓ガラスからミラーワールドに吸い込まれそうになっていた優衣。
初めての事態に戸惑いつつも、とりあえず彼女の後を追う真司で幕。
めでたしめでたしの概念、この番組には無いのかな。
【浅倉威】
再逮捕された脱獄囚。動員される警察官も「遊び相手」としか考えていない凶悪犯。
一見おとなしく運ばれているように見えた彼が動き出したのは、護送車の中でのこと。
突然下を向いた彼が口にくわえて取り出したのは、メタルゲラスの召喚カード。
前回デッキを没収された際にこっそり回収し、隠し持っていた1枚。計画立ててなさそうとか言ってごめん。
それにしたってこの世界線の警察、あまりにも無能である。せめて捕まえたときの身体検査くらいきちんとしてくれ。
窓ガラスに貼られた新聞を破り取ってカードをかざしてメタルゲラスを召喚。
中にいた警察官を食わせたうえで自分がハンドルを握って逃走。
ここから怒涛のカーチェイス。
もう今では見られないような大規模ロケを敢行しておられる。しかも2回。めぐみさんじゃないけれど、「映画みたい」。今回YouTubeで一番再生数が多いのもここでした。そりゃそうよ。
カメラワークまで迫力満点で見応えありました。もっとやってくれ……。無理なのは分かってるけど……。
制御不能に陥った周りで警護をしていた警察車両はおかげで片っ端から玉突き事故を起こして大破。
そしてそこを通り過ぎていく真司カーと令子カー。
浅倉は途中で車を停め、唯一追って来ていたパトカーに接近。
拳銃を取り出した警官に眉一つ動かさず、寧ろ気迫で圧倒。彼を殴り飛ばしてカードデッキを回収して逃走。
車のパンクのせいで港で車を降りる。
追いかけてきた警察は全員素手で殴り飛ばして勝利。躍動感のあるカメラワークと、むんずと相手を掴むようなアクションのおかげで荒っぽさが倍増している。最高。
追いついた真司と交戦するが、乱入して来た虎のライダーに攻撃されて気絶。
真司によって再び警察に引き渡され、雑にパトカーに押し込められた浅倉。
3度目の逮捕。今度はどうやって抜け出るつもりなんですか……?
【???】
今回もやっぱり顔が映らなかった男。
優衣を突き飛ばした「白い人」であり、その後はマスコミに紛れて車で追いかけ、港で合流、遅れてミラーワールドに飛び込む。
誰もいないのに「○○ベント」って音声だけ聞こえてくるのめっちゃかっこよくないですか。
それにしてもこの「白い人」。後の展開を考えると、この人が「ただのすぐ手が出る人」なのか、「彼女を“神崎優衣”と知っている人」なのかでとらえ方が大きく変わってくるぞ……。
【秋山蓮】
優衣によって恵里の無事を知らされた蓮。
何も言わずに港を離れ、バイクで病院へと向かう。
恵里の病室に入る直前、自分の傷だらけの手を見てちょっとだけ病室に入るのを躊躇うところが好きです。
恵里が一番蓮に傷ついてほしくないと思っているであろうことなんて、蓮が誰よりも一番分かっているんだよね…。
●「蓮。どうしたの?」
●「……俺は、変わったか?」
●「……そうだね。ちょっと、顔が優しくなったかな」
首から下げたリングを取り出して見せたあと、恵里を抱きしめる蓮。
●「……ごめんね、心配かけて」
あーーわーー!!(語彙力溶)
必要最低限の台詞しかないしBGMも無いし、完全に2人だけの世界なの最高。カメラすらちょっと遠いところから取ってくださっているの最高です。
何度でも言いますが石田監督はシリアスに振り切った時の演出が最高オブ最高なんです。大好きなんです。
あと、蓮が恵里を抱きしめたときの右手!あと頬ずりする感じ!!良い。良すぎる。そこで涙腺緩みました、私は。
本当に本当に恵里のことが大好きなんだなって。
正直、恵里の体調悪化は士郎のせいだと思っているので、何らかの理由で急がなくても良くなった士郎が彼女をもとに戻したか何かだと思っているので、ぶっちゃけ恵里が完全に戻ってくるとは思ってなかったんですよ。
蓮が戦う理由が無くなったら困るし。
王道なら記憶喪失とかそのへんかなって。
だからもうこんな幸せそうなカップルが見られたので大変良かったです。語彙力が足りません。
そのまま一生幸せムーブしとけ!って思ってたんです。
思ってたんですよ秋山さん。なんで次回予告で戦ってるんですかあなた。ねえ。
【以下雑記】
🐉めぐみさん。一緒にカラオケに行った北岡・吾郎・島田の3名が二日酔いでダウンしている中、本人はいたって元気。花見のテンションで報道の場所取りをしつつ、しかしなんの報道なのかは分かっておらず、テレビ局の生放送を妨害し、車が通れなかった場所も走って追いかける。最後は出て来なかったけど、どこで何してたんだろうか。
🐉というか前回のカラオケのシーン、明らかに酔っ払いが4人いたけど流石に飲酒シーンは無しか、子供番組だもんね。と思っていたんですけど、「二日酔い」は出して良いんだね。ニチアサ倫理難しい。
🐉北岡弁護士事務所にて、テレビをつけた真司。 別の報道番組?→ロボコン→アギト?→ニュース番組 の順でチャンネルを変えていました。どさくさに紛れて自分が監督した作品を出すんじゃないよ石田監督。アギトの方は未見なので自信が無いけれど、少なくとも映っていたのは賀集さん。ファンサ嬉しいぞ。
🐉「鏡面にカギがある」と考察中の令子。護送車の窓ガラスに貼られた新聞紙と、それを指示したのが北岡だという事実を聞き、北岡も何かを知っているのではないかと思い当たる。ここに来てまさかの令子さんと北岡が近づく気配。そんなことあるんだ……。
🐉港を離れる蓮を見送る優衣。軽く耳を塞いだように見えたのだけど、また体調不良(?)が復活している?もしかしてその後ミラーワールドに連れていかれたことと何か関係ある…?
🐉私のPC、遂に「ひ」って打ち込むだけで「人の心が無い。」って候補を持ってくるようになってきた。龍騎のせい。
次回:戦う理由
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