35話
- _ ぬぺ
- 2023年1月3日
- 読了時間: 6分
大転換
【あらすじ】
恋人の命をかけて戦う蓮と真司。
自分の命をかけて戦う北岡と浅倉。
新たに参戦した虎のライダー──。
戦闘の局面が転換に次ぐ転換を迎える回。手に汗握るとはこのことよ……。
【秋山蓮】
真司と対峙し、サバイブ同士の戦闘に持ち込む。
初手から真司への攻撃が「橋の下に落とすように追い詰める」なのが「秋山蓮」を体現してるよね。
もしも真司が落下したらあの高さなので確実に死。でも「真司が足を滑らせた」といくらでも自分に言い訳できる。
蓮、あなた本当にデスゲームに向いてないよ……。
演出面では恵里と戦う2人を交互に映す。
蓮目線で言うなら恵里と真司を天秤にかけてるわけですよ。人の心が無い。
壮絶なバトルの結果は引き分け。
どちらもかなりのダメージと共にミラーワールドから引き上げる。
蓮に残された時間は数日。数日の間に現在生き残っているライダー全員を倒さねばならない。
真司すらも「止められない」と諦める程の気迫で向かったのは北岡の弁護士事務所。
しかし彼は留守。なぜならオレジャーナルで令子さんに花束を渡すべくそわそわと張り込んでいたから。そのあと、愉快な女性社員にカラオケに連れていかれたから。流石に蓮に同情する。
さらにその後、町の電光掲示板で浅倉逮捕が報じられているのを発見。
流石に拘置所にいる人間にバトルが仕掛けられるとは思えない。
絶望する彼のもとに現れたのは全ての元凶:神崎士郎。
「もうそんなに急がなくても良くなった(意訳)」と言っていたのは優衣の体調(?)が落ち着いたからなのか?
彼が13人目のオーディンの変身者だと見当をつけていた蓮は士郎に正面から戦いを挑む。
ミラーワールドの中でオーディンと交戦。
サバイブで応戦するが、士郎が言っていた通り戦力の差は歴然。というか必殺技のファイナルベントに対してソードベントで応じるの怖すぎる。強者の余裕……。
倒れて動かなくなった蓮のカードデッキを叩き割ろうとしたオーディンに対し、不意を突く形で武器をオーディンの腹部に突き刺すことに成功。
●「そのまま迷わず、戦い続けろ…!」
……地獄じゃん。
13人目のオーディンを倒したところで、戦いは終わらないという宣告。
しかも、ライダーバトルが士郎の望みを叶えるゲームである以上、士郎=オーディンならば(まだ彼の手元にデッキがあるのでまず間違いないとは思いますが)あれが「倒した」に入るかどうかすら怪しい。
流石に腹貫通して死なない人間がいるとは思えないので、
🐦オーディン≠士郎
🐦士郎がどこかに自分が死んだ場合の保険を残している
🐦士郎≠人間
のどれかが正解でしょうか。
どれが正解でも地獄しか見えないよ~~!!!
一方その頃。
真司に頼まれて恵里に付き添っていた優衣の目の前で、恵里がそっと目を開けていました。
とりあえず、誰かまずは蓮に連絡して戦いを止めてくれ……!!
【城戸真司】
前回、士郎から受け取ったサバイブカードを使用した真司。
《龍騎サバイブ》
週を跨いで能力が解禁された主人公の最強フォーム。
カードをスキャンするのは手持ちのドラグバイザーツバイ。今回ようやく気が付いたのですが、サバイブのカードはツバイの口の部分にセット、それ以外のカードは持ち手の近くにあるスロットに差し込むのね。
ソードベントを使用すれば折り畳み式の刃が出てきて剣として使用可能。
今回、真司が困惑しながら使ったのは「ストレンジベント」。
カードの柄、DNAに見えて何だろう?と思ったけれどカードを積み上げたイラストだったみたいです。
効果は「場面に応じて適切なカードに変化する」。強い。
蓮との戦闘の後、向かったのは清明院大学。
401号室に向かうとそこにいたのは3人の男性。
前回令子と会って話した教授:香川英行。
元は江島研究室にいた学生:仲村創。
初登場の学生:東條悟。
閉鎖されたはずの研究室で再び行われている研究。
さらに、東條が落とした書類の中に気になる1枚が。
「『ミラーワールド』の実態は」から始まるその書類。
0.25倍速で確認しても中身がほぼ読めなかったので内容の詳細は諦めましたが。
なんか「cosθ」「オパール硝子」とかいう記述があるので、鏡に反射する光との関連性から探っているっぽい?
「濁った光散乱試料の鮮明な吸収スペクトルを得る方法」に使われるのがオパール硝子らしいです。("オパールガラス法", デジタル化学辞典(第2版), (参照 2023-01-03))
物理が苦手な私はここで心が折れました。次に行きます。
研究室を雑に追い出された後、ミラーモンスターの姿を追って鏡に飛び込んだ真司を見送る研究室の3名。
あの反応を見るに、独特の鏡の音も聞こえてるね?
👨🔬「やはりあの男……」
ミラーワールドでモンスターを倒す最中、現れたのは虎の姿の仮面ライダー。
戦闘終了後、真司は慌てて401号研究室に駆け込む。
新たなライダーのデッキを持っていたのは香川教授。
香川研究室の人々曰く、先ほどのモンスターは自分たちを疎ましく思っている士郎からの刺客らしい。
なぜ彼らが敵対視されているかというと、
👨🔬「私たちは知っているんですよ。ミラーワールドを閉じる方法を。」
「実行すれば、ライダーなんてものは無くなるでしょう。」
真司にとっては一筋の光明。
しかし、それがライダーたちにとっては最も避けたい道であることも重々承知の香川教授。
協力する、という真司の申し出に、信用できたら、と告げて再び扉を閉める。
真司が帰った後、401号室の中。
香川教授の周りに集まる学生たち。3人の手の中にはそれぞれ全く同じデッキが握られていたのだった。
即ち今回の謎は、「誰が新たなライダーなのか」。
……まあ、東條でしょうね。
香川 → 怪しすぎる。いくらなんでもこの人がライダーだったらまんますぎる。
仲村 → 初登場時は名無しだった。多分ここまで彼が出ることになる予定などなかったはず。
東條 → 今回一番出番が無かったから。敢えて影を薄くするのは芝浦と同じ手法。
ということで東條です。
あとメタ的に言うとね…演者さんの名前に見覚えがあるんだ……具体的には龍騎同窓会の出演者一覧で……!
【浅倉威】
北岡と交戦。
途中でミラーワールドから抜け出した北岡を走って追いかける。執念がすごい。本当にすごい。
北岡が逃げた先は袋小路。
土下座してまで見逃してほしいと請う北岡。流石に私も怪しいなと思いましたよ。
少し前から浅倉につけ狙われていた北岡は既に警察と連携を取っていた。
逃げ込んだ場所は、鏡面が無いことを確認済みの袋小路。
あらかじめ待機してもらっていた警察を呼び、浅倉を追い詰めることに成功。
浅倉は想定よりもずっとあっさり確保される。
しかも北岡の指示でカードデッキもしっかり没収されました。
拍子抜けするほどあっさりした再逮捕にちょっと疑念を抱いている吾郎ちゃん。流石だぜ。
流石に彼があんなにあっさり捕まるとは思えない。本人は戦闘狂だし、腹ペコモンスターを3体も抱えてるし。
でも浅倉が作戦立ててるイメージもあんまり無いんだよな……なんだかんだ脱走すると思うんだけど、どうするんだろ。
【以下雑記】
🐉令子さん。着実に正解へと近づきつつあります。今回は編集長とも情報共有。ここまで来ると一周回って生き残りそうだな彼女!
🐉その頃もう一人のオレジャーナル所属のジャーナリストは。お抱えエンジニアと共にけばけばしいファッションに身を包んでおりました。ビルで令子を待ち構えていた北岡・吾郎をも巻き込んで共にカラオケへレッツゴー。飲んだくれて歌いまくっておりました。
🐉「ジャーナリスト」という点では同格なはずなのに、なんにも情報を知らされないというのが完全に今のめぐみの立ち位置を表してるよね……。
次回:虎は誰だ
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