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執筆者の写真_ ぬぺ

34話

空気がヒリヒリしている




【あらすじ】

遂に幕を開けた北岡・浅倉の対決。

追い込まれた蓮。

裏では令子さんが少しずつ、しかし確実に真実に近付きつつある。


前回のアホマジシャンテンションはどこ行った──?!




【北岡秀一】

完全に戦闘態勢になった彼を引きはがしたのは、誰よりも北岡の身を案じる吾郎だった。


北岡がドライブだと理由を付けて事務所から連れ出されている間、不法侵入してきたのはもちろん浅倉。息をするように罪を犯す男。

勝手に侵入し、台所に入って生卵をジョッキで、しかも複数飲み下し、吾郎特製餃子とヨーグルトを消費。この後顔合わせた時に北岡さんが「昨日はうちを汚してくれてどうも」って言ってたの、皮肉もあるだろうけどマジであちこち汚していったんだろうな…。

というか生卵複数一気飲みしちゃう萩野さんが一番すごいわ。



1日目は吾郎の機転で何とかなったものの、2日目はそうはいかず。

北岡宛にかかってきた依頼人からの電話を聞いた浅倉は途中で待ち伏せ。

思い切って轢いてしまえとアクセルをベタ踏みする吾郎を慌てて止める北岡。この2人本当に似た者同士というか。なんだかんだで相手の為なら自分の犠牲はやむを得ないと思っている節があるよね。しかも無自覚に。


「お前最初から気に食わなかったんだよね。そういう無駄に生きてるとこ!」

「相変わらず潰し甲斐があるな」


浅倉の勝負を真正面から受けて立った北岡。

2人とも自分の使役するモンスターを総動員させつつのガチバトルである。




【秋山蓮】

恋人の余命宣告を受け、思い詰めて挙動不審になっているライダー。

どちらが皿洗いをするかなどというしょうもないことで真司と喧嘩してます。仲裁に入る優衣ちゃん含めて完全に小学生の「ちょっと男子~」の図である。

それを見て「自分への八つ当たり」と判断する真司の早さに、半年強の積み重ねを感じる。



あまりにもギスギスした3人の空気に耐えられなくなったおばさん。強制的に3人を外へと追い出しました。強い。


お散歩日和な中、和気藹々と3人が向かったのは遊園地。

ボートに乗ったり、アトラクションを楽しんだりとかなり盛り上がっております。

今回分かったことであり唯一のほのぼのシーンですが、真司も蓮も犬が苦手らしいです。可愛いね。



最後に乗ったのはメリーゴーランド🎠

蓮が思い出したのは恵里とのデート。

多分この先掘り下げは無い気はしていますが、恵里は親がいないらしい。一度にいなくなったっぽい言い方しているから、事故に遭ったとかかね。一方の蓮もどうやら天涯孤独の身。


「バイクの方が良いよ。ずっと一緒にいられるから」


「多分、俺たちには、お互いしか、いなかった」


霧雨が降り始める中、蓮はようやく覚悟を決める。


「お前いつか、俺と戦うと言ったな」

 「本気なら、今すぐ戦え」


まだメリーゴーランドに乗っている優衣を放置し、真司と2人でミラーワールドの中へ。

「戦え」と呟きながら向かってくる蓮の姿に、言うまでもなく士郎の姿が重なる。大切な人のために殺人も辞さない人が行きつく姿ってあれなのかな。




【城戸真司】

唯一、闘う動機が存在しないライダー。


現状、少しでもバトルを活性化させるために裏であれこれと手を回すGM。

浅倉は何もしなくても飢餓状態のモンスターを抱えている+元から戦闘狂なので問題なし。

北岡は寿命との勝負なので時々リマインドに行けばOK。

蓮には恵里がピンチ、という一点を与えておけばなんとかなる。

そして真司にはパワーアップ形態を与えることにした。1枚目のサバイブカードを貰った手塚も望み(≒弱み)が無かったし、士郎的に「こういうタイプのやつにはサバイブカードをあげる」みたいなマニュアルがあると思われます。



自分には必要ない、と反発しつつもカードを手に入れた(手に入れざるを得なかった)真司。


蓮に勝負を申し込まれ、気が進まないながらもミラーワールドへ。

戦闘中も防戦一方。


「確かに俺は、戦うって言った。」


覚悟を決めて向かっていく真司。

蓮もそれに応えるようにサバイブに変身。流石に出力の差があるためあっという間に追い込んでいく。


「でも、俺は…俺は!」



《龍騎サバイブ》

今作の主人公の最強フォーム、満を持して登場。

本当に燃え盛る部屋の中で撮影したという伝説の一幕。

強化された武器:ドラグバイザーツバイの口にカードを差し込んで変身。カードの差し込み方そうするんや。


一切の無駄のないかっこよすぎる変身シークエンス。

全体的に装甲を派手めにパワーアップ。ごっつい肩、良いね。カードデッキも赤いものに変更。赤と金の親和性ってすごい。触角も派手になっているので初代ライダー感が強くなっている印象。

やっぱり私、平成1期の通常モードを進化させたようなデザインの最強フォームが好きだわ。


「俺は絶対に死ねない。1つでも命を奪ったら、お前はもう、後戻りできなくなる!」

「……俺はそれを望んでる」


友人に道を踏み外させないために選んだパワーアップ。

それでも修羅の道を行くと決意が固い友人。

この状態でバトルは来週に持ち越しにするんか……!



「そうだ。戦え。お前たちが優衣のためにできることは、それだけだ。戦え」




【桃井令子】

清明院大学へ取材に出かける。

タイムベント前に優衣がコンタクトを取った仲村さんが再登場。間を空けつつも出て下さる演者さんには感謝です。

唯一の生き残りということで取材を申し込まれますが、優衣に行ったのと同じように何も覚えていないと拒否。


仕方ないので401号室に向かった令子。

そこにいたのは白衣の男:香川英行。神保さんも出演していらっしゃるとは知らなかった。

何か関係があると考えた令子は士郎について尋ねるが、得られた情報は今のところ「とても江島先生の手に負えるような学生ではなかった」のみ。


研究室を改めて見まわした令子は、鏡の存在に気が付く。

もしかして自分の考察は正しいのではないか、と手を伸ばすが、香川が慌てて引き留める。


尊大な態度と何か知っていそうな口ぶり。

新しいライダーだとしたらこの人でしょう。

ただ、正直ある程度ネタバレを知っている私ですが、この虎ライダーの情報は本当に何も知らないのよ。一瞬で退場しない?大丈夫??今回も引っ張るだけ引っ張って出て来なかったじゃん???




【以下雑記】

🐉ギスギスした花鶏の朝食。

真司→カレー

蓮→おかゆ

優衣→焼き魚

おばさん→トースト

なんかイメージ通り。真司は朝からでもガッツリ行くけど、蓮は朝あんまり食べなさそうよね。


🐉お金が溜まったらしい花鶏。お風呂の入れ方も自由になったそうです。この1週間に何があったんだ。




次回:乱闘はまだまだ続く

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