33話
- _ ぬぺ
- 2022年12月13日
- 読了時間: 7分
近付くタイムリミット
【あらすじ】
ガラスから出てきた真司を見てしまっためぐみ。
一般人が少しずつ真相に近付く中、ゲーム参加者たちは「終わり」を意識せざるを得なくなる。
なんでその点で繋げるかなぁ……。
【浅野めぐみ】
真司に近付いて真実を探るジャーナリスト。
彼女に付きまとわれてどうしていいか分からなかった真司は、「ちゃんと考えてから話しますから」と返事を一旦保留。一旦は同じ立場である蓮に指示を仰ぐことにした。真司君も成長したねぇ……。
それにしてもこのシーンの破壊力たるや。作中でも「馬鹿」と明言される男と「そそっかしい」と言われる女だから霞んでますけど、めちゃめちゃに美男美女である。恋愛モノとか月9とかのワンシーンですと言われても信じるかもしれない。
この作品、美男美女を隠すのがうますぎる。主に島田さんとか島田さんとか島田さんとか。
📷「でも実は私、それ系の解明は得意なの!」
何を根拠に仰っているの???
楽しみが増えた、と言う彼女。
これを受けて蓮に相談した真司ですが、彼の返答は
●「決まってる。」「俺を巻き込むな」
だと思った~~~~!!圧倒的に正しい判断~~~~!!!!!
実際に取材に出かけた真司にもべったりとついて回る。編集長はなぜ彼女を野放しにしているのか。多分制御しきれていないだけである。
おかげで真司は変身もままならず、モンスターとの勝負にも出遅れる始末。
なんとか空を指さして「あ~~!!」と騒ぐ古典的なボケで捲いた後、トイレから出てきたところでめぐみと合流。
同時にトイレに入っていた彼女、鏡を見て何かを思いついた。
📷「なるほどね!分かったわ!城戸くんの、秘密のネタ。ぜ~んぶばらして見せるから、事務所戻って、待ってて♡」
ルンルンで歌いながら去っていくめぐみ。
その後。オレジャーナルで一人知恵を絞る真司の目の前に現れためぐみは…
📷「プリンセスめぐみよ♡♡」
(頭を抱える絵文字)
赤いスパンコールドレス、赤いストッキングに赤いヒール、白いショール、明らかに対象年齢5歳を想定している赤いリボンとティアラの髪飾り、同じく対象年齢5歳の魔法のステッキにいつもより派手なメイク。演じる森下さんのスタイルと綺麗なお顔のおかげでなんとか形を保っている感である。
彼女が持ち込んだのはBGMのCDが1枚と、大掛かりな手品の装置。
手品自体は大掛かりとはいえよくあるタイプの、人を箱に閉じ込めて、明らかにその人を切断するように仕切りを入れた後箱を開けると、中にいたはずの人は消えている…というもの。
大掛かりな仕掛けを用意して伝えたかったのは、「真司くんもマジシャンでしょ?」ということだったらしい。面倒くさい伝え方である。
ひとまずはめぐみの猛攻を振り切った形になるので一安心。
それにしても新人ジャーナリストがこれって本当に大丈夫なのか、オレジャーナル。
【桃井令子】
仕事ができる方のジャーナリスト。
彼女はこの半年強の取材を振り返る。
最初に真司に発破をかけながら見せた行方不明者リスト。
試着室で忽然と消えた女性。
突然空になった車両。
謎の脱獄を行った後、何度も失踪と出現を繰り返す浅倉威。
一瞬で消えた、威の弟。
そして、自分の目の前で消えたポトラッツ教授。
浅倉脱獄の日にカメラに映りこんでいた男は、拡大コピーして高見士郎と断定。
彼の関係者であるポトラッツは先週令子の目の前で消えている。
肝心の高見士郎ですが、
アメリカに留学 → 死亡 → 清明院大学入学 → 事故(行方不明扱い)
という流れが発生していることまで調査済み。ずっとふわふわしていた時系列がようやく確定して嬉しい。
不可解に起きている、人間の消失と再出現。
📰「人を文字通り消滅させる何かがあるとしか思えないんです。それも……こう、何か、人為的な」
とはいえ糸口が見当たらなかった令子さんのもとに現れたのは、けばけばしいファッションのアリアドネでした。
めぐみが使ったマジックの装置は前面鏡張り。
そして令子が今まで見てきた数々の事件には、かならず鏡となるものが存在していた。それを意味ありげに見ていた人たちがいたことも。
📰「あり得ない、けど……でも……もしかして」
ここに来てほぼ王手に近い情報を揃えた令子さん。
私はこの人がいつ退場してしまうんじゃないかと胃をキリキリさせながら見守っています。彼女がいなくなったらオレジャーナル一瞬で倒産しちゃうからさ?
【北岡秀一】
最近出陣していない戦士。
そこに訪れたのは士郎本人。医者からの余命宣告はどうなっている、と焚きつけるが、本人は自分のやりかたがあると突っぱねる。
とはいえ間違いなく病状は進行している。チェスを弄っている途中で倒れています。
なんだかんだ言いつつ、自分でもタイムリミットを感じているらしい北岡。
おもむろにカードデッキを取り出して掲げる。
その頃、静かに北岡の事務所を訪れていたのは浅倉。彼もカードデッキを片手に出陣。
2人ともギラギラした目が最高だ。誰も間には立ち入らせないという気迫を感じる。
そろそろこの2人の因縁にも決着がつく?
【秋山蓮】
いつものように恵里の見舞いに訪れた彼を待ち受けていたのは、容態が急変した彼女だった。
医者は蓮に告げる。
彼女は保ってあと数日だと。
ここに来て唐突に戦う理由を提示された蓮。ややご都合感は否めませんが、まあ彼の動機が「寝たきりの恋人を救う」である以上遅かれ早かれぶつかる壁だったし、致し方ないのかな。
ただなあ、直前に来ていた士郎がゲーム活性化のためになんかやってそうなんだよな。あまりにも外道だし考えたくないんだけど、士郎が滞り気味の現状のカンフル剤としてやったこと、と言われたら全部整合性がとれるんですよね。うわあ最悪……。
【神崎優衣】
こちらも体調が優れないヒロイン。
おばさんには貧血と思われていますが、身体からは砂のようなものが立ち上っている。
「ミラーワールドに長時間いた時」と全く同じ状態。
ということは優衣にとってこの世界がミラーワールドみたいなものということか。
小さい頃からモンスターが見えたという話もあっていたし、本来の彼女の世界は向こうとか、そもそもミラーワールドとかなり強い結びつきがあったとか、そんなところかな。
神崎が何らかの力で優衣を無理矢理こっちの世界に限界させている現状、とかあり得る。
急にゲームを活性化させるために北岡を焚きつけ、恵里の病状を悪化させ、新キャラを投下。
士郎も焦り始めた感じね。
【以下雑記】
🐉一見まとまりのない話に見えて(しかもメインストーリーが真司とめぐみのしょうもない攻防という)、しっかりと本筋の真実に迫る内容も投下していきました。いやあ、地味に消費カロリーがすごい回だった。なんで全員を「死にそう」という点で繋ごうとするの? ひとのこころがないの??
🐉今回の敵はブロバジェル。モチーフ分からなくて調べたのですが、クラゲだそうです。なるほど。
🐉そんなブロバジェルの電流にやられる龍騎。高岩さんの動きが愉快です。高岩さんの演じるヒーローはどれも魅力的だけど、個人的には龍騎やモモタロス、オーズみたいな変身者の性格的に多少好き勝手許されるキャラが一番好きかもしれない。
🐉今日の吾郎ちゃん。浅倉に勘付いて水を出したままのホース片手に道路に走り出る。花鶏ではおばさんがアマゾンに行く資金を溜めるべく風呂の水少なめ・温度ぬるめを要求している裏でこれなの、地味に笑える。
🐉さらに現在、餃子を練習しているらしい。間違いなく真司の影響を受けています。
🐉過去作の特撮見る時には必ず演者さんたちの今を調べるのですが。めぐみさん役の森下さんって今政治家さんなのね。クレジット見たときにこの名前どこかで、と思っていたのですが多分選挙特番か何かだわ。納得。今作、女性陣の中で今の動向が分かるのって森下さんくらいなのです。寂しい。最近のお写真を拝見したけれど、20年前と笑顔が変わってなくて勝手に安心している。
🐉最後にちらっと久しぶりの新ライダーが登場。浅倉以来か…?18話以来ということになるか。
次回:思い出せ、これはデスゲームである
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