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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

28話

特撮 夏の総集編!




【あらすじ】

仮面ライダーオーディンが使ったカードはタイムベント。

時間が半年分巻き戻る。


……という体での総集編!こんな大事そうなカードの最初の使い道がそれでいいのか?!




【仮面ライダーオーディン】

前回登場した13人目のライダー、暫定的なラスボス。



オーディンとは、北欧神話の主神。

戦争と死の神。デスゲームのラスボスに相応しい。

天地と人間を創造し、文化、軍事、知恵、詩、予言などを司る。

ミーミルの泉の水を飲んで知恵を得ており、その代償として片目を失っている。(この設定は特にデザインには活かされてないっぽい?)

鳥っぽいデザインなのはおそらくオーディンが肩に乗せている鴉のフギン・ムニンとか、輪廻のモチーフでよく使われる不死鳥とかその辺から来てそう。

(以上、日本国語大辞典・岩波世界人名大辞典参照)



召喚機は杖の形のゴルトバイザー。かっこいい。


戦闘スタイルは高速移動の多用。金色の羽が舞い散るエフェクトとともに高速で移動するため、攻撃を受けることがほぼ無い。



そんな彼が最初に使ったカードこそが、今回のタイムベントである。




【城戸真司】

ということで、2月にまで時を戻された男。彼だけが記憶をある程度保持しているらしい。



最初は現状が呑み込めず狼狽えていたものの、状況を把握してからはこれをやり直しのチャンスと捉えて行動開始。

結末を知っているからこそ先回りして行動しようとするが、オーディン側の捜査なのか何なのか、記憶が長持ちしなかったり、そもそも他のライダーの目論見に邪魔されたりでなかなかうまくいかない。


須藤雅史からの電話の際は先回りして蓮に協力を要請するが、このタイミングで記憶が乱れてしまい失敗。

電話口で「なんだっけ?」となった真司に一言も声をかけずにガチャ切りする蓮、マジで秋山蓮である。


逮捕されて再開した北岡には、このあと浅倉がライダーとして参戦してくること、ゆえに彼を脱獄させてはいけないことを伝える。

北岡も乗ってくれましたが、13人倒して願いを叶えなければならない北岡は乗る「フリ」をしただけ。

電話をかけた先も吾郎だし、結局浅倉は普通に参戦。


その他退場したガイ=芝浦ライア=手塚も1週目と同じルートを辿って再び死亡。

何一つ変わることのないまま、8月まで戻ってきてしまう。



1つだけ変わったことと言えば、真司がオーディンに一発喰らわしたくらい。

朧げな記憶を忘れないよう、家にも職場にも、いたるところに「金色の羽根野郎はとにかく後ろを殴れ!!」と書いた紙を貼りまくっていたのである。

みんなは貸してもらっているお家の窓ガラスに落書きしちゃだめだよ!!

見たこと無い怒り方をしている優衣・編集長が愉快です。



戦いは何も変わらなかった、これからも戦い続けろと告げるオーディン。


「重さが。消えて行ったライダーたちの重さが、2倍になった。これ以上は増やさない。人を守るためにライダーになったんだから、ライダーを守ったっていい!」


真司が決意を新たにしたところで、オーディンはその場から退去。

愚直にやり直した半年間でしたが、果たしてどれだけの効果があるのか。




さて、オーディンがやり直した理由ですが。


リセットされた後。

神崎邸を歩く士郎。部屋に落ちていた、手を繋いだ兄妹の絵は破けることなくそのまま。


「優衣。良かったな。お前は俺が守る」



ということで。

まずはオーディン=士郎はほぼ確定。(前回の時点では士郎がスカウトして来た可能性もゼロではなかったので)


そしてタイムベントの目的は、おそらく「優衣がバトルに干渉してこない世界線」を作る事。

一番真相に近いところにいたであろう優衣ちゃんがいなくなったのはかなりきついのでは……?

そしてここ数回の間にシスコン度を上げているお兄ちゃんである。前からうっすら思ってはいたけど、本当にやべーやつだぞお兄ちゃん……




次回:令子さんを救え

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