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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

27話

13人目のライダー(13人出たとは言っていない)




【あらすじ】

現状4人のバトルと化しているデスゲーム。運営さん、他の人たちどうなってるんです??

花鶏にやってきた変わったお客さんのおかげでその見方がちょっぴり変わる回。かなりの良回でしたがあれこれ伏線なのかもと思うと安心はできないわね。




【原田拓也】

夏休みを満喫している小学生男子。

彼がとあるモンスターに目を付けられたのがそもそもの始まりだった。



拓也を助けるために割って入った。彼が変身するところをガッツリ見てしまったのである。

思わずかっけえ!と目を輝かせる拓也。

蓮をしつこく追いかけ、今のは何だったのかと尋ねるが、もちろん逸らかす蓮。

仕方が無いのでこけたはずみに大怪我を負ったことにし、周りの大人たちにギャンギャン叫ぶ作戦で見事蓮に勝利。悪知恵の回る小学生男子ほどめんどくさいものはない。


一時的に拓也を花鶏に連れ帰ってきた蓮。

あのなんでもニコニコと乗り越えるおばさんでさえきょとんとしているの面白すぎる。



蓮に拓也のお世話を任sではなく押し付けられた真司。

完全に上下関係が拓也>>蓮>>>>>真司です。


肉多めのシチューを平らげ、翌日は寝坊しつつもしっかりと美味しそうなフレンチトーストをほおばる拓也。

真司は拓也に聞かれるがまま、変身の方法を教え、デッキを見せる。


あっ(この後の展開を察して頭を抱える)



案の定、デッキをパクって駆け出す拓也。慌てて後を追いかける真司、蓮、客として来ていた吾郎。

ほらやっぱりな!!!!!


とはいえ小学生VS大人(デッキ所持一名)の追いかけっこなんて大したことはない。

とっつかまった拓也は蓮になぜそんなにも変身したいか尋ねられ、


👦「かっこいいからに決まってんじゃん。学校で自慢できるし。生意気なやつらなんかやっつけてやれるしさ。」


男子小学生なんてそんなもんである。

こんなクソガキのお手本みたいなことを臆せず言えちゃうところも含めて。



そこにタイミングよくやってきたモンスターを利用することにした蓮。

一旦は拓也を肯定したうえで、そんなにライダーに憧れるなら一旦俺のバトルを見てみろ、ということで蓮のみ変身してミラーワールドへ。


敵自体は大したことが無いのだが、妙に苦戦しているナイト。

ここで「サバイブを持っているはずなのに使わない」という行動によって視聴者から見ても納得できるようにしているのがきめ細かいなと思う。


蓮のやりたいことを汲んだ真司。


「ほーらよく見ろ。ライダーなんてちっともかっこよくないだろ?な?」



そこにゾルダ・王蛇が参加。

計画が狂って焦る蓮だったが、実質2対1の泥沼試合になったことによって拓也への効果は抜群。


👦「なんだ、これ……」

「見ろ。これが、これがライダーの戦いなんだ。面白くなんかない。痛くて、苦しくて、それでもゲームみたいにスイッチを切れない。ずっと戦うしかないんだ。」


👦「俺、……」


真司のデッキを返してほしい、という頼みを聞いて、今までよりもずっと丁寧にデッキを手に取って返却する拓也。


「お前は、絶対誰とも戦ったりすんなよ」



「戦いを無邪気にかっこいいものとして見る部外者」を投入することで改めてライダーバトルのヤバさを見せた今回。

最後の真司の「お前は、絶対誰とも戦ったりすんなよ」が全てよね。そのために真司は戦っているんだろうな、と。




【由良吾郎】

とはいえ今回の話は本筋とは全く関係ない。なんならぶっちゃけ、無くても良い話だと思う。


じゃあなんでこの話を入れたのかって、多分吾郎ちゃんの

「俺、先生が戦っているところ、初めて見ました」

という台詞を引き出すためだったんじゃないかと。



今まで勝手に、吾郎も優衣ちゃんと同じ感じで見守ったことあると思っていたから結構意外だったんだけども。


北岡と共に、一度は真司を欺いてまで戦ってきた吾郎。

それでも戦いを見るのは初めてで、ようやくどれだけのものを北岡が抱えているのか理解できて、だからこその涙なんだろうなと。


ほぼ間違いなく北岡の死が近づいている今、北岡の望みに、抱えているものの大きさにここで気づかせるのか、と。そろそろ心の準備をしなくてはな、という感じです。


というか吾郎ちゃんなら(というか彼だけは)北岡が懸けている望みに気づきそうよねぇ。




【神崎士郎】

珍しく普通に神崎邸にいた。

妹の優衣が自分のせいで兄が暴走していることに罪悪感を抱いているのもどこ吹く風(のように見える)。


士郎としては優衣にはこの件に関わらずじっとしておいてほしいらしい。

そして少し前からじんわり気になり始めていた、「願いを叶えるのが不可能になったらどうするのか問題」だが、答えは「死ぬしかない、それで良い」とのこと。

何も良くない。



この一言で兄に見切りをつけた優衣。

家じゅうの新聞を剥がし、奥の部屋の鏡は叩き割ろうとする。


「そんなに戦わせたいなら、私が戦うよ!私がライダーになる!!」



暴れまわる優衣を止めた士郎。鏡に映った彼の背中から、金色の羽が舞い散る。


彼の目的は、

「力を手に入れる。最後に残ったライダーと共に。俺はその力で、神にも悪魔にもなれるだろう。必要だったのはお前ではない。お前のミラーワールドを覗ける力だ。」


しかしここまで来ればもう優衣は用済み。優衣を消す宣言をする。


「そう、これで私も迷わずに言える。さよなら、お兄ちゃん。もう、兄妹なんて思わない!」



「……それでいい、優衣。お前は真実を知る必要はない。」


彼が取り出したのは、1つのカードデッキ。



その後。花鶏に突然やってきた令子さんによって衝撃の一言が。


📰「高見士郎よね。1年前、アメリカで亡くなった」



……整理させてくれ。

士郎は世間的には1年前にアメリカで死亡している。

1年前と言うとちょうど恵里さんが倒れた例の事件が起きた頃。

同じ研究室にいた学生は「姿を消した」旨の発言をしており、この辺は不透明。ミラーワールドに入ったということかと思っていたが、その後渡米していたのかしら。


考えられる可能性と言えば

🐦実験→渡米→死亡(魂?のみミラーワールドで生きている)という事実だけ集めてきた物

🐦実験→渡米→死亡(のふり)という、士郎が何らかの目的で死亡を偽装したという物

くらいだろうか。



それと、士郎→優衣の発言。

正直最後の台詞で、優衣が自分から離れるために嘘を吐いたというのは自白しているようなもんだからどこまで考えて良いものか不明なのですがとりあえず考察を。


🐦「願いがかなえられないライダーは死ぬしかない」

→おそらく正しい。後半の発言が本当なら、「願いを叶えること」がこのバトルの目的なので、願いを叶えられないライダーに用はない。嘘があるとすれば「死ぬしかない」ではなく「自分が手持ちのモンスターで殺しに行きます」。


🐦「力を手に入れる。最後に残ったライダーと共に。」

→おそらく正しい。自分+最後のライダーで戦う(そして自分が勝つ)ことで望みを叶えようとしている


🐦「必要だったのは優衣のミラーワールドを覗ける力」

→半分正しい。優衣にしか見えない世界を利用しようとした、すなわち妹を利用したのはおそらく事実。けど完全にそれだけではないと思う。とりあえず妹を遠ざけるための方便も入っているでしょう。

彼の発言からは「ミラーワールドは元からあったけど、見えたのは優衣だけ」に聞こえるけど、実際どうなのかは不明。私は優衣の想像の世界の具現化説をまだ推してる




【仮面ライダーオーディン】

作中ではまだ名前出ていませんが、もうOPでクレジットされているので良いでしょう。

13人目のライダー。担当声優は小山剛志さん。かっこいい。ちなみにエグゼイドではバガモンを担当していたそうです。嘘でしょう??



今回ラストに、乱闘を繰り広げる4人の前に登場。


彼と戦って勝つことが事実上の勝利条件となるらしい。

そういうのは早めに言いなさいよ運営。




【以下雑記】

🐉蓮。意外と子供の相手が上手い。ちゃんと目線合わせるし、良い感じにあしらえるし、扱いも心得ている感じ。実は年の離れた弟とかいても似合いそうだなと思った。

🐉そんな蓮ですが、今回は優衣を気遣ってあれこれ言ったり、拓也のために奮闘したり、彼なりに気を回している様子がちらほら。一方で平気そうな顔をしつつも一人になった時に恋人の無事を噛みしめて一人で泣いたりと人間くさい一面がちらり。彼、意外とスパダリなのかもしれない。


🐉一方の真司君は結構良いお兄ちゃんなのに全体的に精神年齢が蓮よりも拓也に近いんじゃないかというシーンが多くて笑った。

🐉なお、餃子によって吾郎の、シチューとフレンチトーストによって拓也の胃袋を掴んでおります。


🐉逃げ帰る拓也を「送ります!」と追いかけた吾郎ちゃん最高過ぎた。団扇振らせろ。




次回:噂のタイムベント

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