25話
- _ ぬぺ
- 2022年11月15日
- 読了時間: 7分
このゲーム運営が酷いのよ
【あらすじ】
突如としてゲームの中止を宣告されたライダーたち。
その裏では北岡と吾郎が、令子と浅倉が少しずつ動きを見せ……
もしかして浅倉ってゲームが一時中止してたの知らないままか?
【神崎優衣】
まずは前半に思ったよりさっくりと片づけられた彼女から。
前回神崎邸に向かったきり帰ってこない彼女。
それが原因か、士郎がゲームを中止した理由は優衣を回収すること。
ちなみにゲームを中止したからと言ってモンスターが消えるわけじゃないし、あまりにも停戦期間が長すぎるとみんな契約しているモンスターに食われるから気を付けてね☆あと、ゲーム再開の条件に関しては現在参戦しているライダーのうち2人にしか教えないよ☆
運営が!運営が!圧倒的に!!クソ!!!
というわけで優衣を探しに行った真司・蓮。
叔母さんに確認して神崎邸の存在を知る。ようやく「彼女が幼少期に暮らしていた家」と明言されました。
2人とも現場に直行。
明らかにガラス製品を塞ぐように張り巡らされた新聞、研究室と同じく鏡だらけの部屋を見て改めて神崎家がミラーワールドと関連があると確信する2人。
そして、新聞の中に紛れた絵を発見。
描かれたのは海の絵。裏には子供の字で「大洗海がん 神崎ゆい」。
この書ける漢字と書けない漢字の差はなんなんだ。この歳の子ってその辺の基準が不思議よね~
と思っていたらふと思い当たってしまったんだが、「ゆい」が平仮名なのって深く考えた方がいいやつ?実は「ゆい」≠「優衣」だったりしない?大丈夫??考えすぎだったら笑ってくださいほんと。
蓮の車で大洗海岸へ。優衣を発見。
発見しただけではライダーが復活するわけではない、という状況に疑問を抱きながらも、優衣の話を聞く。
自分にできることがあるのではないかと思いつつ、兄のせいで次々と人が死んでいくことに耐えられず、限界が近づいている優衣。
そこにモンスターが出現。2人を優衣から遠ざけている間に、士郎が登場。
ライダーバトルに関して問い詰める優衣でしたが、
●「優衣、俺がお前に嘘を吐いたことがあるか?お前を傷つけたことは?」
と返答せず。
優衣ちゃんも言い淀んでるけど、“今までやったことがない” ≠ “これからもやらない” だからな。
ちなみに大洗海岸は、両親と4人で来た最後の家族旅行の地。
●「優衣、お前にはこれからも楽しいことがいっぱいある。お前の人生を生きろ」
これだけ言い残して士郎は消える。
言い方的に、バトルが終わる=士郎死亡(もしくはそれに近い状態)なのは間違いなさそう。
結局どのタイミングでゲームが再開されたか不明なのでなんとも言えない部分ではあるけれど、おそらくミラーワールドのどこかでGMとして活動している彼が現世とコンタクトを取れるのはライダー(と、ライダー候補者)だけなんじゃないかしら。
(今までも多分、ライダーの前にしか姿を現していない)
とすると、今回の目的も
「ライダーの誰かを優衣の近くに連れて行き、その場で現世に戻って来て優衣と対話すること」が目的だったのでは。
(ライダーの前で現世に戻ってこれれば、近くの人とは普通に話せるっぽいのは今までもそうだったし)
蓮と真司を襲ったモンスターも士郎の手持ちモンスターだとしたら、2人をその場から遠ざけたうえで「無事」と明言できるのも納得。
問題としては士郎が大したこと話してないことかな。
大洗海岸について語りに来たんか??
【北岡秀一】
症状が悪化している男。今回は眩暈?に加えて倒れ込んで気絶。
そしてさらっと明かされた吾郎ちゃんの過去。
彼は「つまらない傷害事件」に巻き込まれた際に北岡に弁護を担当してもらったらしい。
しかし、彼の弁護に忙殺されていたため病院に行けなかった北岡の体内では病状が進行。自分のせいで治せたかもしれない病気が治らなかった、と責任を感じたことが北岡の手伝いを始めた理由、らしい。
今は自分の意志で北岡の傍にいるし、離れる気もないという吾郎。
じわっと北岡周りを畳み始めたね。浅倉の過去も今回で放出したっぽいし。
となると北岡はおそらくそろそろ病気で死亡(しっかり吾郎ちゃんが看取ります)、吾郎ちゃんはもう少し物語に関わってくるんじゃないかしらね。ここで彼の重ため感情出しといて活かさないとは考えづらい。
とかなんとか言ってますが、北岡本当に退場するのかな。
普通にロスりそうで怖い。決して(人として)好きなキャラではないのだが……。
【浅倉威】
弟を探す男。
令子の電話を盗み聞きして弟が存命していることを知る。
浅倉家の火事の際、威は弟の暁を庇って火傷を負ったものの、彼を助けることができなかった後悔を抱いていたそう。
●「当然だろ、たった1人の弟だ」
「俺は、変われるかもしれない」
📰「……人間よね、あなたも」
令子は北岡から得た情報をもとに暁と面会。
おそらく引き取ってくれた親戚の名字である「ミハラ」姓を名乗っている。
ちなみに勤務先は西原市役所。公務員なら身内の不祥事は特に嫌がるイメージ。名字が変わっていたのは不幸中の幸いなのかもしれない。
最初は兄には関わりたくない、と言っていた彼だが、威の発言を聞いて会ってみる気になったらしい。蓮・真司も加わって全員で威のもとへ。
ここで「暁……」と呟く威のカットを見て、今更ながら気づいたよね。
不自然なほど、火事の原因に誰も言及してないなって。
気づくの遅すぎたわ……悔しい。
威はノリノリで一行を待ち構えていた。
助けてくれた礼を述べる暁に対し、
●「俺がお前を助けた?馬鹿かお前は。」
火事の原因は自ら放火したことだと自白。ふわっとした言い方でしたが、動機は要約すると「弟にイライラしたから」。
その弟はモンスターに食わせて処分。令子も用済みなので気絶させる。(パンチがあまりにソフトで笑っちゃった)
●「信じられない……お前、お前のような人間がいるなんて」
●「だったらどうする?やるか?」
●「城戸。やつは人間じゃない。モンスターだ」
バトルの続きはミラーワールドの中で。
王蛇を叩き潰そうとするナイト、同じく参戦して来たゾルダ。真司はモンスターをさくっとやっつけた後王蛇戦に合流。
さらに乱入して来たのはライアが契約していたエビルダイバー。
それを見て王蛇がおもむろに取り出したのは3枚目の契約カード。
運営!!デッキのシャッフルは均等にしてくれ!!!
自分の契約モンスターのベノスネーカー、ガイのメタルゲラス、ライアのエビルダイバーをユナイトベントで合体。
ドラゴンの様な姿をしたジェノサイダーが誕生。
「死者のモンスターを使って自陣の戦力に」というスタイル、分かりやすく死者への冒涜で王蛇らしいなと思うし、単純にライダーが装甲をまとうだけがパワーアップじゃないぞ!という差別化も嫌いじゃない。
何より、シンプルにジェノサイダーが強くてかっこいいのである。
今回は対戦相手の3人が爆破に巻き込まれて幕。
爆破しながら翌週に持ち越すことに定評のある龍騎である。
【以下雑記】
🐉いやあ怒涛の情報量。もう折り返しだもんね、そうよね
🐉今回のサブタイは「合体する王蛇」。いやぁ酷い。ネタバレという点を考慮してもピックアップするのそこちゃうやろって感じだし(前回の続きなんだからせめて「王蛇の弟」とかで良いと思うんだが)、そもそも合体するのは王蛇のモンスターです。王蛇さんは横でそれを見てるだけなんで……。
🐉途中で士郎がモンスターを手駒に、って書いたところでモンスターボールを手に持った士郎くんが頭の中に浮かんできて一瞬手が止まったことを報告しておきます。ポケモン触ったことすらないのにね。
ゲームマスターの しろうが
勝負を しかけてきた!
🐉威(たけし)・暁(あきら)兄弟。決してメジャーな読み方じゃないわね、とちょっと辞書に頼りました
【威】 ①おごそか ②おそれる ③おどす ④害する ⑤いきほひ ⑥禮貌 名乗:タケ。ツヨ。
【暁】 ①あかつき ②あきらか ③さとい ④さとす ⑤つげる ⑥こころよい ⑦とく(解く) ⑧あまる 名乗:アキ。トシ。トキ。アキラ。サトル。
(大漢和辞典より抜粋。一部かっこ書きで補足)
もう名付けから悪意しか感じなくて震えている。前回も言及したけど、ほぼ威が生まれた時からずっと弟と格差付けられて生きてきたでしょ……。
🐉それにしても浅倉威を萩野さんが演じてくれて本当に良かった。純粋そうな顔なのにどこか裏のありそうな表情、笑みだけで「これまずいやつ」って思える演技力。すさまじいわ……。
次回:そんなわけで槍が降りそうな共闘だよ!
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