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22話

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2022年11月2日
  • 読了時間: 5分

1人が落ち着いたら1人が落ち着かなくなるのが群像劇のお決まり




【あらすじ】

王蛇と龍騎・ナイトの戦いは、時間切れによって収まった。

あれを収まったと言ってもいいかどうかは微妙なラインではあるが。



その頃、神崎邸では、手塚が士郎と会っていた。




【秋山蓮】

真司の言葉に心を動かされた男。

自分から、浅倉とは敵対すると宣言して真司の側に戻ってくる。


浅倉を警察に突き出すこともできるが、それだとただ警察側の被害が増えるだけなのは確実なので、真司と2人で浅倉を倒すことを最優先にすることで合意。

ここの話に「自分の望みが云々」とかが一切絡んでこないのが浅倉の凄いところである。褒めてないよ。


「借りが…できたかもな」

「え?何?」

「分かってないならいい。今の話は無しだ」



真司に軽口を叩く余裕、優衣を気遣う余裕も出来て、手塚も「憑き物が落ちた」と笑う。

蓮パートはこれでひと段落と言っていいのかしら。

やっぱり彼に悪役は一生無理だわ。




【手塚海之】

実質今回の主役。



まずは神崎邸の奥にて士郎と対面。鏡から出てきた士郎を問い詰め、逆に士郎に質問され。


「浅倉威をライダーに選んだのは、お前のためでもある」

やっぱりユウイチくんは浅倉と何かしらあるな、これ。


その後、士郎は1枚のカードを投げて寄越す。

カードの名は「サバイブ」。

「戦え。ライダーの宿命に逆らうな。戦わなければ、次に脱落するのはお前になる」


それだけ言い残して士郎はその場を去る。

残された手塚が拾い上げたのは、中身が綺麗に抜かれたスケッチブック。

優衣の見た光景の中にもスケッチブックを持った子(中身は動物の絵)があるし。


もう、「兄弟2人が描いた絵を具現化させた存在がミラーワールドのモンスター」はほぼ確定事項で良いのかな

何をどうやってあの可愛い子供のお絵描きが殺戮モンスターになったかという謎は残っているが…。まぁここは「優衣は襲っていない」一点で説明はつく気がする。



その後、花鶏にて。


まずは、屋敷の写真の不自然な点を挙げる。

窓ガラスに映っていた、手掛かりとなった地下鉄だが、神崎兄妹が住んでいたであろう頃には赤い車体は存在していない。つまり、この写真は比較的最近撮られたもの。故に、窓からこちらを見る2人の子は神崎兄妹ではない。


現時点で考えられる可能性としては

🐉写真に写っているのは地下鉄ではなく、ミラーワールドの中のモンスターだった。例えばドラグレッダーとか。ただし、そうなると「屋敷が見つかったのは実は偶然」と大変モヤモヤするオチになるうえ、カメラにミラーワールドの中が撮れるのか不明。

🐉何らかの理由で神崎兄妹に時空のねじれが生じている。(外見は大人の2人だが、実年齢はあの子供たちレベル)そうなると何も疑わずにいるおばさんの存在で説明がつかなくなるのでやはり分からない。もしくは過去の兄妹が何らかの形で具現化しているとか?

🐉マジで不法侵入している兄妹が近所にいる。これだったら私は多分PCを投げ捨てる。

こんな感じで、自分の中でもまだ納得する答えが出ていない。



その後、怪我した手を酷使しつつ、次に死ぬライダーを占おうとする。なんでそんな後ろ向きの占いしかしないの?


そして結果は、「自分」と出た。



それでもいつも通りに振る舞う手塚。真司になぜ平静でいられるのかと聞かれても逸らかしつつ、調査結果を伝える。


曰く、13年前に神崎邸では謎の爆発事故が起こっている。

この事故により両親は死亡、兄は重症を負ったにも関わらず、妹は無傷だったという。

タイミング的にも、場所的にも、そして「妹は無傷」という事実を含めても、あの家は神崎兄妹のものと言って間違いなさそうだ。

原因にもミラーワールドが一枚かんでるだろうね。


そして彼が戦いに参加する理由には、本来ライアとなるはずであった友人がいるという。



その後。

モンスターに急襲された手塚。なんとか変身して敵:ガルドサンダーと対峙。モチーフは鳳凰だそうです。かなり強いのでは。

そんなモンスターを前にして明らかに様子がおかしい手塚。

そしてサブリミナル広告のように挟み込まれる回想。

ユウイチくん、てっきり浅倉が引き起こした事件に巻き込まれたのだと思っていたが、決定打はガルドサンダー……?




【北岡秀一】

以前の士郎の忠告が気にかかっている男。


浅倉に命を狙われていたものの、彼が死亡したというニュースが。

もちろん、北岡自身は浅倉はまだ生きていると踏んでいる。


先生の命が危ないと察知した吾郎。

単身花鶏に行って浅倉の生存を確認した後、自ら浅倉のもとへ向かう。


しかし結果は敗北。

浅倉の人質となる。交換条件は北岡がライダーを全員呼び集めること。



そんな報せを受けた北岡。

自分は弱くならないために、「自分のためにしか戦わない」と宣言。すなわち、吾郎ちゃんを見捨てる、と。


とはいえ問い詰める蓮にキレてるし、彼も吾郎ちゃんを見捨てたくないのが見え見えである。人間くさくていいなぁ。


腹いせのように蓮に戦いを申し込む北岡。ミラーワールドの別の場所では、タイマンが開幕しようとしていた




【以下雑記】

🐉謎に謎が重なる今回。そろそろ折り返しだし、ある程度伏線は回収しないとだもんね……


🐉浜辺のシーン。語らう真司と蓮の後ろにガッツリ映りこんでいるあの人たちが誰なのか地味に気になっている。


🐉愉快な職場:オレジャーナル。クレーマーに「自分の記事が間違っていたら坊主になる」と宣言し、奈々子に「その年で剃ったら禿げる」と言われて鏡を手にする編集長。鏡を2個駆使した結果、禿げを発見したらしいです。その顔やめて。カメラも毛根に寄るんじゃない。

🐉浅倉への取材を続けるという令子を本気で心配する真司。思わずお前は本当に真司かと掴みかかる奈々子。奈々子さん、「いつも一緒にサボっている若いのがいなくなるのやだ~」オーラ出してますが、多分かなり働いてますよ。


🐉今回のメガホンは石田監督。暴れられる余地が少なかったからか、コメディは控えめ。一方、鏡だらけの部屋での士郎と手塚の会話とか、独特の演出が光って大変楽しかったです。




次回:主人公より先に覚醒する系2号ライダー

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