17話
- _ ぬぺ
- 2022年10月17日
- 読了時間: 4分
未来をどうするのか
【あらすじ】
ギリギリまでガイを追い詰めた蓮……だが、結局トドメを刺すのに躊躇ってしまう。
結局ガイは反撃、そのまま蓮は重傷を負ってしまう。
なんとか連れ帰ろうとする手塚・真司に丁寧についていった芝浦。
●「ま、一人リタイアってことで。」
【秋山蓮】
散々手塚に言われていた、「自分は自分で思っているほど非情な人間ではない」を突きつけられた蓮。
負けたことそのものよりもそこに堪えている様子。
食事も食べずにベッドで横になっている。
手塚に言わせれば、彼の状態は「やつのコインは両方とも裏」。
倒れた恵里を救うためには戦わなくてはならないが、それは自分を追い詰めることになるのは明白。
しかしリタイアすれば彼女を見捨てることになる。
どちらを選んでも破滅。
今のところは最終的には死ぬとのこと。
恵里の病室に出向いても入室する資格は無いと思ったのか結局顔を見ずに帰宅。
さらにミラーワールドに入ることすら躊躇してしまう。
挙句の果てに、恵里が「もういい」と言ってくれるイメージを作って現実逃避をしようとする。
蓮は気づいていないのかもしれないし、気づいたところで知らないふりをすると思うんだけど、少し前の真司にそっくりなんだよね。今の蓮。
【手塚海之】
占い師。
バトルに参加してやりたいことは、なんだか逸らかされている気がしなくもない。
とりあえず、全員の運命を変えたいと考えているらしい。
が、失敗したら全員死ぬ、とどこか達観した感じがある。当然ながら真司はそこが気に食わない。
一応、今回は手塚が観た「その場で蓮死亡」ルートは回避できたっぽいのだが。
今回も真司と共に戦闘にでかける。
奇天烈な動きをする敵に対しては「占いはできない」と言いつつも協力して戦うが、敵には逃げられてしまう。
●「悪いけどさ、やっぱ俺、あんたの占いは信じない。当然だけど、蓮のやつの運命もね」
●「それはお前の自由だ」
●「……信じたら、終わりじゃないか」
地味だけどこのやり取り結構好きかも。
「未来視を信じないからこそ全力を出す真司」「未来視を信じているからこそどうにかできないかもがく手塚」
態度は正反対だけど見据えているものは同じで、だからこそ少しづつ軋轢が生まれている感じなのがハラハラする。
個人的には手塚はまだ何か腹に一物抱えてそうだと思っているんだけどどうなのかしらね
【芝浦淳】
手塚にトラブルありと占われた芝浦。
その言葉通り、例のゲームの件で容疑がかかったらしく、警察に連れていかれてしばらく拘留と相成りました。
とはいえ生意気な彼にはノーダメージ。
というか芝浦に関してはキャスティングが大正解なのよ。
演じる一條さんがちょっと童顔なのもあると思うけど、他人を小馬鹿にした、全てを舐めくさった表情がうますぎる。見てて心の底からイライラしてくるんだわ……。
そんな彼。実は芝浦商事なる会社の御曹司。その伝手を辿って弁護士を呼ぶことにした。
弁護士といえばもうこいつしかいない。
久しぶりに登場、北岡弁護士。
今やりかけの仕事を片付けたら行く、という北岡が向かった先は関東拘置所。
その奥も奥、厳重に守られたそこで、格子窓に無言で額を打ち付ける男が一人。
●「……イライラするんだよ」
【以下雑記】
🐉おばさん。登場は今回まで。アマゾンに向かっていきました。パワフルだ……。
🐉再び兄の研究室同期の仲村に連絡をとった優衣。関わりたくないと一旦は断られたものの、彼女の想いに心を動かされた仲村。もう関わらないでほしいと言いながら、自分が持っていた資料は全部渡してくれました。
彼女が見つけたのは、恵里の連絡先。
🐉ちなみに仲村氏、名前が出てくるのはこれが初めてのはず。前回登場時はアルバムの名前から消去法で彼かな…?というくらいだったので。
🐉倒れた蓮に出された夕食。
サラダ・カラフルなご飯(ピラフ?)・味の濃そうな炒め物(ヤンニョムポークに見た目は似ている気がする)
美味しそうなんだが明らかに1人じゃ歩けない怪我人に出すものではない。
🐉泊っていった手塚。ベッドは真司のものを譲り、真司は隣で雑魚寝。気まずい~~~!!!
🐉占いを受けた女性。「立ち止まるな」という結果に対し、実際は逃げている途中で歩みを止めてしまったために危うく食われるところだった、という演出。なるほど。
次回:暴れる蛇🐍
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