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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

13話

5人目🔮




【あらすじ】

記憶を取り戻したことで改めて現実と向き合い、心ここにあらずの蓮。

花鶏を飛び出して向かった先で、とある男に出逢う。


一方、真司は令子と共に、怪奇現象をまとめたサイトに掲載されていた「人が消えるエレベーター」の謎を解き明かしに行く。




【手塚海之】

本編では名前は未登場ですが、クレジットにしっかり名前があったのでもう書いても良いかな。

読みは「てづか・みゆき」。読めない。

若い男の人。良くも悪くも平凡な人、という印象。悪目立ちはしないけど、すごく目を引くわけでもない。


町の広場でコイントスを使った占いを行っている男。

コインを数枚投げて未来を占ってくれるらしい。ただ、そのあとの蓮への扱いを合わせて考えると、多分コインはパフォーマンス、メインは顎のライン?を見る方なんじゃないだろうか。

お代とかどうなってるんだろう。少なくともお手製の看板に値段は見えなかったけど。

町の女性を占い、半年~1年の間に破滅が訪れると断定。結構細かい。

流石にちょっと嫌そうな女性に対し、


「俺の占いは当たる」


と断言。足早に立ち去る女性の背中に向かって、


「だが運命は変わらない訳じゃない。寧ろ変えるべきものだ。今しょいこんでいるものに、決着をつけるのはあんただ」


と笑顔でアドバイス。

要は「今抱えているものを解決することが運命を変える糸口だから頑張れ」ということで。

占い結果の伝え方がやや率直すぎるけど、すごく誠実な人なのかもしれない。



女性が去った後、さくっと店(と言えるほどの規模ではないが)を畳んで蓮のもとへ。

カフェイン抜きのコーヒーを注文した後、嫌がる蓮の態度を黙殺しながら話しかける。


少し前に自分を占ったところ、重要な人間に会う、と出た。それが蓮ではないか。

ひっそりと見せたのはカードデッキ。



2人はその場から移動。スタジアムにて、手塚は語る。


「俺はライダーの運命を変えようと思っている」


13人のライダーの運命は、「神崎士郎に殺される」一択。自分も例外ではない。

ただ、強固な運命ほどひっくり返したくなる性分の手塚からすれば、これもひっくり返したくなる運命。


「俺がもし、ライダー同士の戦いを止めると言ったら?」

「そういうやつは1人知ってる。1人でたくさんだ」


というわけで、交渉は破綻。暴力で解決するフェーズに移行。

手塚と蓮、北岡と真司。出会う組み合わせが違ったらもう少し良かったのかもしれない。



《仮面ライダーライア》

手塚が変身するライダー。

紅色のボディが綺麗。この色結構好きなんだけどあんまり出ないよな…。

モチーフはエイ。契約しているモンスターはエビルダイバー

使用武器はエイの尾をモチーフにした鞭のエビルウィップ。高等部の髪の毛みたいなやつと形がおそろいなのなんか良いな。

エイのヒーローというなかなか無い設定なのに、よくこんなにまとまりのある形に昇華したなと思う。かっこいい。


コピーベントで敵の武器を複製して自分も使用できる。

ファイナルベントはエビルウィップに波乗りの要領で乗ったもの🏄


実力はかなりある様子。今回は蓮をかなりギリギリのところまで追いつめています。




【城戸真司】

こちらは令子さんと一緒に取材中。

人が消える事件を探る令子が発見した怪奇現象サイトに載っていた、「40階直通エレベーターに乗っていた人が消える」事件を探るため、2人でビルを訪れる。



2人で分担して2台のエレベーターに乗った令子と真司。


令子は慌てて乗り込んできた北岡とバッティング。

行方不明事件と並行して北岡のことも調査していた令子さん、最上階のレストランを北岡が密会に使うのは把握済み。

確かに最近、「行方不明事件の真相を探るには常識の外から考えなくては」と言っていたとはいえ、彼女がノリノリで怪奇現象サイトに振り回されるかね、と思っていたのですがそういうことか。

北岡関連の取材も兼ねるつもりだったでしょ、お姉さん。



一方真司は、乗り込んだものがまさかの下行き。分かる。真司はそういうの気づかない。

(令子さんが気づかなかったのはちょっと意外)

乗り込んできたのは吾郎


気まずくなった真司くん、口笛を吹き始めます。曲名は「花」。ちなみに今回の放送日は4月28日。ちなみに2002年、東京の桜が満開になったのは3月21日。完全に季節遅れである。

それを聞いた口笛カッスカスの吾郎ちゃん、素直に感心したうえ、自分でも練習を開始。

き、気まずい~~~!!!


そこに真司のもとに一本の電話が。

(それでも口笛をやめない吾郎ちゃん)

かけてきたのは優衣。あまりにも蓮が帰ってこないことが心配になり、もしかしたらゾルダと交戦しに行ったのではないかと相談して来た。

が、運の悪いことに現在エレベーターの中。電波が悪くて途切れる会話。


「蓮から聞いてると思ってたけど、あのね、ゾルダの正体は、あの弁護士の──」


真司が思い当たる相手は1人。

「あの弁護士」に関連する人物で、腕っぷしの強い男。

そう、目の前にいる吾郎ちゃんである。


吾郎=ゾルダのミスリード、ミスリードにしては種明かし早くない?と思ったんだが、まさかの数話持ち越して真司へのミスリードとして機能するとは。恐れ入りました。



ということで、真司くん、吾郎ちゃんを拉致。

地下駐車場に連れ込んでこんこんとお説教。もちろん吾郎ちゃんは完全に冤罪なので何も反応なし。とりあえず「卑怯」と言われたことに関してはしっかり言い返します。

丁度拉致の現場を見ていた北岡はこのやり取りを盗み聞き。真司が「ゾルダ=吾郎」と勘違いしているのを確認したところで吾郎を回収。

同時に、蓮と真司は自分が思っていたよりも仲がいいわけではないことも理解した様子。


「『人を守る』だってさ。意味分かってんのかね。ああいうのが一番つまらない人間だよ」



丁度そこにミラーモンスターが現れたため、北岡・真司両名が出動。

北岡はモンスターそっちのけで真司を攻撃。

真司は自分の説得が分かってもらえなかったことに動揺しつつ、自分の身を守るために攻撃。

攻撃はクリティカルヒットし、ゾルダは消滅。

こちらから見れば、真司の攻撃より先に北岡が自分の武器を変なところに打ち込んで爆発→やられた演技、ってしているのが普通に見えてるんですけども。


自分が他人を手にかけてしまった、と呆然とする真司で幕。




【以下雑記】

🐉真司。今回料理が上手いことが判明。しかし掃除は下手くそらしい。勝手なイメージだが、真司は料理や油汚れを取る系の掃除は得意だけど、片付けは苦手そう。多分油汚れ取る系の掃除は自分からはやらないけど実際にやらせたらピッカピカにしてくれるタイプだと思う。

🐉あと多分だけど蓮は真司の真逆で、料理も掃除も苦手だけど整理整頓は上手いし物はめったに失くさない


🐉多分まだ作中で年齢が明言されていない優衣。今回の夕食のシーンで事実上未成年というところまでは絞れたな。

🐉そしてこの頃はまだヒーローが飲酒するシーンはアリだったんだな。ギリ口付けなかったから大丈夫とかそんな感じかな。


🐉今回の吾郎ちゃん。何度か会っただけの相手をフルネームで覚えており、かつそれ以外の人との関係も覚えている。それこそ、「城戸真司と仲よくしているナントカ山」というヒントだけで答えが出るレベルで。

🐉そんな吾郎ちゃん、実際にゾルダのことはどれだけ知ってるのか分からんのよな…。彼のことだから、全部把握した上でシラを切ったりしてそう。


🐉今回のメガホンは田崎監督。結構独特なカットが多かったから誰だろうと思って見てびっくり。最近の作品で独特だな~と思ったことはあんまり無かったので…。


🐉どこまで計算したものかは分からないが、真司の中の人の身長が小柄なのめっちゃいいな…。彼が他の人に食って掛かるシーンは結構あるけど、下から頑張って見上げている感じが生意気度というか、面倒臭さが増してて真司らしい。例えは適切じゃない気もするけど、大型犬に吠えてる小型犬みたいな……。

🐉と思ってちょっとここまでのキャストの身長ググってみたんですが。(情報は撮影当時から20年経ってますが…)

真司(須賀貴匡さん):174㎝

蓮(松田悟志さん):181㎝

吾郎(弓削智久さん):186㎝

北岡(涼平さん):188㎝

……これ周りがデカすぎるだけでは??




次回:生きるために敵の命を取れるのか

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