9話 京都より
- _ ぬぺ
- 2022年12月7日
- 読了時間: 4分
これがマキマさんの本気……!
まずはデンジたち。
前回、姫野先輩が文字通り命を懸けて召喚した悪魔は、敵の蛇によって瞬殺。
しかも相手の代償は爪1枚っていうんだから実力の差がすさまじい。とはいえ爪丸ごとずるむけるの痛々しいな…。今回血みどろシーン多かったけど、一番身近に想像できるだけに一番痛そうに見えた。
サムライソードたちの狙いはチェンソーマン=デンジの心臓。
さらに邪魔なデビルハンターも特異課を中心に銃撃を敢行。邪魔な人たちは徹底的に排除する構えって感じ。
全員が銃を持っているし、見た感じ割と自発的に殺戮に参加している印象。創作物に出てくるこの手の集団にしては団体としての統率もとれてるし。銃の悪魔を筆頭に集まった集団ってとこなんだろうけど、ここまでしっかり動き出してもどこに向かいたい集団なのか分からないのが何気に一番怖いかもしれない。
全国各地に散らばった銃の集団は特異課を強襲。ノーガードだったデビルハンターを次々に銃殺。
サムライソードと対峙したデンジは(ゴーストによって)チェンソーの悪魔に変身。
が、彼がとった人質もろとも胴体からスッパリいかれました。
そもそも主人公が人質とって敵脅しているのもなかなかの絵面なんだが、それを遥かに上回る衝撃の、上下二分される主人公の図。
まだ9話ぞ???
そして心臓が欲しいって本当に臓器さえ手に入ればいいんだね。まあ心臓は実質悪魔なので本体がどうなってもいいのかな。
あとここまで書いてて今更気づいたんだけど、敵さんたち
「デンジ=チェンソーマンという、心臓に秘密のある男がいる」ことを正確に把握しているのね。
ここまで彼が目覚ましい活躍をしたわけでもないのにここまで情報が洩れているとなると、公安、とくにマキマさん周りの誰かから情報流れてるのはほぼ確実だな。
さて、デンジくんが死にかけているころ。
東京から京都へ向かう新幹線の中で頭を打ち抜かれたマキマさん。
ケロっとしておりました。ああ、もうこれは人じゃないわね。彼女自身が魔人ならデンジくんやパワーちゃんの扱いに慣れているうえに仲間に迎え入れるのに抵抗が無いのも理解できる。
無事復活したマキマさんは逆に襲ってきた集団を返り討ち。
残った遺体には腹部にどでかい穴が開いていました。彼女いくつ技持ってるの…?
京都に到着し、迎えに来た公安の天童ミチコ・黒瀬ユウタロウと合流。
柔らかい関西弁のお二人。調べたら中の人はそれぞれ京都・大阪出身らしい。上田さんは方言監修したことすらあるらしく、そりゃナチュラルなわけだと納得。
状況をざっと説明したマキマさんは終身刑以上の重さの罪の犯罪者を、最も高いところにある神社に集めるように指示。
官房長官直属なので天童・黒瀬両名すら見せてもらえない悪魔を召喚して反撃を開始。
流れを見ると、ある程度の神性がある場で生贄を捧げれば、たとえかなりの距離があっても相手の名前さえ分かれば捻り潰すことができるというのが彼女の能力らしい。
格もレベルもえぐさも違う。彼女が出世した理由が分かる気がする。
というか、「マキマの悪魔を見せられないから」という理由での目隠しでしたが、こちらが見る限り悪魔の姿は無し。ゴーストみたいな見えないやつがいる可能性はゼロじゃないけど、やっぱりマキマさん悪魔でしょ。
新幹線でも「自分だけ助かった」って嘘ついてたし。
東京へととんぼ返りしたマキマと、ついてきた京都組。
彼らを待っていた円さん曰く、公安特異課は事実上壊滅。彼女が指揮を執っていた4課が中心となって組織を大幅改変することとなる。
上層部もきな臭い面が見えてきたらしく、円はやめるか殺されるかの二択だと判断して辞表を提出。去る者は追わずなマキマさんが解釈一致。
そのやり取りを聞いて「自分たちはこの後すぐ京都に帰るんで」とあらかじめ釘をさす2人が可愛い。
その頃。
逃走しようとするサムライソードたちのもとに駆け付けたのはコベニだった。
狙撃されたものの、身を挺して守ってくれた荒井さんのおかげで一命をとりとめた彼女。
本人曰く「ハイになっている」状態に入るより先に冷静に戦闘。ようやく彼女のアクションが見れました。
おどおどしたキャラの割に沈着冷静。動けるし一切無駄な動きはしない。ああこれは姫野先輩が認める子だわ、と思った。
彼女の働きでデンジくんの上半身は回収。流石に即復活フラグでしょうこれは…。呪術しかり、最近のジャンプ作品は主人公を一旦殺すのが流行っているのかね。
Comments