top of page
検索
  • 執筆者の写真_ ぬぺ

9/25 夜公演

エンタメとは何か




【Aキャスト 一橋ソウタロウ(ヒトツバシ・ソウタロウ)】

演じるのは神谷浩史さん。


黒ズボンに白いシャツ、赤いカーディガンのプロデューサー巻き。茶色い眼鏡がお似合いでした。


昭和の雰囲気漂うテレビマン。

居なくなった向山に振り回されつつ、今のテレビ業界を憂いたり、生放送成功に向けて奔走したりと大忙しでした。


昼公演を経て、アドリブワードの引きに躊躇が無くなってきた印象。

個人的にもバンバン引いてくださるし、使い方も上手くなっているしで大変楽しかったです。

あと、他人のワードが滑った時や、訳が分からなかったときに「一旦黙れ」の意味で紙そのものをぶんどってポイするお芝居、結構好きだったかも。


序盤はテレビマンとしてのお芝居中心。

尊敬する上司である鈴木さとし(演:鈴村健一さん)とのバチバチのバトルはなかなか見ていてハラハラしました。中の人の気の置けない関係が上手く出ていたのでは。


後半のシリアスパート突入からはまあ暴れる暴れる。

カテコで小野さんも言っていた通り、言葉の圧や動じなさがすごい。絶対に相手に流されねぇぞという強い意思(と狂気)を感じた。

最後のオチは必見です。


余談ですが、中盤は可愛い系ボイスでにゃんにゃん言ってる神谷さんが見れます。

神谷さんファンの皆さん息してます???




【Bキャスト セイイマコト】

演じるのは小野賢章さん。


七三分けの髪に、ほうれい線+きりっとした眉のメイク。

服装はグレーのスーツですが、膝小僧は擦り切れ、右肩は外れかかっているボロ仕様。


「謝罪代行人」なる仕事をしている。文字通り、依頼を受けて他人の代わりに謝罪して回る仕事らしい。

小道具として持ち込んだ手帳に、「今日の午前にこなしてきた仕事」が列挙されていたらしく、マメだなぁと思ったり。


昼公演に引き続き、神谷さんに良い感じに雑に扱われ振り回されておりました。

が、後半の手に汗握る展開の牽引は小野さんが全面的に担当。衣装チェンジがマジでかっこよかったので見てほしい。

ハラハラ手に汗握る展開、最高でした。





【Cキャスト 高橋健介】

ご本人役で登場。


ゆるっとしたズボンとシャツというスタイル。

改めてスタイル抜群だし顔も良いな。昼の部はパンイチの威力で霞んでたからな。服って大事だな。

Cキャスト、ほとんどが「偶然テレビ局に居合わせた人」という設定だったので、正直本人役はもう少しいると思っていた。まさか大千秋楽まで待つとは思ってなかった。


失礼ながらご本人の素がどんな感じかほとんど存じ上げないのですが、少なくとも舞台上での役はテンション高めの好青年。

軽いノリでカレンダー(残り3か月)をプロデューサーに渡したり、自分のパーカーが置いてあることに喜んだり(後で調べてガチの彼のグッズと知って笑った、ほんとに誰のだよあれ)。

とは言え舞台を、エンタメを思う気持ちは本物だし、その辺の熱意と設定が神谷さん演じる一橋とうまいこと噛み合っていい効果が生まれていました。


劇中では、前日に神谷さん・小野さん両名にコンビニでお菓子を買ってもらったとニコニコで報告していたり、少し前に全裸になったことを謝罪したいとセイイさんに申し出たり、ノリでため口を使ってしまった神谷さんに謝ったり。

カテコでも「大げさなことを言ってしまって不快にさせたかも」と謝ったり。

全体的にすごく真面目で誠実な方なんだなと思いました。

そんな方から出力されるのがどうしてパンイチセグウェイ乗り回し青年になるのか、誰か教えてほしい。





「エンタメとは何か」をテーマにした公演。

テーマからして最終公演に相応しいものでした。

手に汗握る展開も、瞬発的に生まれた台詞だからこそ妙な説得力やパンチ力を持つものが多く、すごく感情移入してしまった。

鈴村さんや砂川さんも巻き込んでくださったのも最高でした。

よい大千秋楽でした!お疲れさまでした!!

閲覧数:266回0件のコメント

関連記事

すべて表示

9/25 昼公演

キャラの渋滞 【Aキャスト 愛島ユキオ】 演じるのは小野賢章さん。 何の変哲もない、黒のズボンとシャツ&ニット生地っぽいベストという出で立ち。ただし後半になってからのとあるシーンの後、「よく考えてるな!」とうならされました。 髪の毛がふわふわしてました。 そして目の下にはえげつない隈が。 割と早めの設定開示でした。 あれ、もう?!と流石にびっくり。 予定ではこの後何かしらの展開をする予定だったので

9/24 夜公演

二転三転しながらも噛み合い続ける奇跡 【Aキャスト 飯場(イイバ)】 演じるのは浅沼晋太郎さん。 上から下まで黒尽くめのスーツ。髪型は無造作なオールバックで、青系のカラコンを入れておられました。お洒落……。 今年初めての、ディレクター・プロデューサーではない役回り。 すなわち今年初の、3人とも部外者という設定でスタート。 昼公演以上の浅沼劇場でございました。 前半は子どもと犬という異例の組み合わせ

  • Twitter
  • Instagram

©2021 by Nupe

bottom of page