6話 はばたけ!ダンシングスター!
- _ ぬぺ
- 2023年3月3日
- 読了時間: 7分
運も実力のうち
【あらすじ】
今回キュウレンジャーが解放しようとしたのはダイカーン:デンビル。
規律を重んじるダイカーンであり、支配下に置いている人々を自分が作った規律に縛り付けて支配するというやつである。
出撃を前に、ハミィから提案が出る。
●「ねぇ、リーダー決めない?」「9人揃ったんだし、誰かリーダーが必要でしょ?」
●「タマげたアイディア閃いた!今度の出撃で一番活躍した人がリーダーというのは?」
ということで、救世主のリーダーの座をかけて、キュウレンジャー出動である。
●●●●●
【ペガさん】
ペガサスキュータマに宿るペガサス。
司令が大量に持って帰って来てくれたキュータマのうちのひとつであり、今回オリオン号から転送されて初使用。
キュータマを使用すると胸を覆うアーマーのようになって出現。前面に頭、背面に翼がついた馬である。なかなかのインパクト。彼自身の意志で装着者を引きずるように動くことが可能。そして関西弁で喋り倒す陽気なおっちゃん。お声は東映ではお馴染みてらそままさきさん。泣けるでぇ!
彼が回収されたのはペガサス座系の惑星。
わざわざ指令が準備して来た紙芝居によると、マグマや氷河をかいくぐった先でペガさんと出会ったという。
ペガさんはショウ司令の打倒ジャークマターという意志を買って協力。共に巨大怪獣を打ち倒したのであった。
うーん嘘くさい。というか司令が喋ると全部嘘に聞こえる。これが司令マジック。
でもまあ、司令が頑張ってペガさんのところまでたどり着いたこととか、司令とペガさんが協力関係にあることから考えて100嘘じゃなさそう。でもほぼ間違いなくその紙芝居は盛ってる。
現時点でリーダー候補はラッキー。
それを聞いたガルとハミィは互いにコイツが邪魔さえしなければと激おこ状態。
あまりにもまとまらないキュウレンジャー。間違いなくこのチームワークの悪さが今回の敗因。
●「チームの連携のためには、ダンスの特訓が一番だ!」
ぱーどぅん????
というわけで、オリオン号の一室にあるトレーニングルームでダンス特訓開始。
●「ダンスの特訓をするので、すぐに戻ってきてください。」
●「断る。興味がない。」
デスヨネー
せめて前後を説明してあげてほしい。前後の流れが分かっているこちらでもぱーどぅん状態なのに、前後の流れも知らない人が分かるわけがない。
スティンガーさんには通信を斬った後一人で「ダンスの特訓…?なぜ……?」って宇宙背負っててほしい。
司令主導で始まったダンスの特訓。ダンスを通して心をひとつにしようというわけです。
踊るのはED「キュータマダンシング!」のアレンジバージョン。全体的に振り付けが増えています。こっちも可愛い。
が、全くうまくいかない。
ラッキーはペガさんに物理的に振り回され、
ガルはまわりを見ながら踊っているし、
バランスは「立ち位置?なにそれ美味しいの?」状態、
チャンプは振りがワンテンポ遅れていて、
ナーガは「振り付け?なにそれ美味しいの?」状態でもはや中の人、
ラプターは完全に自分がアイドルだという妄想の中、
ハミィ・スパーダは踊れているもののフリーダムBN団に振り回されている状態。
個性の塊!最高!!
●「もう私やめた!こんなことしても勝てると思えない!」
●「俺も抜けるガル!時間の無駄ガル。……踊れないからじゃないガルよ」
チームワークにはまだまだ遠い。
【ハミィ】
本編開始前からキュウレンジャーに加入している戦士。
カメレオン座系出身でシノビの家系の女の子。初期メンバーの中では最年少です。
今回彼女が初っ端からリーダーの提案をしてきた理由は、
●「ラッキーよ。なんなのあいつ、突然現れて、我が物顔で振る舞って、結局運がいいだけじゃない!」
要はラッキーのことを仲間として認められていないのである。
小さい頃から立派な忍になるために必死で修業していて、キュウレンジャーになってからも鍛錬を重ねる彼女からすれば、全てを幸運で乗り越えていくラッキーのことが許せなかった。
ガルからそんなことはないと言われるけれど納得できない。
軽い今時ギャルな言動でかすみがちですが、ハミィちゃんは根はものすごく真面目な頑張り屋さん。他の仲間に比べて小柄だし男性ばかりだしでどうしようもないハンデがある分、そのハンデを実力で埋めに行くタイプ。相当な覚悟だと思うよ。
●「ラッキーのことを勘違いしているようだね。」
現れた司令がハミィとガルを連れて行った先は、トレーニングルーム。
練習を解散してからもうだいぶ経ったというのに、ラッキーは一人でまだ特訓を続けていた。
●「ラッキーは確かに宇宙一の運を持ってる。だけどそれだけじゃない。」
「あのポジティブシンキングこそが、ラッキーの幸運を呼び込んでいる。」
「君たちはダンス練習を無駄だと言った。無駄かもしれない。だがそれが突破口になるかもしれない。君たちはその可能性を捨ててしまおうとしたんだ」
ラッキーが幸運なのはただ神様が味方してくれているからではない。
何事も良い方向に捉えて、どんなことにでもくらいついて、自ら「幸運が訪れるチャンス」を増やしているだけのこと。「だけ」とはいえそのためにかかる努力と精神力が半端ではないのですが。
上手くいくことばかりじゃないと決めつけたら なんとかなった選択肢減ってくばかり
「LUCKYSTAR」
引用元:歌ネット(2023年3月3日閲覧)
この辺の詳しい話は某回でやりたいのでこの辺で畳みますね。
ようやくラッキーのことを理解したハミィとガル。自分からラッキーのダンス特訓に加わる。
その騒ぎを聞きつけて他の仲間たちも合流。
みんなのパジャマだ~~~~!!!!!
バランスは枕片手にダンス。
チャンプは右肩にジャケットの代わりにタオルケットをセット。
ナーガは白いシンプルなパジャマ。いつもと違い支給品のジャケットの前が空いているのは慌てて羽織ってきたのかしら。
ラプターは白いネグリジェ。可愛い。
スパーダは普段の格好とそんなに変わりませんがナイトキャップを装着。
全員揃っても綺麗に踊り切る8人。
これには司令もにっこり🙆♂️
満を持して出撃。
一度勝ったからといって完全に上からな物言いのデンビルに対しても自信満々に立ち向かう5人。
ちなみにペガサスの名乗りは「ダンシングスター」でございます。
ダンスを活かした……というかダンスそのままの統率のとれた動きでインダベーたちを討伐。
残ったデンビルもペガサス・オールインパクトで討伐。
巨大戦もキュウレンオーペガサスブレイクで討伐に成功したのだった。
ペガさんは活躍したので一旦休憩ということで再びキュータマの中へ。
🐎「こいつらなら大丈夫。きっと宇宙を救ってくれるやろ。」
「惚れたでラッキー。またいつか、時が来たらな」
●「ラッキー。リーダー、これからよろしくね。」
●「ああ、やっぱいいや。リーダーパス。」
「キュウレンジャーにリーダーはいらねえよ。みんな一人一人がスターなんだからな」
みんなが輝くからこその救世主なのである。
またもしょうもないことで喧嘩になりかけるガルとハミィですが、これは喧嘩というよりじゃれ合い。仲良しで何より、めでたしめでたしです。
【スティンガー】
単独行動中。今回遂にジャケット姿を本編でお披露目。服が茶色と黒で統一されているのでオレンジとの相性が良い。
地上で彼が声をかけられたのは、「キュウレンジャーを探している」という奇妙な2人組。
咄嗟に嘘をついて2人を人気のないところまで連れて行くスティンガー。優しいねぇ。
2人の紹介は次回に回そうかな。
どちらもなかなか印象的な奴らです。
【以下雑記】
レッツダンシング!!
本当に適当なこと言わせたら右に出るものはいない男:ショウ・ロンポーである。
なにか言うたびにナーガからは「絶対に嘘だ(超絶カメラ目線)」されてるし、ラプターも後ろで全面同意しているし。
ただオンオフの切り替えができない人じゃない。今回のハミィちゃんたちを諭すシーンではきちんと真面目に話せるし、その時はちゃんと「ああこの人は今真面目なんだな」って感じなのが伝わってくる。
でもダンス特訓のためにハチマキとサングラスはする。この時の真面目な声に一瞬某最強の兵長が脳裏をかすめました。そうなんですよ神谷さんの声ってかっこいいんですよ。
この辺からじわじわとワチャワチャが増えていくオリオン号ブリッジ。最初はベテランのスーアクさん+声優さんたちが、後半からは素面組もどんどん端っこでワチャワチャしていくのタマらんです。
今回登場したビリヤード方式のキュータマ転送。
なんでそんなまどろっこしい方法をとるのかは分かりません。多分司令の趣味です。
なんでビリヤードが採用されたんだろうと思ってふと調べてみたのですが、ビリヤードのゲーム方式のひとつに「ナインボール」というのが存在するみたいですね。9番ボールをポケットすれば勝ちというルール。
今回司令の紙芝居を担当したのは今作のキャラデザ担当の久正人さん。
アメコミチックなかっこいい絵を描かれるお方です。放映当時からキュウレン愛をもりもり呟いてくださっていたイメージ。嬉しいなぁ。
次回:お誕生日おめでとう!!
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