5話 消えた線路の向こうがわ
- _ ぬぺ
- 2021年12月5日
- 読了時間: 4分
食べ物の恨みは怖い。
【停車駅 大盛駅】
「腹ペコ駅」と名を変えてバケツシャドーの支配下に置かれた町。
今回のシャドーの能力は「食べ物を没収する」。怪人の能力としてはかなり地味な部類。手下が足で集めてそれをバクバク食うだけってアリなのか。ゼンカイジャーを見ろ、牛乳で世界が消えかけたんだぞ(?)。でもその結果を見ると怪人でもトップクラスにタチの悪いタイプ。
しかもトッキュウジャーが駅弁を振る舞っていたということは怪人あるあるの「何ごともなかったかのようにもとに戻る」というパターンでも無かったみたいですからね
「腹が減っては戦は出来ぬ」とはよく言ったもの。
今回は元から腹ペコだったライトや空腹で精神的に余裕のない人々との交流を通して食事の大切さやできないことがあっても打開する力みたいなのをテーマにしていた印象。
【ライト】
本日の主役。大食漢。
朝から相当な量を食べてます。見てるこっちが胸焼けしそう。
食事方面に関してのイマジネーションもトップクラス。食べ物のこと考えて逆に空腹にならない人は結構貴重だと思う。
それが高じて森でのサバイバル能力もトップクラス。
サラッと流されてましたがこれ、「彼らの故郷には自然豊かな山があった」「ライトの周りには自然に関してきちんと教えてくれる人がいた」ということなのでは?子供の足で海にも山にも行ける場所って結構絞り込めるのでは?
食を妨害されたことによる彼の怒りはマックスに。
戦闘中は敵を拘束した状態でこれ見よがしに焼き魚を食べ(食事のためにわざわざ変身解除するヒーロー初めて見た)、敵のでかい口の中に武器を放り込んで戦う
仲間たちは「怒ると怖い」「子供っぽい」と評してますが。
正直こちらから見ると「やりすぎ」。見せ方や志尊さんの無邪気な演技で誤魔化そうとしてますが、若干ヒーローとして許されている暴力の範囲を超えている気がする。
初回から感じていた「戦闘を遊びと見做しているがための子どもらしい残虐さ」を気にしすぎているのかもしれないのだけど、とにかくこのシーンは怖かった。この作品、今まで特撮を見てきてついぞ感じたことのない種類の恐怖を感じるときが多い。
ほんと、考えすぎと言われればそれまでなんですけど。
【サポート烈車】
今作におけるコレクトアイテム。
今回登場したのはカーキャリア。モチーフは車運車というタイプのものと思われる。
(ネットで検索かけたらWikipediaのページしか出て来ないから結構怪しいのだけど…
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8A%E9%81%8B%E8%BB%8A )
イマジネーションで動く車を使えるようになる他、トッキュウオーカーキャリアを作ることも可能。
前回のシールドレッシャーに続いて2つ目であり、これでラスト。無尽蔵に車が湧いてくるドライブを見ているので拍子抜けである。
他の奴は行方不明になっているので、並行して探してほしいとのこと。レインボーラインの人たち、ちょっとトッキュウジャーに仕事押し付けすぎとちゃうか。
【シャドーライン】
着々と仕事をしつつ重要ポジションを狙うネロ
まずは娘が大事なノア(皇帝が復活しないと嫁入りもさせられないと思うのですがその点どのようにお考えなのでしょうか)
恋する乙女なグリッタ
前回のどさくさに紛れてしっかり盗聴器を置いてきたシュバルツ
それぞれの立ち位置がハッキリしてきたかな?
個人的には貴族のネロは基本的に人を動かすタイプなのに対して軍人のシュバルツは能動的に動いているという差別化が好きです。
そして今日の恋するグリッタちゃんを見ていて思ったのですが、彼女はシュバルツのどこが好きなのかしら
彼女の恋路を邪魔する気はないけど、「彼が何をしてるか分からないがかっこいい(要約)」は見ようによっては危ういと思うの。
穿った見方をすると、完全に何事にも受け身になっている彼女が「皇帝に嫁がされる」という現実逃避のためにシュバルツに恋しているように見える。そうでないと良いなぁ。彼女には本当に素敵な人と巡り合ってほしい。
割と善悪判断ついてないっぽいし、被害者ポジションに近い彼女なので幸せになってほしいという母性くすぐられているのですが。
【以下雑記】
🚂しっかり消火するトカッチかわいいね
🚂名乗りの時、全員手が自分の番号になっているのだけど、トカッチだけよく分からん…指が2本だけ前に出たりしてる?
🚂「自分たちですごくするんだよ。」今作の魅力を濃縮した台詞だと思う
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