5話 未知なるフクマに夢を求めて/暴走特急お人好し/次は終点新横浜
- _ ぬぺ
- 2023年2月7日
- 読了時間: 6分
結論:フクマさんは強い
【未知なるフクマに夢を求めて】
ボサツくん回。
なんと豪華なことに中尾隆聖ボイスのネコさん。世界を猫が住み心地の良い世界にするために人間を洗脳できるという恐るべき吸血鬼なのである。
が、彼の飼い主は天下無敵のフクマさんである。
いい加減に逃げ出して計画を再会したいボサツさんも彼の前ではただの猫。
ということで、脱出に失敗しフクマと共に出勤してしまった猫さんによるオータムツアー、開幕。
本作、人外の姿をしている奴ほどまともな感性の持ち主です。※変な動物一家を除く
フクマさんの家はとあるマンションの一室。のはず。
なんか亜空間だけど、少なくともぱっと見はただのマンションです。だよね?
なお所在はオータムの隣。徒歩30秒で出勤完了。
ビルに入るとまずは滝行。
オータム特製のロボがお出迎え。
そのあとデスクへ。フクマさんのデスクはその面積の半分以上が猫を祀るスペースです。どうして?
地下では新入社員の培養が行われています。
メモを取っている人は将来有望です。
時折他所の出版社がカチコミに来たり、
部下が他人の椅子に見え見えのトラップを仕掛けようとしたり、
オフィスの隣の扉を開けるとクマが居座っていたりしますが、
至って普通の出版社。
昼食として編集長から差し出されたのは謎の物体(食べかけ)。
異形のタコみたいな姿ですが、購買で買えるパンです。パンってなんだっけ。
というかここの会社、社員が勝手に猫連れて來ても何も言わないどころか歓迎してくれるの、良い職場なんだよね~(他の部分から目を逸らしながら)。
さて、フクマさんの電話先は我らが主人公にして『ロナルドウォー戦記』著者、ロナルド。
フクマからの電話に奇声と苦しい言い訳で答えた彼を案じて、新横浜に出かけることになりました。
当然のようにケージに入れられ連れていかれるボサツくんと、ふわふわ浮いているメイデン。
合流(しかし半狂乱で「猫の国に連れていけ」と妄言を吐く)ロナルドくん。
一度はボサツと共にメイデンの中に閉じ込められますが、フクマさんの目的はこんなことではない。
ロナルドの欠点は、焦ると周りが見えなくなること。
自分でも半狂乱になってよく分からなくなるからますます焦るのであり、落ち着けばなんてことないのである。
それを説明しに来たというわけ。持っていった鞄の中に入っていたのは、ファンからの手紙と資料。
きちんと担当作者のことを見て、最も効率的に良い作品を書いてもらえるための術を知っている。本当に良い編集者である。人気小説家の編集担当を受け持つだけある。
はちゃめちゃに強いから抜擢されたわけではないはずである。はず。うん。
ボサツもそれを理解し、なんだかんだで彼のもとにいるのも悪くないと思い直す。
それをフクマさんに伝えたところ。
……特製メイデンを作ってもらいました。やったね!!!
ちなみにロナルドが現在執筆しているのはY談おじさん編。
なんの資料持ってきたの????
【暴走特急お人好し】
ワクチンを打とう!!
ということで注射苦手お兄さんが3人集合。
ジョンと一緒に注射行くと言い出すロナルドくんマジ5歳児。
まあ打ってくれる人がヨモツザカさんだからね、仕方ないよね。
案の定握ってた注射の中に入ってる薬剤、ワクチンに在るまじき色してるしね。
そして中身は吸血鬼の能力を付与する薬。
残念ながら結果は失敗。ただの仮性吸血鬼になってしまうものになっていました。
事故でそれが頭にぶっ刺さってしまったのは、鉄の左手ことサテツくん。
血を欲する凶暴な吸血鬼になってしまったものの、彼にあった「お人好し」部分が残っていたおかげで、絶妙にお行儀の良い暴走吸血鬼が誕生。
来客中は静かにするし、
お遊戯会レベルのロナルドの芝居にも乗ってくれるし、
ヨモツザカの棒読み被験者募集の頼みにはプレッシャーで逃げ出す。
逃げ出してもちゃんと信号は待つし、
信号が変わったら手を上げて渡るし、
引っかけてしまったせいでドミノ倒しされた自転車も気に掛ける。
いいやつだ、本当に良いやつ。
サテツが暴走した先にいたのは愉快な新横浜の3人組。
自転車を起こそうとする最中に、派手に手を切ってしまった子供たちの血に反応するサテツ。
慌てて止めようとするロナルド・ショットの本気の攻撃すらものともしない。吸血鬼バフがかかっているとはいえ、やはり自分たちだけで吸血鬼たちを倒していた過去は伊達じゃない。本当に彼が敵じゃなくてよかったよね。
2人の攻撃をかわしたサテツが飛び掛かったのは、子どもたちの背後を狙っていた蚊。
これまた一握りで潰すんだからすごい。
ミカヅキくん見てるー?これがシンヨコスタンダードだぜー!!
その隙に解毒薬を注射してもらい無事に元に戻ったサテツ。
元凶:ヨモツザカに謝られもせず、「うちの犬みたい」と言われても気にしない。(そしてコミカルに出されるこの台詞の重さよ…)
しかも、「けが人が出なくて良かった」とほっとした顔。
被害は彼の失態がマナー違反くんを通して多くの人に広まったことくらいでした。
こんな優しくてかっこよくて、しかもモリモリ食べる人。
「あの風体でこんなに良い人」っていうのが良い。1期で単つ声優発表された時に膝叩いたけど、やっぱり今回も細屋さんでよかった~って噛みしめてました。
【次は終点裏新横浜】
新横浜へ向かう電車に揺られていたのはロナルド・ショット・武々夫・マナー違反の4人。
一緒に焼き肉屋に行った帰りらしい。この4人で焼き肉屋って何の話するんだろう。しかも電車で寝れちゃうくらいの遠さのところまでわざわざ行くんだ。
新横浜に到着。
うつらうつらしていた4人が慌ててホームに降りたつと、そこは「裏新横浜」。
吸血鬼裏新横浜によって、異世界に迷い込んでしまったのである。
なお裏シンヨコの声は大塚芳忠さん。どうしてさ!!まあ確かにちょっと前に彼にそっくりな声の車掌さんがいるって話題になってたけど!!けども!!!
原作ではまだこれだけしか活躍してないのよ。Y談おじさんや野球拳とはわけが違うのよ。
裏新横浜。
見た目は新横浜と同じだが、人は一人もいないし、出入口の先は真っ暗、出ても元の所に戻ってくるだけ。電波も無い。
いつか新横浜も聖地巡りしたいんだけどな~~!
みんなであちこち調査した(うち1名はいつの間にか調査に加担していたことにショックを受けた)結果、判明したことがさらにいくつか。
まず、出入口の黒い部分に上半身を突っ込むと、その半身は入れたところから出てくる。
即ち、自分の尻を直接見ることができるのである。
成人男性が全員自分の尻を眺めて感想を言うという地獄絵図をどうして見なくちゃいけないんだ。
さらに人がいないため、なんでもやりたい放題。
そこにある商品もサービスも使い放題だし、線路に寝転んでも良いし、普段は入れないところに入ってもいい。
線路下の狹いスペースで集まって恋バナするの面白すぎる。
そして歌い踊る4人。
歌がお上手な声優さんたちにおポンチミュージカルをさせるんじゃない。キラキラエフェクトやめい。楽しそうだなあんたら。
あれこれエンジョイする彼らを見て焦ったのは裏新横浜の方。
空間をゆがめたり電気を消したりするが、相手は百戦錬磨の吸血鬼退治人。暴力ですべて解決。やったね。
思わず電光掲示板に「タスケテ」の赤文字が。ニコニコの放送で視聴者が一斉に赤字弾幕点くる未来しかみえない。
降参した裏新横浜。
もう帰っていいですよ、と車掌姿になって促したが、4人の返事は「まだ帰らない」。
まっすぐな澄んだ瞳と、はっきりした物言い。もっと他にその顔使える場面あるぞ。
ということで4人でまだまだ裏新横浜を堪能しようとする4人。
その後ろにはいつものように亜空間から出てきたフクマさんがいたのでした……。
今回は ①フクマさん強い ②ハンターのわちゃわちゃ ③前2話の合わせ技
って感じで展開していたのでした。
全然違う話なのに緩やかに繋がっていて良い。
次回:主演の喉潰れ回です。
Σχόλια