11話 温めてくれと言ってくれ/レジェンド オブ ロナリスト/常世の町は氷笑卿とワルツを踊る

わーいい声だ、ずっといい声だ

【温めてくれと言ってくれ】

なぜか雪山に閉じ込められたロナルド、ヒヨシ、ミカヅキ。そもそもこの人たちが一緒にいたのが大分謎なのですがそれはさておき。

原因は雪だるまの姿をした「吸血鬼雪にわくわく」☃。なんだその名前は。

さらに逃げ込んだ山小屋の中には、マイクロビキニでスノボを満喫していた吸血鬼マイクロビキニと、なぜかいたゼンラニウム。なんで露出度高いおっさんしかいないんだここは。

なお雪にわくわくこと雪降嬉男は市役所に勤務する吸血鬼。

今日は日頃のストレス発散にやってきたところ、思いのほか自分の力が強すぎて一緒に遭難したらしい。明らかに根は真面目な人なのがまた面白い。

一行は温まるための手段として「裸で抱き合う」ことを思いつくが、それぞれに羞恥心や責任感から言い出すことができない。命の危機よりプライドを優先するんじゃないよ。

全員他人に言わせようとするがことごとく失敗。

そこでマイクロビキニ思いついた。ここで周りのやつらを噛みまくってビキニにすればいいのではないかと。はぁ？？？？？

しかしビキニ耐性がついたロナルドはビキニを引きちぎったのみに留まらず、マイクロビキニにお説教。「友達になりたくありません（ｷｯﾊﾟﾘ）」なミカヅキくんが面白すぎる。当たり前だろそんなん……

結局全裸になり、目の前でゼンラニウムが凍り始めている現状を前に、ロナルド腹を括った。

「みんな裸で……裸で踊ろう！！」

括り切れなかった。

ということで1期OPが流れる中ソイヤソイヤの裸踊りがスタート。

1期OPですよみなさん。これが熱いシーンじゃなくてなんだというんですか。

その頃。

シンヨコでは捜索隊が派遣されていた。

ヒヨシの部下たちにドラルク、ロナルドはバナナで釣れると思っているジョン（可愛いから許す）、さらにマイクロビキニの兄弟。

彼らが見たのは、裸踊りの熱気で雪山を滑り降りてきた山小屋。

嬉々として扉を開けたサギョウが見たのは、裸で抱き合う男たちでした。それは帰っても許されると思う。

今回一度きりの登場、雪にわくわく。

お声は飛田展男さんです。どうしてそんな豪華な人を起用したんですか。

集まった人たちもみんないい声で、「ソイヤソイヤ」がめっちゃいい声でもう腹筋が早々に限界でした。なんなんだこれは。

【レジェンド オブ ロナリスト】

若本さんのナレーションで幕を開けたこの話。なんだこの本格的な雰囲気は。やはりベテランの方が入ると違うね？

いつもの如く締め切りがヤバいロナルドのもとに代理で現れたサンズ。

しかしまったく原稿が進んでいないロナルド、咄嗟に棚の中に避難。代の男が狹い空間に閉じこもってるのおもしろ。

そこに当然の如く窓から現れたのが半田。

ロナルドのアホ面を見たい半田と、ロナルドの大ファンであるサンズ。

2人の間でロナデュエルドの戦いの火蓋が切って落とされた。

ロナデュエルドとは。

ロナルドの著書『ロナルドウォー戦記』や、彼のグッズ、写真を用いて知識を見せあうというもの。

ルールブックも存在するれっきとした競技だが、ロナルド本人は一切認知していないという謎の競技である。これ他に誰がやってんだよマジで。

『ロナルドウォー戦記』の引用とグッズ、過去のブログの引用で手堅く攻めるサンズに対し、昔からの友人という関係性を存分に生かして高校時代の思い出と『ロナルドウォー戦記』の裏話を披露する半田。半田の先方結構狡くない？という気がしますが、サンズちゃんに言わせればきちんと『ロナルドウォー戦記』を読み込んだうえでの攻め方らしいので無問題です。良いんだ。

カメ谷まで召喚されて大ダメージを負ったサンズが最後の切り札として召喚したのは、サンズが撮影したロナルドの写真。

ピントも合っていないしブレブレだが、初めてロナルドに助けてもらい、彼に惚れなおした思い出の瞬間。

そんな彼女の想いと、実はシャイで良い写真を撮らせてくれないロナルドの素に近い表情に感銘を受けるカメ谷。ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ

肝心の勝敗だが……本人が決めます！！

ロナルドの居場所を既に把握していた半田。多分入って来た時点で棚が微妙に開いていることに気が付き、マークしていたと思われます。本物のストーカーじゃないか。

半田を窓からぶっ飛ばすロナルド、

恥ずかしさのあまり投身するサンズ、

そこに出張帰りでメイデンと共に現れたフクマさんから逃げるロナルドで幕。

原作の時点でかなり好きだった話が映像化されていて嬉しい限り。

半田・サンズの（別ベクトルからの）ロナルドガチ勢の熱量がすさまじかったです。サンズにゃん可愛いよサンズにゃん。

それを文字通り陰から見守るロナルドの声が想定の数倍情けなくて最高でした。

【常世の町は氷笑卿とワルツを踊る】

隣町で吸血事件が頻発している。

犯人は「氷笑卿」と名乗り、被害者である女性たちはみな口をそろえて「自ら血をさしだした」と言う。

犯人に心当たりがあるのか、縁日で浮かれた人みたいな格好になっているドラルク。どうせすぐ死ぬんだから武装してもなんにもならないと思うんだけどな……

「氷笑卿」ことノースディン。

ドラルクの幼少期の教育を行っていた男。口髭が印象的な、紳士然とした吸血鬼。

浮遊能力、チャーム能力からの吸血とかいう珍しく王道な吸血鬼です。希少種！！！

シンヨコに降りたった彼はそのまま獲物狩りへ。

あの手この手で的確に女性を口説き落としてまわる。

一般女性は勿論、吸血鬼退治人・吸血鬼対策課・他の吸血鬼にまでチャームが作用。キッスに頭から食われてびちょびちょになりながらもかっこつけてるの最高。

彼は新たな居城としてギルドを占拠。

一般人がいるため手を出せない中、優雅に座るノースディンで幕を下ろしたのでした。

まさかの前後編の後編は最終回に持ち越しという展開。

途中からこれ尺足りるか…？と思っていたのですが、案の定足りなかったよね。そうだと思ったよ。

初参戦のノースディン。お声は堀内賢雄さんです。

圧倒的解釈一致ｯｯｯｯ！！！

紳士的でお上品、色気があって「口説いて女性を落とせる」という能力の説得力、嫌味な台詞も歯の浮くような甘い台詞も似合うお声。なんてったってブラピだぞブラピ。

これは後半戦も楽しみだ……

次回：最終回なんて認めないぞ