47話 幸せのディストピア
- 2025年8月10日
- 読了時間: 6分
こんなことってないだろ
【あらすじ】
ニエルブとの作戦が失敗した。
何とか逃げ出したライダー陣。
なんでこんなことに、と若干のギスギスはあったが、兎にも角にも今の心配はニエルブのこと。
ショウマは純粋に心配。
そして、ニエルブの今後によってこちらにどのように火の粉が降りかかってくるかも心配である。
【ニエルブ・ストマック】
敗れた科学者。
ショウマの見立てでは本気でジャルダック家を倒そうとしている、と言われていた彼ですが……まあ、捕まっておりました。
分かりやすくズタボロ、手には鎖。
もうどうにでもなれとでも言いたげな顔のニエルブですが、ボッカはまだ彼を手放すつもりはない。
人間界牧場化計画の実現まであと一歩なのである。
ニエルブが人間界牧場化計画のために目を付けたのは、ショウマのゴチゾウ。
彼のゴチゾウをもとにして新しいゴチゾウを作っていた。
浮かぬ顔で最終調整を進めるニエルブのもとに、ジープがやってくる。
まさか彼が裏切るとは、と驚くジープでしたが、それも彼の作戦のうちだったみたいです。
どうかなー。日和見主義なところあるから、裏切るとまでは言わなくても、離反の可能性は考えられていてもおかしくなかったと思うけれども。
この辺から、ニエルブの顔に諦観が滲んでいてね。圧倒的に自業自得なんですが、ここまでくると痛々しさが勝つね。
完成したニエルブ製ゴチゾウ。
その内部に仕込まれていたのはラキアの毒を改良したもの。
このゴチゾウを人間界にばらまいて人間を幸せな気持ちにさせた後、ベイクマグナムで操って自主的に回収場所まで来させるという寸法。
リゼル嬢の「出荷の時間ですよ~」という無邪気な台詞が良い味出してる。
グラニュートには効かないので、ショウマ・ラキアは無事。
そして絆斗は一瞬呆けていたものの、なんとか無事。初めて酸賀さんにファインプレーを出したよ、私は。
現場に駆け付けたショウマの前に現れたのは、いつもと違う雰囲気のニエルブ。
開発業も終了し、用済みと判断されたニエルブだったが、ボッカに命乞いをしてショウマを倒すと誓ったのだった。
命を懸ける覚悟を決めた人間の顔ってこんなに怖いんだ。
👓「僕も命が惜しくてね」
ガヴお馴染み、狭い空間をフルに使ったアクションの開幕でございます。
送れて登場したヴァレンのひょっこりもありますよと。可愛いね。
さらに遅れてボッカも現場へと足を運ぶ。
彼の姿を捉えたニエルブ。
👓「その目でしっかり見てください。貴方のために作り、人間界にばらまいた大量の小型マシンが……僕の手で一斉に爆散するところを! 貴方の野望が砕けるところを!!」
手にしたのはアンテナが付いたボタン。
完全に、理性をかなぐり捨てた最後のあがき。
「その目で」の発音からもう「あ、これヤケクソで全部めちゃくちゃにしようとしているな」と分かる台詞回し、流石だなあと思うしかなかったよ。
同時に、こんなめちゃくちゃなことやろうとしている時点で、これはニエルブ終わったな、と思った。作戦が成功するか否かとかそういうのもあるけれど、それ以上に、「科学者としてのニエルブ」は死んだんだなと思った。彼の限界値が見えたとでも言うのかな。ああ、そもそも彼がボッカに勝つ未来ってなかったんだな、と。
👓「大統領ボッカ・ジャルダック! ……僕の、勝ちだ」
ボタンを押す。
一瞬の静寂。
👓「え?」
爆発。
爆発したのは、ニエルブが手にしていたボタンだった。
🦑「まったく、ニエルブくんの小賢しさには手を焼くよ」
やはりボッカが一枚上手だった。
遂に彼が本格的にライダーたちに攻撃を仕掛けたところで今回は幕。
助けにくるのはランゴかな…………。
ということでニエルブ、退場です。東映公式ではしっかりクランクアップのお知らせまで出ております。
うわあ(絶句)
マトモな最期ではないだろうと思っていた。良くも悪くも、罪と罰のつり合いが取れているこの作品だから、かなり前から計画的に行動していた彼の最期は碌なもんじゃないだろうとは思っていた。
でもここまでやれと誰が言った。
ここまで退場した2人ですが、シータは片割れを守れて良かったと笑い、グロッタは最期に自分を見つめなおして兄に看取られて倒れたわけで。
ニエルブは最期まで自分の失敗を理解する時間も、看取ってくれる人もいなかったじゃないですか。
しかも誰にも信用されていない。身から出た錆な部分もありはしたけれど、唯一残っていた弟にも「裏切ると思っていなかった」と言われ、実は生きている兄からも実は実力を認められておらず。
やっていることがやっていることなので同情はできないけれど、それでも悲しいひとだなあ、と思います。本当に。
【以下雑記】
🍭グラニュート界への扉はもうショウマは開けないとのこと。ニエルブあたりがロックかけたのかしらね。
🍭ジープ。ニエルブが赤ガヴに賭けていた気持ちのほどを知り、自分は所詮比較相手だったのだと知りショックを受ける。
いつものように落ち込み、リゼル嬢に励ましてもらい。
🐺「……リゼルなら、そう言ってくれる気がした。ありがとう」
小さいけれど、初めてジープがリゼルを利用した瞬間ですね。これはそろそろこの2人の関係性がひっくり返る日も近い?
🍭それにしてもジープ、遂に(ランゴは生きていますが少なくとも彼の中では)1人になってしまいましたね。
某有名ミステリで、犯人の独白に「最も罪の重い人間は、一番最後に殺す。それが一番相手に心理的ダメージを与えられるから(要約)」という台詞があったのを思い出したよ。
🍭絆斗とラキア。自他ともに認める「すぐかっとなる」コンビである。
そして同時に、ショウマを信じている2人。
いろいろ考えて、強かに自分の道を進んでいるはず、とショウマを見ているラキア。
それでも彼が危うい道を歩もうとするなら、2人で冷静に彼を見極めよう、と話す。
……これ、この先ショウマが何かまた危うい道に行こうとするフラグじゃないよね? ね??
🍭ハッピーになった瞬間スイカ割りを始める幸果さんと優さん。楽しそうで何よりである。
そして幸果さんがスイカ割を始めることについて、「幸果さんはともかく」とショウマに言われていて笑う。まあ、彼女はスイカ割りはノリノリでやるよな。うん。
🍭ニエルブ戦の裏ではラキアがジープと交戦。
幸果と優を止めきれなかった彼は、最終的に2人をヒトプレス化。
ラキアが自分の力をこっち側のために使うシーン、好きだなぁ。
次回:ついに決着か?
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