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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

47話 友よ、君はだれに未来を託すのか

友よ、君はだれに未来を託すのか 【事件概要】 シグマはドライブのタイヤ総動員・ライダーキック・ハートのパンチで撃破。 あまりにあっさりしていてこの後の重さを感じる私。 気を失ってビルから墜落した進ノ介が見たのは三途の川の向こう側。 吸い寄せられるようにそちらに向かおうとした彼を止めたのはゴースト。 ちょっとご都合主義的展開過ぎやしないかというのはさておき。 ゴーストの案内とハートのヘルプのおかげで無事にこちらに帰ってこられた進ノ介。 「約束通り決着だ、泊進ノ介」 とはいえ戦いたくない進ノ介とのバトルは、どう見てもハートの一方的なリンチ。 霧子が投げたベルトも使わないまま。 ハートの体は既に致命傷を負っており、「半分死ん」だ状態だった 「こいつは俺と戦って消えたかったんだ」 「これで俺たちは全滅だ。泊進ノ介、せめてお前だけでも覚えていてくれないか。ロイミュードという、この星の、新たな生物になろうとしていたやつらが、いたことを」 「ハート…当たり前だ。忘れるもんか。」 「ありがとう。最期の最期に、友達が一人増えた。初めての、人間の…」 「午後3時32分、ロイミュード108体、撲滅完了。」 初期から登場していた幹部であり、近年稀に見る高潔さのあったキャラクターであったハート。 緩やかに、「コイツ倒すの無理ゲーでは?」から「頼むから死なないでくれ…」に変化させていった手腕はお見事。 ハートの評判がめちゃくちゃ良いのは知っていたのですが、こういうことかと納得。彼自身に最後までブレが無かったのも大きいのかもしれない。 敵も味方も認めるほど強い人だっただけに、最期の泣き顔は心に来る あの敬礼は間違いなく、殉職した警官に向けるものだよね そしておそらくここまで異例のCMなし。頑張ったなテレ朝… 【事件解決後】 道具一式を持って再び車庫に向かったベルトさん。 「お別れなんだよ、ベルトさんたちと」 自分ごとドライブのシステムを凍結するつもりであったベルトさん。 まだ人間がこのシステムを使いこなすまでには時間がかかる。 「お別れだ、特状課のみんな」「素晴らしいチームだった」 「最後に私の気持ちを見抜いてくれて、嬉しかったよ、進ノ介。ここまで心が繋がっているとは。私たちは、なかなかの名コンビだったんだね」 「なかなかの、じゃないよ。最高だよ、ベルトさん」 最高の相棒を霧子に託す 「ではみんな、goodbye! いつの日か人間が、私の発明を正しいことのみに使えるようになるその日まで」 「ああ、そんな未来を必ず掴んでみせる」 思い返せばこの2人のコンビはかなり不安定でハラハラする回が多かった気がする。 それでも少しずつお互いに歩み寄って、素敵なバディになってくれた 本当はもっと一緒にいてほしかったし、何なら彼の結婚式にも父親面していてほしかったなぁ。 【数日後】 特状課は解散決定。各々片付け中。 なお追田警部補は机が一切なかったせいでご機嫌斜めです。 剛はチェイスの形見だけは死守して旅へ。目標はチェイスのコアを復活させること。 いいぞ、そして今度はちゃんとダチ呼びしてあげて。 旅にはハーレー博士も合流。 「ほんとに自分のことを想ってくれるやつが、家族だ」 こちらも吹っ切れたみたいで良かった。 進ノ介は特状課から離れがたくて引っ越しサボり気味。 別に支給されたらしい赤いスポーツカーで霧子とドライブ中。 仕事をさぼり、車を走らせ、ミルク味の飴を舐めながら 「どうにもギアが入らないんだよなぁ。なんか、心に穴がぽっかり開いちまったみたいで」 言わずもがな1話の繰り返し。ここまでニュアンスも顔つきも違うものか。 いい機会だから改めて1話を見直しましたがやはり1話からの成長っぷりがすごい。進ノ介こんな無気力だったっけ…霧子ちゃんこんな仏頂面だったっけ… そんな中出くわしたのは警視庁の刑事。 盗難車と似ているからという理由で声をかけてきた彼は狩野洸一。チェイスがもとにした人。 生真面目な彼の性格は狩野さん譲りだったよう。 というかその盗難車ってハートが盗んだやつでは? 「お前は笑顔が一番だ」 特状課に走り出した進ノ介たち。談笑する2人が幸せそうで何よりであう。もうくっついちまえ。 【後日談】 以下、エンドロールより抜粋 本願寺 純 ロイミュード撲滅の功績により、以後も困難 な任務が殺到。 「困った時の本願寺参り」とまで言われる。 のちに警視庁副総監となる。 沢神 りんな 学会に戻り、電子物理学の世界的権威として 活躍。 後年、ノーベル物理学賞を受賞する。 追田 現八郎 警部に昇進。 警視庁の名物刑事として 半生を捜査一課に捧げ、 のちに捜査一課課長となる。 西城 究 ネットワーク研究家に加え、小説家としても 人気者になる。 特状課での体験を活かした小説「機械じかけ の友情」は一大ベストセラーとなる。 な、なんかみんなすごい出世してる…! そんな中何も言及されずに幸せそうな進ノ介と霧子がただただ素敵なのよ。 まとめは次回やりますか。最後の事件、見届けます。

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