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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

45話 親子三世代!ニンジャ全員集合

熱いなこれ!!!!!




【あらすじ】

ラストニンジャになるためには、好天を倒さねばならない。



あらためてその事実を突きつけられたニンニンジャーたち。

ものすごく雑に巨大戦ノルマを達成した後、合流した天晴たちのもとに、九衛門が現れる。

というかここでの出撃、まず最初にシュリケンジン&バイソンキングなの、完全に蛾眉さん舐められているのでは…?


九衛門曰く。

ギリギリまでラストニンジャになる手段を教えてくれなかったのは、好天が孫たちを信じきれていなかったから。

実際、その事実を知った今も覚悟は固まっていない。

故に、彼らはラストニンジャにはなれない。

だから、ラストニンジャになるのは自分であると。


まあいつもの九衛門ではある。

嘘は言っていないけど、相手に揺さぶりをかけるためならなんだって言う。


しかも交戦したら、実際に伊賀崎に弟子入りしていた時期に得た知識を活かして手裏剣の仕様を封印、技も今までよりパワーアップと圧倒的な強さを見せつける。


彼は弟子入り期に自ら小槌と五トン妖シュリケンを用いて自ら妖怪と化したことを告白。てっきり幻月によって未来に送り届けられた時に既に妖怪モードもあるものかと思っていたので驚き。

(血縁関係で妖怪への適応力が高かったとかいうのもありそうだけどもね)


🦊「君たちと僕とでは、覚悟の次元が違うんだ」



為す術なく撤退した6人。

道場で作戦会議。


あのトンチキRPG回で言われた、「覚悟が大事」という教訓。

ここまでのものだとは思っていなかったし、今までの自分たちの言動はきれいごとに過ぎなかったのかもしれないと思い詰める。


その上、目下の問題である九衛門の強いこと。

頭を抱える仲間たちに対して異を唱えたのは、最も九衛門と関わってきたキンジ。


「みなさんが抱く九衛門の印象と、あっしの抱く印象は、少し違うようでございやす」


九衛門は以前、キンジの心の闇を指して自分たちを「似た者同士」と形容した。

上手くいくかは分からないけれど、九衛門の心の闇を突けば、あるいは。




翌日。


決着をつけるべく出陣したニンニンジャー。

手裏剣忍法は封じられてしまうので使えない。相手は妖怪であり、伊賀崎流の先輩でもある。普通に挑んでもてこずるだけ。


「心に闇がある者は、目的のため、安易に力を求めやすい。それがおめえさんの、弱さでございやす!」


九衛門が妖怪になったのは「覚悟ができていたから」などではない。

ただ、彼が自分の実力だけではどうにもならないと思ったからではないか。


そう指摘したうえで、彼らが使ったのは、

考案(特許出願予定)の憑依合体の術を用いた手裏剣への憑依

キンジが手に入れた忍者激熱刀を使った攻撃。


「守破離」の体現。

伊賀崎の忍術を学び、身に着け、

そこから派生してオリジナルの技を作り、

いまやそのオリジナルの技で幹部にダメージを与えるところまで来ている。

それならば、きっとオリジナルのラストニンジャにだってなれるはず。



そんなことは夢物語だという九衛門だが、


「夢なんて、最初から真っ暗で見えないんだ」

「だから自分で切り開くだけだ!」


旋風の教えだって彼らの中に生きている。



戦闘、仕切り直し。

自信を持った6人の巻き返しはすさまじく、あっという間に九衛門を追い詰める。

トドメは新・手裏剣忍法奥義:衝撃爆裂斬


攻撃を喰らった九衛門の身体からあふれ出した、旋風の忍タリティ。


「そうだ…おれは、俺は…忍者だ!」


旋風、復活。

それに合わせて封印の手裏剣も新たな形に変化。



九衛門はなんとか立ち上がったものの、駆けつけた蛾眉雷蔵が回収。勝負は一旦お預けとなった。




孫世代の従弟たち5人、海を越えて弟子入りを志願した男、そして子世代の旋風が加わって7人となった伊賀崎流忍者たち。

先んじて幻月との戦いを繰り広げていた好天と合流する。


旋風の姿に驚く好天。

力が戻ったと聞いて頷く。親としての誇らしさと、嬉しさと、当時の自分を思い出した後悔とがぎゅっと詰まった顔。ベテラン俳優さんの実力。



「ごめん爺ちゃん。俺、爺ちゃんの言っていた『覚悟』ってのができてなかった。でもようやくできたぜ。新しいラストニンジャの歴史を作るって言う覚悟がな!」

「爺ちゃんは間違っていない。それをこれから証明する」



好天合流。旋風には好天から忍者一番刀が、天晴からは先ほど変化した手裏剣が送られる。


全員変身。

「暴れて天晴れ!」

「切り裂く旋風!」

「果てなき日輪!」

「「「アカニンジャー!」」」


全員ほぼ同じ姿。違うのは襷のようになっている部分。

天晴は黒地に赤の手裏剣柄、

旋風は灰色の地に赤の手裏剣柄、

好天は金地に黒い字で「忍タリティ」。なお、手裏剣の文字は「爺」。…爺???


「「「忍ぶどころか、暴れるぜ!」」」




【以下雑記】

🦊遂にお父さん覚醒!いつかは来るだろうがまあVシネかなと思っていたので正直意外だった。しっかりここでも絡んでくれるとは嬉しい限り。


🦊そんな旋風さんが見つけたのは、信楽焼の中に入っている何か。まさか終りの手裏剣がそこに入ってたとかそんなことある…?


🦊好天。今まで強い強いと言われつつ、あんまり強いところを見せてくれなかったのですが、今回は本気でした。最終決戦前に本気モードを見せてくれたのは純粋に嬉しい。これがあるのと無いのとではかなり違うもんで。

🦊今回好天が使った術。

  • 上級手裏剣忍法:放炎団子の術

  • 上級手裏剣忍法:雲蒸竜変の術

  • 上級手裏剣忍法:風林火山の術

ドカドカ使われるCGに、もう少しでこの番組も終わるんだなと思わざるを得ない。

🦊個人的には手裏剣を使うこともなく上級手裏剣忍法と変身をこなす好天の強者っぷりが好きです。魔法とかでもよくある、「詠唱しなくても術が放てるくらい強い」みたいなの大好物なんだよな


🦊「(幻月との因縁は)儂の代で仕舞」と言う好天。これ、ラストニンジャになる手段の話ができなかったのは「孫たちを信じていなかった」というのも少なからずあるだろうけど、それよりも「孫たちがラストニンジャになってしまったら、彼らを巻き込んでしまう」という気持のほうが強かったんじゃないの?


🦊好天曰く、以前幻月を封印した時は自分が力不足だったため、やむなく封印という手段をとったとのこと。死んだと思われていた期間におそらく好天も修行していたと思われますが、やはり未だに明かされない消えかかっていた理由が気になる所。


🦊対九衛門。前も言った気がするけど、巻き返すならば「さっきやられてた時とはこんなに違うんだぞ」的ワンクッションが欲しかったなと言うのが正直なところ。

🦊あと、九衛門に連れられて入手した激熱刀も自分たちのオリジナル!みたいな扱いになっているのがちょっと引っかかっている。確かに従来の伊賀崎には無かったものだけど、憑依合体の術と同列に扱われるのはちょっと気になるところ。まあ呪物だった刀を覚醒させたのは彼らの実力だから、ってことなんだろうけども。


🦊九衛門。書く度に私の中の彼が「もうその名は捨てた!僕は牙鬼新月!」とぷんすこしているのですが、馴染んでしまったのでもう九衛門で行きます。だって考えるより先に指が「九衛門」ってタイプしてるんだもん。


🦊今回のアクションの疾走感が堪らなく好き。

🦊加えて、1年間の成長を詰め込んだ対九衛門戦、旋風復活、3世代同時変身とこれで熱くならないはずがない。熱量が凄かった。




次回:いざ牙鬼幻月と戦おうぞ

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