46話 終わりの手裏剣、目覚める!
- _ ぬぺ
- 2022年8月21日
- 読了時間: 5分
泣いても良いかな
【あらすじ】
無事に親子3代が揃ったニンニンジャー。
怒涛の勢いで幻月を追い詰める…ほど、甘くはなかった。
8人揃っての攻撃は通用せず、寧ろ返り討ちにあう。
唯一体力が残っていた好天が単身挑むも、太刀打ちできず。
👹「やはりうぬは、宿命から逃れられんようだな」
一騎打ちする好天の背後を突いたのは九衛門。彼の剣は背後から好天を貫く。
🦊「言っただろう。ラストニンジャを倒し、力を奪うのは僕だ」
九衛門は好天の身体から忍タリティと終わりの手裏剣を抜き取る。
好天は既に、一度幻月を封印した時点で死んでいた。
終わりの手裏剣を使って、形を保っていたにすぎない。
●「愚かな九衛門。いや。わしもか…」
彼が懐から取り出した封印の手裏剣は九衛門が没収。
既に消えかけていた好天の身体は、九衛門の一太刀のもとに切り捨てられたのでした。
穏やかな笑みと共に消えるラストニンジャ。
彼が最期に出した手裏剣が何かの助けになると思いたい。
そして新たなラストニンジャとしての条件を満たした九衛門。
幻月は褒美として残った封印の手裏剣を5つ彼に使用。
牙鬼久右衛門新月究極体。
モチーフは変わらず狐と虎。
ただし狐は狐でも九尾の狐。白い尾が複数生えたデザイン。
さらに虎のデザインも今までよりも分かりやすくなっており、両肩に白虎が乗っているほか、着物のたもと部分は虎の手のようになっている。
1個だけ言わせて。
前の方が好きです!戻して!!
各自、一時撤退。
牙鬼幻月は改めて出撃要請を正式に出す。
九衛門の覚醒を喜びつつ従順な蛾眉と、未だ萬月のことが忘れられない奥方の対比が印象的。
そして伊賀崎邸では、文字通りお通夜の様な雰囲気が漂っていた。
いつになく意気消沈する天晴、「そんな彼は見たくない」と言う八雲や風花。
なお、攻撃から風花を身を挺して庇った旋風は腕を骨折。最終決戦にパパが出て行けない理由を作っております。
そんな中、旋風が全員に見せたのは、信楽焼の中に入っていた小箱。
●「困難ありし時開けよ」
中にあったのは、好天が遺しておいたホログラム。
ホログラムの好天は語る。まずは自分が既に死んでいたこと。
●「どうせしゅんと元気のない顔をしておるんじゃろう」
●「一人一人が完璧でなくても、互いに競い、時にぶつかり、補い、高め合い、そして、支え合ってきた。6人が共に居たからこそ、どんな困難も打ち勝って来られた。」
●「やるべきことをやって来い」
好天の言葉に持ち直した6人。
今だからこそ、自分たちのやりたいことをやる。
終わりの手裏剣を取り戻し、牙鬼軍団を倒し、世界に平和を取り戻す。
●「みんな、これが最後の大一番だ。絶対勝つぞ。」
翌日。6人が出陣。迎え撃つのは蛾眉雷蔵と有明の方。
●「私たちは私たちのやりたい事をやりきるだけです」
八雲は蛾眉雷蔵と、
霞・キンジは有明の方と、
凪・風花は巨大ロボとそれぞれ交戦。
天晴は1人で牙鬼城へと向かう。
その頃、伊賀崎邸では。
留守番していた旋風。落ちてしまった小箱から、再び好天のホログラムが現れる。
●「儂には見えておる。お前たち6人が儂を超え、新たなラストニンジャを作り上げることがな。」
誰よりも負けん気の強い八雲は、まとめ役の忍者になれる。
気遣いができる凪は、慕われる忍者になれる。
ドジだが明るく元気な風花は、愛される忍者になれる。
知性と発想力があり、挫折も経験した霞は、仲間を更に高みに導く忍者になれる。
好天が苦労を掛けてしまったキンジ。心の弱さを克服した彼は、既に信頼できる弟子の1人。世界を股にかけて活躍できる忍者になれる。
天晴には多くを言わなくても伝わるはず。最も強い忍者となれ。
●「良いか。牙鬼幻月を倒せ。それを以て、ラストニンジャレースからの卒業とする。あとは、己の道を行くのじゃ」
そして旋風。
父親らしいことができなかった事を詫びる。
彼は優しすぎた。けれど、その優しさでみんなが救われた、かもしれない。
●「後は頼む。……頼むぞ?」
初めて見る好天さんの顔だった。
「ラストニンジャ」としての彼ではなく、「可愛い孫に恵まれたお爺ちゃんの顔」だった。
誰よりも彼らのことが大好きで、その成長が楽しみで仕方がない顔。彼らの事を傍で見守ってきたのが何よりも幸せだったんだろうと思わせる顔。
そして旋風に語りかける時は、絶妙にまた違う、「父親の顔」になるんだよ。
結局最期まで、「それ本人に言ってあげなよ!」ではありましたが。もはやここまで来ると一周回って彼らしい。
さて、戦場では。
八雲は単身で蛾眉雷蔵を撃破。
霞・キンジも有明の方を撃破したものの、その体は幻月が利用するために回収。ニンニンジャーたちの反感を更に買うこととなる。
凪・風花は「赤いキツネ」を撃破。凪の「赤いキツネ」発言で、某インスタント食品と某ライダーが脳内を駆け抜けていったのは私だけではないと思いたい。
そして城の入り口にたどり着いた天晴のもとに、九衛門が現れる。
🦊「僕はラストニンジャだからね。」
🦊「見せてあげるよ。終りの手裏剣の本当の力を!」
終りの手裏剣。「究極忍手裏剣」とも言う様子。
世界を終わらせて作り変える手裏剣。
九衛門が使用すると同時に、牙鬼城を中心に波動が拡がる。
街は片っ端から破壊され、妖怪が大量に召喚される。さらに伊賀崎の力も消滅する。
🦊「我ら牙鬼家の支配する世界が始まる!天下は恐怖によって統一され、古き世界は滅びるんだ!」
●「終りなんかじゃない。俺も、他のみんなも、こんくらいで屈するわけないだろ!」
●「熱いなこれ…!」
「「「「「「燃えてきた!!!!!!」」」」」」
次回:寂しいけれど、最終回ですね
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