44話 最期のsmile
- _ ぬぺ
- 2022年9月22日
- 読了時間: 5分
更新日:2023年2月21日
泣いていい?
【Story】
檀正宗が引き起こしたパンデミック。
目下のところ最大の問題は、無限に増え続けるバグスター。何といっても敵は元人間なのである。
元人間なんですよ!黎斗!!神!!!躊躇いなく蹴り飛ばすんじゃない!!!!
さらに、元凶たるゲムデウスを倒せば、自動的に患者たちも消滅すると宣告する正宗。
八方ふさがりの中、最初に打開策を思いついたのはポッピーであった。
【仮面ライダービルド】
その前に、ちょっと寄り道。
交戦するゲンムの前に現れた奇妙なライダー。
最終回前恒例の顔見せ回。普通の戦闘と、ゴリラモンドのフォームをお披露目して去っていきました。
ゴーストに続いて、ビルドも相手をするのが黎斗とは思わなかった。
確か、この時のビルドの中身って…(以下自粛)
改めてクレジット見ると「仮面ライダービルド」のみの表記になっていました。
明らかに戦兎とも雰囲気が違うから、脚本でも既に指示があったのかしら。
この手のやつってキャラが固まっていないまま書いたりするから分からんのよな。(例:オーズ)
少なくとも犬飼さんのアフレコが既にだいぶしっかりしていてすげえなと思っている。(しかも最終回を既に見ている身としてはこれでもまだまだだな~と思うからすごい)
では、本題に戻って。
【ポッピーピポパポ】
●「私たちバグスターにしか、できないことがある」
ゲムデウスウイルスのワクチンを持って、ビルの屋上に上がるポッピー。
彼女が自分の中にワクチンを打ち込んで、人々にワクチンを届けることで、人々を元に戻す可能性が開けるという。
……それがバグスターにしかできない!みたいな話って今までありましたっけ。
私が見逃しているだけか?なんか急に新しい設定…と思ったけど気のせい?
しかしその代償としてポッピーは、
●「消えてなくなっちゃうね」
ポッピー自身、「バグスター」としての運命を、いつかは人類の敵として滅びなければならないものだと思っていた。
もちろん、ポッピーの今までの努力と、彼女のマスコットとしての在り方とを理由に止めようとする永夢だったが、ポッピーはそれを断る。
患者の人たちを、みんなの笑顔を救いたいから。
●「でもまだ、約束を果たしてないじゃないか。一緒に『ドレミファビート』をやろうって」
●「ごめんね、永夢。ありがとう」
●「永夢。命と笑顔を守る、みんなのドクターになって」
エグゼイドのヒロインはみんな、大事な人が素敵なドクターになってくれることを望んでいるんだなって。
ワクチンとなって空から降り注ぎ、みんなをもとに戻したポッピー。
これだけでポッピーだと疑いすらしない黎斗。なんだかんだで自分が作ったゲームを誰よりも愛しているのが改めて分かる。
●「私、信じてるから。みんなならきっと、『仮面ライダークロニクル』を攻略できる、って」
●「飛彩、甘い物食べ過ぎないようにね」
「貴利矢、嘘はほどほどにね」
「大我、ニコちゃんに優しくしてあげてね」
「ニコちゃん、大我をよろしくね」
「黎斗、みんなに迷惑かけちゃだめだよ。これからは、プレイヤーを笑顔にする、楽しいゲームを作って」
最後に声を掛けられた黎斗。
いつものように傲岸不遜な言い回しで消えてほしくないと言う彼の前に現れたポッピーは、優しく笑って、彼の頬を撫でてから、虹をバックに消滅。
彼女にとって、黎斗は唯一無二の息子であり、父親でもあったわけで。
仲間たちへの台詞、すごく優しかった。戦いの最前線で、ずっとみんなのことを見守ってきたんだなと。
消滅したポッピーのひとかけらは、黎斗の手のひらに。
次回最終回だから仕方ないとはいえ、こう露骨に次回復活の布石を置かなくても良くない?!
涙引っ込んだわ!
【宝生永夢】
ポッピーを喪って失意の永夢。
バグスターは自分たちに笑顔をくれる存在でもある。
そんな彼女の犠牲を、無駄にするわけにはいかない。
その頃地上では。
パンデミックは無事に収束。それを見た正宗は駆けつけたライダーたちに自分の動機を話す。
もともとは、自社を世界一のゲーム会社にしたかったらしい。
そのためには命を削って、全てを傾けてきた。
だからこそ、自分の夢をこんなところで諦めるわけにはいかない。
再びラスボスこと、超ゲムデウスに変身。
パラドからの後押しを受けて現場に駆け付けた永夢。
彼が変身したのは久しぶりに登場、ずんぐりむっくり三頭身でお馴染みのレベル1。
攻略の手がかりなら既にあった。それも、2話の時点で。
まだまだ新米ライダーだった時の永夢に、変身セット一式をくれた明日那=ポッピーからのお説教。
●「バグスターと患者を分離させるのは、レベル1じゃなきゃできないの!」
今の患者が、ゲムデウスに感染した正宗であるならば、これもまた同じである。
ここにきて原点回帰は熱い……!よく考えたなこれ。
流石にレベルの差はあったものの、パラドが動きを止めてくれたことで隙を作り、5人分の必殺技を叩きこむ。
切除手術完了。ゲムデウスと正宗は完全に分離された。
【パラド】
分離されたものの、何やら様子がおかしいゲムデウス。
まだゲムデウスを掴んで離さなかったのは、パラドであった。
そもそも彼がなぜゲムデウスを止められたのか。
答えは単純、ワクチンのガシャットを使ったから。
よく見たら、ゲムデウスを足止めして光り輝いたパラドのシーン、光がきちんとドライバーに刺さったガシャットから広がってるんですよね
懸命に戦うドクターたちや、同じくバグスターのポッピーを見て、自分にも出来ることがあるのではないかと考え続けていたパラド。
先ほどのポッピーの決心を見て、自分も腹を括ったらしい。
●「バグスターどうし、仲良く死滅しようぜ、ゲムデウス」
●「これで少しは、償えたかな」
「短い間だったけど、お前とゲームできて、最高に楽しかったぜ、永夢」
パラド、消滅。
これをもって、ゲームから生まれた純粋なバグスターは全て死滅した。
慌てて駆け寄る永夢の手は届かず。
代わりに、永夢の手のひらには光の粒がまた1つ。
(引きの画でもちゃんと粒が見えるの細かい)
……だからそんなにすぐに復活フラグを立てるんじゃないと
●「運命はこの私に味方したようだ」
そしてまだこいつが残っている。
パラドが消滅、すなわちムテキも消滅。正宗が単独で変身するクロノスに勝てる手段は無い、と豪語する正宗。
●「君たちの運命は、バッドエンドだ」
次回:最後の審判!
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