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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

44話 全身全霊をかけて、決断の行方

おかえりなさいだ!!!




問題は大二、と行動方針を固めた五十嵐家+ヒロミ。

そこに当の本人が現れる。


「母ちゃんにお別れを言いに来たんだ」

「今まで育ててくれてありがとう」


このシーン、大二の目にママさん以外映ってないのが怖い。




流石に止めに入った一輝と表で交戦。

それを更に止めたいさくらも加わってバトル。




その頃。

バイスはギフに拉致されていた。で、ギフと対話していた。

喋れるんだ…………

ただ、出てきてからは一言もしゃべってないので、「あの空間でのみ会話可能」「悪魔同士のみ対話可能」のどちらかな気はする。



ギフの目的。

彼の食料は生物の悪性。ゆえに人間がいる地球は楽園だという。(遠回しに宇宙人であることをカミングアウトしてます)

しかし人間の進化に伴って闇が極まった人間は、このままだと自滅ルートをたどる。

だから、調整を入れるために自分が滅ぼすことにした。


一方で悪魔を体外に排出しつつも制御している五十嵐家のことをかなり興味深く思っており、人間を滅ぼしても五十嵐家は残すつもりらしい。


「五十嵐家と私は家族だ。ともに道を歩める」


この作品、基本的に「家族」という言葉をゾッとする使い方しかできないのなんで??




一方その頃。

ヒロミはジョージのもとを訪れていた。

大二を止めるために再びドライバーを借りる。


「再び命を賭けなければならないとしたら、今だ」


「その言葉は2度と使うな。それがドライバーを渡す条件だ」



ということで、久しぶりに仮面ライダーデモンズ参戦。

戦力は既にインフレしまくっているので、ホーリーライブと戦って負けるのは自明なのですが、それでもほとんど同等で戦っているの、ジョージとヒロミの実力を思い知らされる



「大二!諦めるな。過去を否定するな。」

「失敗したっていい。またやり直せばいいんだ」


つくづく大二くんは周りの大人に恵まれてるなあと思う。

全身全霊で体を張って守ってくれる人がいるのってすごいことだよ。

どうもカゲロウとの約束にとらわれてそれが見えていなかった感じがするので、これから彼が少しでも周りが見えるようになったら良いなと思う次第。




「俺だって変わりたいよ!もうどうしたらいいんだよ……」

「助けてくれ、カゲロウ」


「おせーよ大二」

「お前が泣き寝入りするまで黙ってようと思ってな」


というよりは、悪魔はそもそも消えないのではなかろうか。

初期から「悪魔≒心の闇」なのは揺らいでいないみたいだし。

大二はずっと自分一人で背負って頑張ってきた。その間、自分の中の弱い部分にずっと蓋をしてきたんじゃないかな。

(その点、弱さを真正面から受け入れて変身して、ずっとラブコフと戯れているさくらとは対照的)

弱さに蓋をした=カゲロウの声が聞こえなくなった

ここでようやく助けを求めたことで自分の弱さに向き合えたんじゃないかな




いざ、カゲロウと同時変身。

CG班も日向さんも大変だったろう……。


仮面ライダーエビリティライブ

ホーリーライブとエビルを上手いこと掛け合わせたデザイン。マント最高。

大二くん、ここ数年のライダーの中でもトップクラスにデザインに恵まれていると思うんだ。


変身時に現れる翼が白と黒、形もサイズもそろわないのが好きです。


敵は撃破。

さらにギフも、大二が引きつけている間にギフの力を持つリバイス組が封印して撃破。


「見てください。これが私の、自慢の兄たちです」


今回のさくらちゃんのこの台詞が好きすぎる。

兄弟喧嘩していることそのものをずっと嫌がっていたもんね。




…………そうあっさりいくわけがないんだよな。

とまあここからはおそらく次回内容になるわけですが。

水を差して申し訳ないが、ギフさん多分また平気で帰ってくるぜ。




兄妹たちは無事に和解。

私としては一輝が「一人にしてごめん」と謝っていたので安心。

遡ればそこに行きつくからね


ママさんも改めて「おかえり」。

4人のハグ、一輝だけがちょっとだけ離れているように思えたんだが、多分気のせいだと思う、そう思わないとやっていられない




その一方。もう1組の家族は。


真澄さんが死去。そしてジョージはその最期に間に合わなかった。

自分から病室に入っていったので、花の言う通り最期に会う気にはなったんだと思う。

けど遅かった。

多分一生引きずる傷になると思う。


脚本的な話をすると、この親子を和解させたくない(シンプルなハッピーエンドにはしたくない)という意思は感じていましたが、正直ここまでやるとは思ってなかったよ。

日曜朝の子供番組のテンションではない。





次回:戦いは終わらない

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