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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

44話 ドン・アルマゲの正体

総集編と、最終回への幕開け




【あらすじ】

犠牲を出しつつも、宇宙をひとつの危機から救うことに成功したキュウレンジャー。

久しぶりに彼らに連絡をくれたのはホシ★ミナト。完全にリベリオン側についてくれている彼は、宇宙全体の傾向を報告してくれた。


ジャークマターはドン・アルマゲの企みを知らなかった人が多かったようで、全体が浮足立っている状態。

各地では抵抗運動が起こっており、ミナトもそれを支援すると。


🌟「みなさんもここが正念場。共に頑張りましょう。」



ジャークマターは瓦解寸前となれば、残る敵は事実上ドン・アルマゲのみ。


それにしたってあまりにも動きが無いままの敵に不安を覚えつつ、ひとまずスパーダ特製、無病息災と運気向上を願う「九草粥」を食べることに。なんか2個増えてるけどなに入れたの?と思ったら青とピンクの何かが入ってて笑っちゃった。

あまりに質素な食事に、珍しくブーイングが多発。


「そんなんじゃ力出ないだろ! カレーをくれ!!」


まあこの人はカレーが食べたいだけだと思いますが。


一方、それに反応して久々に登場したのはペガさん。

なぜかスパーダのもとに一直線に飛んでいって顕現。


ペガさんが登場したのは6話。まだスティンガーは単独行動していた時期です。

当然ながら当時と今との違いに驚きを隠せない。

ということで、ペガさんに今までの経緯を説明する…という形で総集編スタート。


子供だが戦う小太郎、司令の正式な覚醒。


「僕ちんも小太郎も、正式にキュウレンジャーの一員になりました!」


半分ナレーションなのは百も承知ですが、司令が自らを救世主だと言っていると胸が熱いね。


🐎「あんたは! 初代宇宙連邦大統領、鳳ツルギ殿! おお、夢でも見とるみたいやなぁ…」


なんとここでペガさんがツルギのことを知っていたことが発覚。

おそらく、これがツルギが半年ほど待ち侘びてきたであろうリアクションです。百点満点。


続いてツルギの話、ドン・アルマゲの話。タイムトラベルの話、ドン・アルマゲは複数いるみたいだと言う話。ラッキーの覚醒。




そこに、カラス座系の惑星が次々に爆発しているという報告が入る。

時間を少し遡って、ジャークマターではドン・アルマゲが最後の幹部:アントン博士に何やら指示を出していた。

あと少し惑星を爆発させれば完成だ、となにやら物騒なことを言っているアントン博士に、ドン・アルマゲは「良い惑星がある」と提案。彼が指定したのがカラス座の惑星:ベローナであった。


到着した彼らが見たのは、黒いモライマーズ。

調査を進めつつ、民間人の避難にあたることになりました。


約300年前。ここはジャークマターが反逆者を捕らえておく牢獄だった。

民間人を助けるため侵入したツルギは、捕まっていたクエルボとここで出会った。

ツルギは、クエルボが持っていた脱出計画に目を付け、これなら行けると踏んで計画を実行。敵はツルギが変身して薙ぎ払い、人々の解放に成功。

これを見たクエルボはツルギに惚れこむ。目がパッチリしたデザインなので「ほわぁ…!」ってなっているカットが妙に似合う。

ツルギもまたクエルボの頭脳を評価し、共に手を組もうと提案。


「それから俺様とクエルボは、最高のパートナーになった。ここから伝説が始まったってわけだ。」

🐎「最高のパートナーなぁ。クエルボもそう思っとったんやろかなぁ。」

「当たり前だろ! 俺様とクエルボは強い絆で結ばれていた! それは間違いない!!」


急に怒ったようにまくし立てるツルギに、全員が怪訝な顔をする。

このまくし立て終わった後のツルギの、ちょっとだけ言い過ぎたかも、でもそうだし、みたいな表情があまりにも生々しい。



そこにバトルオリオンシップから通信が入る。

黒いモライマーズは、惑星にあるプラネジュームを爆発物に変化させる能力があった。

カラス座系の爆発の原因もこれだし、ベローナもいつ爆発するか分からない。


そこに現れたのは犯人であるアントン博士。

どうせお前らには分からない、と独特の高笑いをする博士に、ナーガは「宇宙一の頭脳を持つ最高の天才」とおだてることで本人が言いたいことを暴露するように仕向ける。

博士とはほぼ初めましてなのにこの手際の良さ。ハミィちゃんを冷静に止めるのも含めて、もう感情の把握も制御も完璧である。


博士曰く、彼が作っているのはダークプラネジューム。プラネジューム爆弾の改良版である。

ベローナで行われているのは最後の実験。


そこに乱入してきたのはボスワーム

デスワームを博士がいじくりまわしてできあがった強いデスワームだそうです。この博士、対応可能な分野が広すぎる。

ボスワームは全員を地上に突き飛ばし、3人を足で捕まえて振り回し…よくみたらスパーダはペガさんに振り回されているだけだったわ。


シンプルに強いうえ、ツルギが体の不調で変身解除。

不利になっていくキュウレンジャーたちだったが、そこに喝を入れたのはペガさん。


🐎「昔のお前たちとひと味もふた味も違うんやろ? 見せてみぃ! 進化した姿を!」



ということで全員強化フォームにチェンジ。


「ミラクルスター、シシレッドオリオン」

「ポイズンスター、サソリオレンジ イッカクジュウアーム!」

「サイレントスター、ヘビツカイメタル」

「シャイニングシノビスター! タイヨウカメレオングリーン!」

「ダンシングマイスター、ペガサスカジキイエロー!」

「ビックリスター、オオグマスカイブルー!」


変身バンクも撮りおろしです。気合入っている。


ハミィちゃんはデスワームにあんまり効果が無かったためフォームチェンジ。

「ムーンキューエナジー、メイクアップ。大人の女の魅力を、教えてあ・げ・る♡」

一体どこのセーラー○ーンなんだ。素面カットもわざわざ撮って合成。どこに気合入ってんだ。



「俺たちは厳しい戦いの中で強くなった。進化してきたんだ!適当でお手軽な改造に負けるわけがない!」


ということでボスワームはオールスタークラッシュ&インフィニッシュブラストで成敗。

アントン博士は捨て台詞と共に星から脱出。

一行はモライマーズを破壊するためにスーパーキュウレンオーに乗り込んで出撃。乱入してきたボスワームはスーパーキュウレンオー・ペガサスブレイクで退ける。




しかし、あと一歩のところで攻撃を受け、全員地上に投げ出される。

攻撃の主はドン・アルマゲその人。


「ツルギ。僕の正体、ちゃんと伝えてくれたかい?」


なんのことだと動揺する一同に、ツルギはサザンクロスでドン・アルマゲの正体を見ていたとようやく打ち明ける。


「信じたくなかった。すなわち、今のドン・アルマゲは、俺様の知っている男だ。」

「そう、僕はツルギのかつての仲間。……クエルボさ。」



333年前。

戦いで瀕死になったドン・アルマゲは、近くにいた、同じく瀕死であったクエルボの身体を依り代にしてなんとか生きながらえた。

そして今、「ドン・アルマゲ」としてこの宇宙を支配している。


彼の姿は、下半身は今までの脳みそっぽいドン・アルマゲと似たシルエット、しかし上半身は白い体に黒い羽のようなモチーフがちりばめられ、顔も鳥っぽいものに変身。

烏であるにも関わらず、メインカラーは白。


白い羽の烏。ありえないことのたとえにいう語。
"しろ‐がらす【白烏】", 日本国語大辞典, (参照 2023-07-15)

「これが今の僕の姿さ。」


「キュウレンジャー、また会おう。君たちの大切な場所で待っているよ」



飛び立つクエルボにツルギは叫ぶ。


「クエルボ!! 俺様が、お前に取り憑いたドン・アルマゲを倒してやる!」

「取り憑く? 誰が? 誰に? ……僕がドン・アルマゲだ」




星が爆発するので、ひとまず全員脱出。

ショッキングな事実は明かされたが、民間人も含めて犠牲者ゼロだったためミッションは成功である。


問題はこのあとドン・アルマゲがどこに行ったのか。

「君たちの大切な場所」とはどこなのか。


ハミィが思い当たったのはチキュウ。

ツルギも、ドン・アルマゲが語った「宇宙を作り直す」という目的のために、もう一度プラネジューム爆弾が作られていること、そのためにはプラネジュームが豊富にあるチキュウにいくことは合理性があるとこの説を支持。


同時に、ホシ★ミナトが通信を入れ、映像を共有。

映っていたのは、見たことも無いサイズのモライマーズがチキュウに着陸する様子。


「次の目的地が決まったね。ラプター!」

「はい。バトルオリオンシップ、チキュウに進路をとります!」


次の目的は、チキュウの爆発を阻止する事。




【以下雑記】

ということで総集編…はサクッと片付けてついに最終決戦に向けてギアを変えてきました。

終わってほしくないんですけど。え、終わるの? 嘘では??



ということでラスボスは実はクエルボでした、とようやく判明いたしました。

一応2周目なので、かなり前から「クエルボのメモ」と銘打ったメモパッドファイルにあれこれ書き足しながらこの数か月感想を打っていました。

ようやく正体が解禁されたので少しずつ放出したいなあと思っています。


ツルギが本格的にキュウレンジャーとして活躍し始めたころから匂わせはあったんですよね。

やたらツルギを敵として見做してフクショーグンを送りこんだり、その後も事あるごとに「ツルギが~」って言ったり。

そりゃあ、正体がクエルボなんですから。ツルギの力ならドン・アルマゲよりも知っているはず。それ以外にもいろいろ理由はあると思いますが、これはまた後程。


前回から正体を現し始めたクエルボ。

お声はクエルボ役の浪川さん、ドン・アルマゲ役の谷さんが場合によって変えてる感じですが。この方々の寄せ方がまあすごくて。フード脱ぐシーンとか声の変化の滑らかなことよ。

キャスティングありがとうございます……。


今回はツルギと自分の思い出の地を粉砕するという暴挙に出ました。

出会いの地で正体を明かすなんて悪趣味なことをやりたかったのか、それとも思い出の場所を自分の手で壊してしまいたかったのか。

本人にしか分からないことだし、もしかしたら本人にさえ分からないのかも。


メモを放出しますとは言ったがまだ今回書けることはほぼ無いな。この辺で畳もう。



あとは例によってちまちまと。


まずは冒頭。

なぜかテーブルに並べられていたキュータマ。なぜか「BN団」の形に並べられています。何やってんだい君たち。

あとなんでナチュラルに漢字が使われているのか突っ込むのは野暮ですよ。多分小太郎が教えたんですよ。いいね?


続いてガル。ドン・アルマゲの居場所を考えている時に、

「惑星ルースとか、惑星カイエンとかか?」

ガルさんやガルさんや、それは「ラッキーの」大切な所だよ。ならイコールで「みんなが」大事なところになるって何の疑問も持たずに思っているのが堪らなく愛おしい。

気づいたら「ここが俺の故郷」とか言い出しかねないわよこのわんこ。


そしてアントン博士。

現在、ドン・アルマゲの企みが明るみになったことで部下たちが動揺しているジャークマター。事実上今までの組織は体を為さなくなっています。

そんな中、未だドン・アルマゲの傍にいるアントン博士。その有能っぷりというか、はっちゃけ具合というか、節操の無さを遺憾なく発揮しております。確実に、「宇宙滅びても自分の能力を発揮できるならヨシ!」みたいな思考回路の方です👈😸

だからこそドン・アルマゲも一定の信頼を寄せているみたいで最高で最悪だ。




次回:シリアスだろうが、真冬の外ロケだろうが、上半身の服が薄くなる。それが鳳ツルギという男。

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