43話 開かない扉
- _ ぬぺ
- 2022年2月26日
- 読了時間: 3分
もう最終回が近いんだな…
【停車駅 ???】
何かに気づいて動き出してモルク侯爵。
その作戦は、ドールハウスシャドーを使って人質をとるという物。
最終回に向けてのギアの入れ方よ…
【ヒカリ・カグラ】
カグラは正月早々に嫌な夢を見る。
ようやく実家に帰ったものの、両親には「知らない人」という対応を受け、追い出される…というもの。
「分かってたことなのに、夢でもそうなってみると、すごく…帰るの、怖くなっちゃった」
ちなみにカグラの家はレストラン、「洋食Merope」。
Meropeとはプレアデス星団(=昴)の星の一つであり、その中でも最も光が弱い星だそう。
そんな彼女とヒカリが連れて来られたのが、ドールハウスの中。
入ってきた窓以外からの出入りが一切できない家の中、しかも揺らしたりするような主導権は完全にシャドー側にある。かなり厄介な状況。
しかも彼らはシャドーの人質となり、5分後にはキャンプファイヤーにくべられることが確定している状態。
「急げば5分」の距離の人たちに対して制限時間5分を突きつけてくるシャドーの意地の悪さよ…
ヒカリは外に落ちていたカグラの靴が、ハウスから出た瞬間に元のサイズに戻ったことを確認。そこから、
けん玉を伸ばす→ボールを投げる→ボールが大きくなるので、まだ小さい自分達も引っ張られる
という作戦を立てる。
その最中、帰ってからの話に。
ヒカリの家庭は親が留守がちだった。
祖母が面倒を見に来てくれることはあったが、それもいつもではない。
だからこそ、祖母と母を守れるような強さが欲しかった。
そんな夢は、大人になったことで叶えやすくなっている。
「俺の事、分かってもらえなくたって、母さんたちを守れるから」
「私もそうする。パパとママとダイキを、私が守る!」
決意を新たにした二人。これで過去編はだいたい済んだのかな?
ちなみにヒカリのけん玉は祖母からのプレゼント。
そして、話の中に一言も「お父さん」が出て来なかったあたり、死別か離婚かした母子家庭だったのかもしれない。
そうなると(おそらく)父子家庭のミオとも近づきやすかったのかもしれないな…などと思ったり。
【ライト】
モルク侯爵の実験の狙い。
ライトには闇がある。それを確認しておきたかった。
キラキラを求めるゼットと、闇を宿すライト。
両者の成分(?) が一部裏返るなり、入れ替わるなりなんなりが、昴ヶ浜が消えたときに起こった、あたりがよさそうな気がする。
一応根っこが同一人物説・ゼットの正体はライトの知り合い説も持っていたのですが、今回モルクから「昴ヶ浜を飲み込んだ時には既にゼットが存在していた」と明言されたのでそれは違うみたいなので…。
今回も全体的に、ちょっとマイナス感情の振れ幅が大きすぎたのよね。
そんなに怒る?そんなに怖い目つきしてたっけ?と思うシーンが多かった。
そもそもゼットの闇が増幅しているなら、ライトの中にある闇もまた然りよね…
上手く使えば、ゼット突破の鍵になりそうな気配はするんだけど、果たしてどうなるやら。
そして流石元シャドー、かなり目ざとくそのことに気が付いた明。
彼自身も半信半疑。その情報は早めに共有すべきでは…?
次回、闇にきらめく1号…?
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