43話 永遠の終わり、後悔の向かう先
- _ ぬぺ
- 2022年7月10日
- 読了時間: 4分
「なるほどそう来たか」と「???」と
本格的に活動を始めたギフ。
一応赤石を復活させたものの、「用済み」と言い放つ(と赤石は言っております)
ギフさん、このまま謎の声で行くのかね
復活したら声優さんがつく可能性も考えていたけれどそんなことないのかな?
もしそうだとしたら最後の敵の台詞が随分地味になりそうな気がするが…
赤石は自分のことを認めてもらうために、ギフと交渉。
不老不死の力と引き換えに強大な力を持った怪人態を手に入れる。
どうして不老不死の人間はわりとあっさりとその力を手放してしまうのでしょうか。
(答え:最終的にヒーロー側が倒さなくてはならないから)
そう考えると「太陽にぶっとばす」という強硬策を取ったウィザードマジでやばいなと改めて思うわ。
さて、その頃大二は。
前回の父親からのアドバイスを受けて悩んでいた。
ヒロミからも自分の信じた道を行くようにと諭される。
彼自身の弱さ=カゲロウのことを考え、そのカゲロウとの戦いを無駄にはできない、もう戻れない、と決意を固める
「自分を許す」というのはそこで戻ってもいいよって意味だと思うんだよ……。
パパの話が絶妙に伝わり切っていない…………
さらにその頃。
倒れた真澄はなんとか復帰。「最後に伝えたいこと」と題して息子に告げる。
彼の中には、自分から移した悪魔がいる。
それも、真澄自らジョージに移したものがいると。
今回最大の謎がここなんだよなあ……
正直、狩崎親子に関しては根本の問題が解決しているとは思えていなかったので、ここで新たに一山来るのは全然あり、寧ろ嬉しい。
が、こんなにデカい山だとは思っていなかった。しかも着地点も見えない。
最終的にどう着地させたいんだろう?っていうのが見えないので不安です。
一方の一輝。
明らかに忘却のスピードが速くなっている。
今回は「お祝いのすき焼き」がピンと来ていない様子。
バイスも気づいて反応してます。
ここのバイス、「すき焼き~やった~!」から一輝の様子に気づいてスッと真顔になったのが見えた気がした。着ぐるみだからそんなはずないのにね。
あのマスクの口角が下がったように見えたんだよな……
最悪の場合、大二が戻ってきたころには大二の存在すら覚えてないわよ、この子……。
話は赤石戦に戻り。
覚醒した赤石は圧倒的な力でライダーたちを押していく。
立ちふさがったのは光。
彼が体を限界まで酷使してゲノミクスを使用し、なんとかかなりのダメージを与えることに成功。
フルアーマーのオーバーデモンズかっこいいねえ…。
CGでビカビカになっているのがまたいい味出してる。
個人的には前回「強くなりたい」と言っていた彼が、本当に人知れず努力して、ラスボス候補に致命傷を与える程強くなっていたことが嬉しい。
倒れた赤石のもとに駆け付けたのは大二。
静かに赤石に歩み寄り、
「アンタじゃ人類を救えない」
そして銃声が一発。
ラスボスの本で暗躍してきた不老不死の男としてはなかなかに惨めで呆気ない最期でした。本人はなんか満足げだったけど。拍子抜けしてしまうような惨めさと、最期まで自分の生を謳歌するような態度はわりと好きだったかな。
振り返ってみればなかなかオイシイ役回りだったように思う。
登場時から怪しさ満点、強さも恐ろしさも兼ね備えつつ、最後の方の不審なパパムーブもあって本当に魅力的なキャラでした。嫌いだけど(褒め言葉)。
東映さんの公式サイトでは大二を演じる日向さんとのツーショが2枚。橋本さんの抱きしめ方と頭の撫で方がちゃんと人間で改めてすごいなあと思った
で、その大二くん。
赤石を倒してギフに向き合う。
「ギフ、俺と契約しろ」
そう来たか(頭を抱える)
そうなんだよね。大二は今まで一度も赤石に心を許したわけではない。
赤石はギフと唯一繋がっている、手綱を握れる可能性がある人間で、ギフに従うべき派として同士だっただけ。
赤石が自らその手綱を手放した結果、彼が赤石と行動を共にする理由はなくなったし、赤石の代わりにギフとある程度対応できる人間がいないと、と思ってもおかしくない。
しかも都合よくカゲロウがいなくなっているわけですよ。
いやここ最近の大二くんの振る舞い、論理的に説明できるのがほとんどなのが怖すぎる。
2号ライダーがラスボスとかある…??
ここからは少々愚痴をば。
東映特撮、そろそろ視聴者のリアクションを見て流れを変えるのやめてくれ。
今回ならば
ヒロミ初回志望→生存(これは視聴者のせいではないが)
バイス悪役→善玉悪魔
ジョージ狩崎マッドサイエンティスト→善科学者
この辺の路線変更のひずみが出ているのを感じる。
今まではそんなに気にならなかったが今回の狩崎はいただけないなあ。唐突感が否めない。
他の作品でもうっすら感じることはあったけれど、そうやって視聴者におもねらないといけないときも、企業としてあるんだろうけれど、あんまり自分たちの路線を変に曲げないで欲しいなあと思う次第。
特に今回の脚本は全体的にいろんなところですごくきめ細やかだなあと感じているので、予定外の所に対応できていないのがもったいないなあと思いながら見ているところです。
次回:どうなる次男坊
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