42話 オトモ忍ウォーズ!ネコマタの逆襲
- _ ぬぺ
- 2022年8月7日
- 読了時間: 6分
レッツクリスマス!総力戦!!
【あらすじ】
前回敗北したニンニンジャー。
オトモ忍のほとんどは敵の手に落ち、萬月はそのまま人間の町に侵攻を開始。
昨今の事情でやりづらい、「巨大戦による街のビル破壊」。
ドンブラザーズは別の空間に行くことで問題を解決し、
ニンニンジャーは敵がロボを操縦することでセーフとし、
ゼンカイジャーは敵のビルなるものを作ってビルを破壊する理屈を作る。
特撮班の苦労が見えます。なんか1個浮いている気がしますが気にせず行きましょう。
旋風の先導でなんとか地下に避難したニンニンジャー。
ひとまずはオトモ忍たち、とくにシュリケンジンを奪還することになる。
そしてその作戦に旋風が参戦表明。
「俺だってただ黙って見ている訳にはいかないよ。手伝わせてくれ」
その手段に悩むニンニンジャーたちだったが、旋風の「猫の手も借りたい」という発言から着想を得る。
まずは八雲が魔法で旋風の姿をネコマタに変える。
3回に渡って権利的にも物語的にも好き放題していった妖怪:ネコマタ。
彼の最大の功績は、一度ニンニンジャーのアジトである道場に潜入したことがあるということ。
旋風ネコマタことメガネコマタ。
ネコマタの従弟の後輩のはとこと名乗り、ニンニンジャーのアジトへと案内する。
案内先は勿論嘘。
戦場でニンニンジャー6人と合流し、萬月は嬉々として戦いの場へと赴く。
問題はここから。
作戦では、30分の制限時間の間に旋風がなんとかコックピットを奪還しなくてはならない。
そのためには一番のネックである萬月とシュテンドウジにはコックピットから降りていただく必要がある…のだが、シュテンドウジが一切動く気配なし。
ここに来てどうしていいか分からず一人わやわやした挙句、敵をお茶に誘ってしまう旋風さんが大好きです。
その頃、道場では。
動く気配のない好天のもとに訪れたのは獅子王。
息子と孫が頑張っている中何をやっているのかと焚きつける。
🦁「本心押し殺して何の得があるってんだい。俺にはただの頑固爺さんのやせ我慢にしか見えねえけどな」
好天の胸を去来するのは、天晴の「爺ちゃんは爺ちゃんのやりたいことを」という台詞。
意を決して立ち上がる好天。
「……厠へ行くだけじゃ」
その頃、地上では。
6人はかなりてこずっていた。
上級手裏剣忍法で砂漠と南極の幻を見せるも効果なし。攻撃は通らない。
最終手段として、5つの技を一度に発射する結界内に萬月・天晴を閉じ込めて一騎打ちに持ち込むが、それもあっさりと破られるどころか、逆に利用される始末。
とはいえ、この結界のおかげでシュテンドウジが出て行ってくれたので無意味ではなかった。
全員変身解除まで追い込まれたニンニンジャーのもとに現れたのは終わりの手裏剣。
天晴による二刀流の攻撃で状況は好転。
ここで攻撃を受けた萬月とシュテンドウジ、吹っ飛んでいる距離が萬月の方が短いのが細かくて好きです。
総員、再び変身。
素面名乗り→爆発→変身という力の入れ様。最終回か?
そして反撃。
スイッチが入りイケイケドンドンな6人。
👹「俺様が半人前の忍者に押されるとは…」
●「確かに、私たちは一人前じゃありません。」
●「だから、家族一つになって戦うんだ!」
●「勿論、キンジさんも家族の一員だからね」
ということで、手裏剣忍法究極奥義:伊賀崎一族忍烈斬で萬月討伐。
終りの手裏剣は萬月の敗北と同時に消滅。
一方その頃、シュリケンジンの中では。
無事に萬月・シュテンドウジがいなくなったため反撃に出た旋風さん。
最初は不利だったものの、獅子王が駆けつけてロボ奪還。そのままシュテンドウジの相手をすることとなる。
ただし、旋風さんは操縦方法よく分かっていないし、獅子王は当然のように手持ちの酒壺を差し込み口に突っ込んでおります。あまりにも自然な流れで最初は見落としてしまったわ。後々コックピットに乗り込んだ凪くんが「なんか酒臭い…」って困っているところがリアルに想像できる。
すったもんだする2人のもとに、伊賀崎家の最終兵器:好天が参戦。
彼の号令で全オトモ忍が集合し、萬月・シュテンドウジを迎え撃つ。なんてったってクリスマスである。
途中で子を思った有明の方がガシャドクロと共に乱入。
そしてそんな彼女を何の躊躇いも無く盾にする萬月。
忍者陣営と牙鬼陣営、どちらも「戦いに勝つために親の力も使う」というストーリーだったからこそ、萬月の悪性が際立つわけです。
無事に萬月を倒したニンニンジャー。
帰ってからはみんなでクリスマスパーティー。私が知っているツリーとはかなり違うものな気がする。あとまだ鮭がないことに時の流れを感じている。
天晴は以前選んでいたおそろいのストラップをプレゼント。
しっかり渡すところまでやったので、もしかしたら最終回付近でキーアイテムになるかもしれない(絆の象徴!みたいな)。
最後は好天サンタによる手裏剣忍法:メリークリスマスの術で全員サンタ衣装になってフィニッシュ。クリスマス恒例の「メリークリスマス!」で締めでした。
【牙鬼軍団】
と、そう簡単に終わる訳がない。
瀕死とはいえ生きていた萬月。そこに現れたのは九衛門。
小槌を取り返しに来た九衛門に、萬月は正体を訪ねる。
🦊「死ぬ前にしっぽを掴ませてあげましょう。僕は牙鬼幻月の息子。君の兄だ」
【以下雑記】
🦊素面名乗り。個人的にキャスト陣の中で一番刀の扱いが一番うまいのは凪くんだと思っているのですが、彼の名乗りがかなりシンプルでもったいないなと思ったり。まあここはそういうの分かる前に決めちゃうところだろうから仕方ないと思うけども
🦊頼もしいおじさん枠による巨大戦。皆さん楽しそうに必殺技を放っておられてにっこりしてしまった。声が渋い。
🦊吹っ飛ばされた有明の方。「何かのおしおきかしら~~!!」と言いながら飛んでいきました。念のため書いておきますがcv三石琴乃さんである。
🦊ちなみに彼女はその前の地上で攻撃された際の撤退もとても優雅でおられました。全体的にバタバタした動きと愉快な振る舞いが多いので霞んでいますが、有事の際の落ち着きっぷりや肝の据わりっぷりは敵味方合わせてもピカイチだと思う。妖怪になってまで自分の野望を叶えようとする男の奥方に相応しい。
🦊今回の戦闘。最終決戦前に家族の絆を再確認するという良い回だったのでは。クリスマス回は商戦のために壮大になりがちですが、その中でもかなり纒まりが良かった気がする。
🦊そう思うと鮭を食えだのどの麺が正義かだのと言い争っていた戦隊、ほんとすごいな…。
🦊ただ、正直萬月への反撃に関してはもうワンクッション欲しかったかな…。終りの手裏剣持ちの天晴のみが無双している、とか、明らかに終わりの手裏剣がバフをみんなにかけるシーンがあったら納得できたんだが…。
必殺技に関しては文句ないのだけど、その前の怒涛の畳みかけが唐突に通じているのがちょっとモヤった。
🦊あと別ベクトルで心配なのが最終決戦。「家族の絆で押し切る」「必殺技が『伊賀崎』の名を冠する」とか、最終決戦でやることよ?あとこの子たち素面名乗りももう2回やってるからね。
なのにまだ幹部が有明の方・晦・幻月・九衛門と4人残ってるんだが。これ以上まだ何かあるのかしら
🦊明らかに消えかかっている好天。終りの手裏剣と好天が同時に出てきたことが今のところ一度も無いので、手裏剣=好天説は(どのような形であれ)正しいと言って良さそう。
🦊となるとニンニン側が残している問題は「どうやら手裏剣の力を使うと祖父が消えるらしいがどうする?」だろうな。
🦊天晴。前回から、「やりたいようにやればいい(意訳)」という発言で祖父と父を救っています。彼はもう守破離の「離」の段階に片足つっこんでいるのではなかろうか。
🦊というか今回、結構タイトル詐欺だよな。なんだ、ネコマタの逆襲って…。
次回:九衛門、再始動。
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