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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

41話 最初で最後のチャンス

「必ず果たしてみせます」




【あらすじ】

今まで、時間をかけて作戦を練っていたデスガリアンの知将:クバルが遂に動き出す。


前回ラスト、ナリアを撃ったクバル。

ナリアもクバルも帰ってこない、と心配になって探しに行ったアザルド。

これはきっと、彼にとって最初で最後の好機。




【ジュウオウジャー】

いつものようにランニングをしていたみっちゃん。

森の中で出くわしたのは、まさかの敵のラスボス:ジニス。再び彼を迎えに来た、と手を差し伸べる。

過去の出来事がフラッシュバックし、泣きそうになりながらもジニスに向かっていく操。


が、一対一で相手はラスボス。しかもこちらはパニック状態とあらば勝てるわけも無かった。

尻尾を頼りに仲間たちが駆けつけたときには操は文字通りジニスの手に。


「諸君、ゲームを始めよう。ザワールドを助けたければ、ジュウオウジャー全員でガリア城へおいで。待っているよ」



一連の流れを聞いた大和は取り乱す。

特に、その直前に自分が操を見かけたのに声をかけなかった、というのが自分のせいだと感じているよう。

アムは気づいているみたいですが、彼の狼狽っぷりは異常。おそらく彼の地雷は「仲間や友人を失う」こと。もとから責任感強そうだし、そこのところもさらに影響してそうだけど。

次回予告見る限り、その辺は次回のお楽しみかな…?



とりあえず彼らにできるのは、ジニスに言われたまま城に向かうことのみ。

城に突入して操を探し出す。


城はもちろん、こういうトラップものにありがちなオートロック方式。

さらに目的地と思しき部屋に通じそうな扉は開かない・バリアがあるなどのギミックももりもり。

頑張ってこじ開けようとするみなさんですが、多分ロケ地を借りている関係上、扉へのキックやパンチがソフトになっているのにちょっとクスッとしてしまったり。



バリアを破った……というか、タイミングよく消えた先、大広間にみっちゃんは鎖で拘束されていた。

思っていたよりも元気そうな彼に仲間たちは一安心。

いや確かにここであれっ傷減った?って思ったよ、けど流しちゃったよねぇ。凹んでなかったのもあらみっちゃん大人になったわね☺なんて思ったよね。ね。




【クバル】

ジュウオウジャーたちが振り回されている間。


クバルはナリアの記憶からジニスを具現化して操を拉致。地球の人間の思考を理解はできていなかったが、1年弱の滞在で「他人のために必死になれる」ということくらいは気が付いていた。だからこその拉致作戦。

さらについでにある情報を入手していた。


「そんなことでジニス様を倒せるものか!」

「“サジタリアークでは”そうでしょう。でもこの地上でなら……」

 「貴女の記憶が教えてくれました。サジタリアークのエネルギーでジニスは、あの肉体を維持していると」


あっ(おぼろげに聞いたことあった気がする記憶がはっきり思い出される)(オチを察する)(orz)


こういうことあるよね……過去作品追ってるとね……仕方ないよね…………(遠い目)



気を取り直して。


クバルはさらにナリアの記憶からアザルドを召喚。

2人で一緒にサジタリアークに帰還して、ジュウオウジャーがナリアを捕らえた、助けてほしければジニス直々に地上で戦えと言っている、と報告。


「ジュウオウジャーか……フフフ。私も甘く見られたものだ」

 「いいだろう、このゲーム、乗ってやろうじゃないか」


※翻訳

「ジュウオウジャーのせいにするか……フフフ。こんな嘘が見抜けないと思われているとは、私も甘く見られたものだ」

 「いいだろう、クバルのゲーム、乗ってやろうじゃないか」


怖いよぅ。



というわけで決戦へ。

降りてきたジニス、後ろに控えるクバル・アザルド、クバルが召喚した元プレイヤー、さらにジュウオウジャー、と舞台が揃ったところで種明かし。

遂にクバルはジニスに刃を向ける。


「ジニス、貴方は覚えていないでしょう。私の生まれた星の名前も、あなたに蹂躙された私の一族の顔も!」

「この私を欺いていたと?」

「恐怖と憎しみを抑え、この時をどれほど待ち焦がれていたか!ジニス!この星が今日、お前の墓場になるのです!」


ここで「恐怖と」って入れてきたのがすごく好きで。初めてクバルに人間味みたいなものが見えた気がするの。今までいろんなこと耐えながらやってきたんだろうなって、その耐えてきた時間が見えた気がする。


そしてジュウオウジャーに力を合わせようと持ち掛ける。

戸惑うメンバーだったが、操がこのチャンスを活かさないといけないと主張したこと彼らも参戦。



だが、そんなことでたじろぐジニス様ではなかった。

取り出したのは、以前ナリアが持って帰ってきた、ジュウオウホエールの力を解析したメモリーでバイス。

おもむろに取り出したそれを胸にあて、体内へ吸収。ケタスが得たものと同じであろう、地球のエネルギーを吸収して地球に順応。

身長は今までの半分(つまり成人男性と同程度)になったものの、大きな羽が生えた姿に変化。「地球」の一部を取り込んだため、人間らしい体つきになったってことかな。羽には昆虫の足があしらわれていますが、明らかに場所がおかしいのが「地球の生物に興味がありません」って感じで良い。


以前、ホエールに執心していたのはおそらくこのため。

すなわち、彼は元からクバルのたくらみは見抜いていた。知ってたけどね。



「馬鹿な…馬鹿な!」

「私をサジタリアークから引き離せば、勝機があると思ったようだが…残念だったね」

「で、では…地上へ来たのも、全てお見通しだったと?」

「楽しいゲームだよ、クバル。さあ、続けようじゃないか」


ジニスが放った砲撃は、クバルの頬(でいいのかな)をかすめる。


「自分の命がかかれば、最高の恐怖が味わえるよ?」


所詮すべてはジニスの手のひらの上。

その上自分が負けるとは1ミリたりとも思っていないのが分かるのが怖い。



裏返った声で部下をけしかけるクバル。

それに続く操と、それに説得された仲間たち。


大乱闘の結果は、ジニスによる独り勝ち。

そして怪人たちと共に、操も消失。


……ここは気づかなかったよ本当に。

オチを分かったうえで見直すと、國島さんのお芝居が所々違和感あるのよ。妙に棒読みっぽかったり、声が低めだったり、笑顔にちょっと違和感あったり。あとはさっきも書いたように傷メイクが無いとか。

でもって、クバルのここの狙いが分からない。ジュウオウジャーが自分たちの協力を躊躇すると思ったから、でいいのかな?の割には手が込んでる気がするし。これは次回次第かな。



クバルは不利を悟って逃亡。

足がもつれているのは敵ながら哀れ。策士策に溺れるとはこのこと。

ジュウオウジャーたちはというと、ジニスがノールックで巨大化させた敵を巨大戦で片付けたあと、操の捜索へ。


その頃本人は、川に架かった橋に拘束されて気絶していたのでした。




【バド】

ジュウオウキューブを何個か収集しているバド。

森の中で出会ったのは、同僚を探して逍遥していたアザルドとエンカウント。

そして、その四角四角した四角いフォルムに違和感を持つ。

やっぱりこいつにも何かあるのか…!!




次回:クバル、背水の陣

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