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40話 追憶のアラモード

  • 2025年6月22日
  • 読了時間: 6分

お姉さま…………




【あらすじ】

デンテおじさんが亡くなった。しかも、グロッタに殺されるという形で。

悲嘆にくれるショウマ、幸果、絆斗。

そしてグロッタこそが探し求めていた犯人だと知ったラキアは半狂乱で彼女を探し求めているところ。


事実に翻弄されるライダーたちだったが。


「一緒にプリンアラモード食べよう?」




【ラキア・アマルガ】

ラキアが人間界をさまよっている頃。

グロッタはグラニュート界に戻り、兄弟たちとの日々を思い出していた。

自分は弱くない、一人でもなんとかできると言い聞かせながら香水瓶を手にする。

ランゴから、リゼルの手を経て渡された、ラキアの毒素。ここで「ランゴが使っていた」とわざわざ口に出すあたり、リゼルも大概性格が悪い。


彼女は香水瓶を片手に、グラニュートを2体従えて人間界に出陣。ビジュが……ビジュが大変よろしゅうございます、お姉様。

目に入った人間を片っ端から毒素で幸せにし、手下にヒトプレスとして回収させるという暴挙に出る。


👠「これを効率よくやれば良いわけね? ランゴ兄さんのように」

 「ジャルダックのやつらに見せつけなきゃ。一人でも、ストマック家には私がいるって」


でも一度に回収できる数には限界があるし、効率的には兄に勝ててないのが悲しいね。



そしてはぴぱれでは。

ショウマ主導でプリンアラモードが完成。デンテおじさんの弔いとして、みんなでプリンアラモードを食べることになりました。

今まで「お菓子で元気になってもらう」という行為が 幸果→ショウマ だったのが、ここにきて ショウマ→幸果 になるの、熱いね。

もう終盤なんだなぁ、としみじみ。


そこにやってきたのは、いつもデンテに預けていたザクザクチップス。

彼の中には、デンテが録画していた映像が1本入っていた。

寿命による死期を悟っていたデンテは、自分の死んだ後のことを考え、ショウマたちにビデオメッセージを遺していたのであった。



その後。

ショウマは大量の石を片手にラキアの元へ。

が、自棄になっているラキアが喜んで受け取ってくれるはずもない。


「なんでお前は冷静なんだ? お前の大叔父をやれらたんだぞ? 悲しくないのか、悔しくないのか?!」

「悲しいよ。悲しいに決まってるだろ?! でも幸果さんが動揺してるし。悲しくてぐちゃぐちゃになってちゃ何もできないから。何も守れないって知ってるから!」


ショウマは再びザクザクチップスゴチゾウを取り出し、デンテからラキアへのメッセージを見せる。

毒素の中和剤は完成したこと、こんなものはきっと使わない方がいいだろうということ。自分を倒さないでいてくれたラキアを信じていること。


🐋「あとは頼んだぞい」



ここで、ゴチゾウからグラニュート出撃の報せが入る。


「デンテの敵討ちは良いのか?」

「今すぐ助けなきゃいけない人たちがいるから」


駆け出すショウマを見送り、ラキアは思い出す。

ショウマにとっても、ラキアにとっても、デンテは不幸の元凶だったこと。怒りも恨みも乗り越えてデンテを仲間にしたこと。

犠牲者をこれ以上増やさないために、彼が戦い続けていること。それに同意したから自分もストマック社を離れたこと。

よく知らないはずのコメルを一言も「悪人だ」と言わなかったこと。


そして目の前には、身近な人たちが突然いなくなって悲しむ人間たちの姿。

ラキアが駆け出す最後の決定打が、最初は「どうでもいい」と言っていた人間たちなの、本当に良い。



一足先に犯人であるグロッタの居場所にたどり着いたショウマと絆斗。

絆斗はエージェントたちを相手取り、無事にヒトプレスを回収。

ショウマはゴチポッドの中身が足りず、ゴチゾウたちを呼び出したものの全てグロッタに斬り捨てられてしまう。


遅れてラキアも合流。犯人がグロッタと知り、躊躇うことなく参戦。

が、グロッタの方が実力は上。

というか今回初めて認識したんですけど、グロッタって敵の攻撃エネルギーを吸盤に蓄積→放出することで敵を倒していくタイプなんだ。怖い……


おかげさまでライダーたちを倒したグロッタ。


👠「どうしたの? 復讐は終わり? じゃあアンタの弟と同じように、この大鎌で送ってあげるわ。家族なんてものに囚われたままの、弱いアンタにお似合いの最期よ」


人間ってさ、他人を貶める時に一番自分が言われたくない言葉を無意識に選ぶって言うよね。


「そうだな。復讐は終わりだ。俺は、コメルに、デンテに託されたんだ。これ以上犠牲者を増やさない。必ずみんなを助ける。ここで果てるわけにはいかない!」


立ち上がるラキアに応えるように、プリンテゴチゾウが誕生。


「きっと、デンテおじさんからの贈り物だ」

「……だる」


登場した時、前髪と幅広の帽子で顔を隠していたラキアが、髪をかきあげて前を見据えての変身。

仮面ライダーヴラム アラモードモードの誕生である。

味方側のライダーなのでゴチゾウはショウマ産ですが、「ラキアが食べてもらう人(デンテ)のことを考えて選んだ」プリンアラモードのお皿(コルトンディッシュと言うそうな)の要素が一番前面に押し出されているのがめちゃくちゃ良い。お菓子を盛り付けるお皿だって、お菓子の一部だもんね。「

ケーキングとして参戦してきたショウマと共に攻撃を畳みかけて蓄積したダメージを放出する隙を作らずグロッタを撃破。

弟の敵討ちであり、被害者を増やさないための戦いはようやく幕を下ろしたのでした。



帰ったラキアはようやくプリンアラモードを食す。

プリンのお供に見るのは、デンテから他の3人へのメッセージ。

その中身はきっとこの先も、送られた4人しか知らないまま。




そして、敗北したグロッタは。

負けたことを受け入れられないまま、路地裏で倒れ伏していた。

それを助け起こしたのは、なんとランゴ。


👠「そっかぁ。やっぱり私、寂しかったのね」


妹を看取ったランゴは静かに呟く。


「立て直す。ストマック家を。なんとしても。」




【以下雑記】

🍭幸果さん。デンテの死で、改めてこの戦いの重みを知った、と吐露。彼女も決して軽い気持ちでライダーたちの補佐をしていたわけではないと思うのだけれどね。

それでも、「親しい人を喪った人」の集まりであるライダーたちの共通項に加わったというのは、悲しいけれどすごく大きい気がするよ。

🍭そしてこのシーンの、不器用にハンカチを差し出す絆斗と、「ティッシュの方が良い」と断る幸果さんの距離感がすごく好きだ。


🍭これにてメインライダーたちの最強フォームが出来上がったわけですが。

ガヴはグミ(味1種)→グミ(味2種)

ヴァレンは板チョコ→ゴディバのチョコフロート

ヴラムはプッチンプリン→プリンアラモード

と、順当に上位互換が出てきた感じですね。

シンプルかつどれもおいしそうで大変好みです。


🍭グロッタ姉さん~~~!!!

寂しいよほんとに。最高に良い悪役してたからさ。

そもそもビジュで大優勝だったし、ああいう戦う強い女(しかも悪役)って大好物だったし。

圧倒的に悪としての立ち位置、悲しい過去はあれど同情はできない、最期になって後悔する惨めな末路……。

悪役として文句なしすぎる。ロスが既に来てる……大好きだよお姉さま…………




次回:眼鏡と言われて思い当たる節が2人いるんですけども

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