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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

40話 家族か世界か…魂の兄弟喧嘩!

だからなぜカミホリ監督にメガホンを握らせる…??




兄弟喧嘩。


大二との関係を上手く修復できる予感がしない一輝が目にしたのは、両親の夫婦喧嘩。

そこから自分が子供だった頃の兄弟喧嘩がどうだったのか母親に尋ねる一輝。

頑張って誤魔化してますが、確実に「大二と喧嘩した記憶」が消えてるなこれ。


母親からの助言をもとに、「大二と徹底的に話し合う」と結論付け、単身で大二のもとに乗り込むことを決意。


ちなみに夫婦喧嘩は、息子の背中を押すために一芝居うった両親の演出でした。

「朝ドラに出られるかも?!」と興奮するパパさんもとい戸次さんに笑ってしまった。ちむどんどんじゃん。

(しかも最近死亡・退場したらしいです。ネット上ではリバイスで出番が増える時期だからとの噂もあり…。)




無事に乗りこんで大二とのコンタクトに成功した一輝。

(というか律儀にLINE?するあたり彼らしい。それとそのスタンプはなんだ。可愛いな。)

ちなみに最後のやり取りは大二が(笑)を付けていて…彼ら、いつからやり取りしていないんだろう。


大二からすれば、一輝は敢えて修羅の道を進んで犠牲者を増やす悪で倒すべき相手なのに、

一輝の態度は

  • LINEで事前にコンタクトをとる(しかも可愛いスタンプ付)

  • この混乱の状況に於いて「兄弟喧嘩」という表現

  • まだ対話の道があると思っている

と、大二からすれば神経逆撫で要素しかないの、ほんと一輝そういうところだぞ。

勿論、大二に適切な情報がもたらされていないうえに彼が極度の混乱状態にあることも、

一輝としては「家族」として、きちんと向き合いたいこともよく分かっているんだけどな。

誰も極端に悪いことしてないのにとことんこじれていってるのもどかしいねえ…


さらにここに来て赤石が大二を息子のように扱いだす事案が発生。

今までの大二、「完全に孤立している」状況が最大の問題点であると同時に最大の希望だと思っていたんだけど

(簡単に言うなら、「ここがお前の居場所で、愛してもらえる場所だ」と示せれば勝ちだと思っていた)

ここに来て「フェニックスで彼を守ってくれる人」ができたのはマズい、大変マズい。

前回も書いた気がするけど、大二は今までの人生のほとんどを「守られる」側だった人間だから、この1年弱かなり無理しているんだろうなと思うことが時折あった。ここで彼にとって楽な方に戻ってしまったら帰ってこられないぞ…?





その頃、WEEKENDでは。


リバイス離脱を好機と見た赤石が直接襲来。

3人のライダーでは歯が立たないと見た太助は撤退を指示するが、前回の一件で彼に不信感を抱いていた光は拒否。


変身解除まで追い込まれ、とどめを刺されそうになった光を庇ったのは、一度は彼を見捨てて撤退しようとした太助。



ここでようやく気が付いたけれど、前回の公子さん死亡回然り、牛島家の最期は「唯一の家族の時間」にしようとしているね?

偽りの家族として暮らしてきて、WEEKENDの活動が五十嵐家に開示されたあとは「WEEKENDの一員」になったことで家族らしい集まり方をすることが無かったであろう3人。

で、ようやくいつの間にか本当の家族になっていたことに気が付いた彼らに用意された最初で最後の「家族の時間」が死亡シーンですか。そうですか。

前者は周りがモブだけ、後者は赤石(敵)以外の全員が撤退した状態を用意したのは絶対狙っているでしょ……



致命傷を負った太助の服から落ちたのは、本当の彼の家族の写真。

デッドマンズの活動に巻き込まれて命を落としたらしい。

彼、どんな気持ちで玉置や花を見ていたんだろう。「未来しか見ない」と言いつつもずっと家族の写真を持っていた彼、きっと胸中は完全に穏やかだとは言えなかったのでは。



もうここのシーンがすごすぎて。本当に冗談抜きで、ここ数年レベルで一番いい芝居を見せていただいたと思う。

画面から感じる圧力は尋常じゃなかった。



「息子」に後を託す太助に、「愛してたか?」と問いかける赤石。

自分が作り出した事態に対してあまりに無関心で、

彼の脳内に今大二しかちらついていないのが分かる、

それでもおそらく今までの赤石のシーンの中で一番人間らしい顔なのがなんとも言えない気味の悪さがある

しかも、死者に対して一切弔いの姿勢が見えないのに、どこか悼んでいるような面持ちの、あの間。


でもって公式サイトでこの台詞が台本になかったことを知って息をのみましたとも。


まあ情緒ぐっちゃぐちゃになりましたよね。

ベテラン俳優さんってすごいや。

橋本さんも、矢柴さんも前から好きな俳優さんだったのだけど、もっと好きになってしまった。





さて、話を大二・一輝に戻して。

大二を変身解除に追い込んだ一輝は彼に駆け寄りますが、それを止めたのは戻ってきた赤石。


「私の大事な家族に、手を出すな」


最悪!!趣味が悪い!!好き!!!


太助さんのアレを見てコレですか、そうですか…。

どこまでも人外で、どこまでも人間というか。

赤石の人間と怪物の間の綱渡り感が堪らなく好きだ。


しかも、一輝は大二が家族であるという一点に縋って(というとやや悪意のある言い方ですが)大二を取り戻そうとしていたのに、

ここに来て「赤石と大二」という新たな家族を持ってきたのが、もうね。最悪で最高。



ここ数話、「こうすれば大二くん戻って来そう!」、その次の回に「その道は無理でした!」を繰り返しているの、ほんとどう着地するのか読めなさ過ぎて怖い。

どうかみんなが納得できますように……




次回:パパ復活?

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