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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

40話 あぶないサンタクロース!

まさかの前後編だった




【あらすじ】

クリスマスが近づいている。

街はクリスマスの飾り付けがなされ、サンタがプレゼントを配っている。

そして天晴もみんなにプレゼントを調達していた。



一方、霞の様子は前回から変なのである。




【百地霞】

前回、こてんぱんにやられたニンニンジャーの頭脳。

反省は前回で済んでいたものの、実は結構傷が深かった。

完全にスランプに陥っていたのである。



彼女は一人、分身。

「新しい発明」といって作っていたのは、

「カラクリ忍妖怪ホイホイ」「カラクリ忍リモコン」「カラクリ忍嘘発見器」


どう見ても空元気。

いたたまれなくなった八雲風花は「萬月」「敗北」「スランプ」をNGワードに設定。霞に心配していることがばれないようにしていた。


「なんかそれ、どうなんだ…?」

ここの天晴の顔がめっちゃ好き。

「NGワードにしてる」の件の時点で既にちょっと眉を顰めている感じ。

仲間に懐疑的、というよりは明らかに嫌悪感のある顔をしていたのが衝撃的ではあるけど彼らしいと言えば彼らしい。

今回の彼の嘘がつけない設定然り、仲間に対して正直でいないことに対してすごく嫌がりそうなイメージある。



さて、妖怪が出たので出陣。

しかし街には妖怪がおらず。

せっかくだから、と霞が取り出した「カラクリ忍妖怪ホイホイ」はジュッカラゲにしか効果がない。

戦闘中に使った「カラクリ忍リモコン」はあろうことか八雲にクリティカルヒットし、彼が1人でスローモーションするはめになる。

1人じったんばったんしている八雲くんって無条件に面白いよな。なんでだろうな。



そんな中、町の人の服が次々と貧相になる事件が発生。

最初はただぼろい服(夏服)だったのに、最終的には原人みたいな服になってます。

このロケ、10月~11月に行われているはず。寒いって。



早速霞は「カラクリ忍嘘発見器」を取り出して使う。

相手が嘘をついているのは分かったものの、分かったのはそれだけ。そのあとのことはノープランである。


「いつもならここで、カーッと解決できちゃうのに、霞お前、マジスランプだな」


戸惑ったように笑う霞。

そして乱入する八雲・凪・風花。「そんなこと無い」と誤魔化すが、嘘発見器がすべてに反応。


「みなさん…私に気を遣ってくれてたんですね」

「白状します。スランプでした。このあいだあの満月に負けて、すごくすごくすご~く悔しかったんです。そのせいで、平静になれなくて…」

「でも言えたらすっきりしました。」


正直、前回の分かりやすく落ち込む霞も見ていられなかったけど、今回の無理した笑い顔のほうが見ていられないな。痛々しいというか。


「そうそう。隠し事はダメだ。霞もな。」

「調子の悪い時くらい、俺たちに頼れって。」



全部吐き出してすっきりした霞。

嘘発見器に八雲の魔法の力を入れて、「カラクリ忍本音引き出し器」の完成。

一連の犯人がサンタクロースであること、原因は彼が配った指輪であることを引き出して戦闘開始。

通常戦も巨大戦もイケイケドンドンで押し切ったのでした。



帰宅後。

いつも通りに戻った霞。天晴のおかげで「悔しい」と言えたのが功を奏した様子。


「天晴坊っちゃんみたく、自然で素直にいられるのが、実は一番強いのかもしれやせんねぇ」


「すぐに追いつきます。負けませんよ、天晴くん」




【キンジ・タキガワ】

今回彼も「嘘」を告白。


実は、1人で九衛門と決着を付けようとしていたらしい。

以前戻ってきた際には、九衛門のサポートがあってのこと。その負い目もあり、仲間たちと一緒にいるのが苦しかったという。

だからこそ自分で決着をつけ、旋風の力も取り返す予定だったと。



大したことではなくてよかった、と思う反面、このシーンの意味が分からず。

ここで告白したということはもう1人で出陣することもないはず。

彼が1人で行動していた間、キンジだけが得たことも無ければ、5人だけでいたことでプラスに働いたことも無かった、と思うのだが…。

もう一悶着あるのかな~と思いながら前回までは見ていたのだが、そういうわけでもなかった。何だったんだ…?




【牙鬼軍団】

《上級妖怪ビンボウガミ》

クリスマスブーツ+貧乏神の妖怪。


貧乏神とは。文字通り人に憑りついて貧乏を運ぶ神。

「乞食坊主のような姿をし、老いさらばえて色青ざめ、破れた渋団扇(しぶうちわ)を持って悲しそうな姿で現われる」と言われており、今回のデザインは割とそのまま。(引用は日本国語大辞典)


人々に指輪を配り、その身ぐるみを剥いで恐れの力を集めていた。

そのためにわざわざサンタさんになっているのである。可愛い。



《牙鬼萬月》

暴君の若君。晦の「遊び」も理解できず(それは私も同じだが)、産みの母のことは誕生2週間にして「ババア」呼び。なお肝心の有明の方は愛する旦那様のようだと喜んでおられます。良いのかそれで。


彼が怪しんでいるのは十六夜九衛門。

彼を「嫌な臭い」と評して会いに行く。いつも通り「小姓」と名乗る九衛門にも懐疑的。


最終手段として、霞の「カラクリ忍本音引き出し器」を奪い取って九衛門に使用する。


🦊「僕は、御館様の小姓でも忍でもない!僕の正体は、牙鬼……!」


何とかギリギリで勝った九衛門。

が、だいぶヒントを言ってくれたな。これは姓が「牙鬼」で良いんだな?


となると考えられるのはやはり幻月の隠し子か。

もしくは幻月本人とか。(弦月が切り離した一部、的な?)




【以下雑記】

🦊今回も「遊び」を持たせた晦さん。「クリスマス」「サンタクロース」の概念を正確に把握しているのに、発音が甘いのが解釈一致です。


🦊今回の名乗りは素面と変身後の組み合わせ。前から思っていたんだが刀の扱いは凪が一番うまいよな…。今回も目線の向け方なんかにすごく余裕があった


🦊「カラクリ忍本音引き出し器」。効果の持続時間は長いようで、後ろで控えている人たちがみんな指さしたまま固まってて面白かった


🦊クリスマス商戦回。ちょっと早めのクリスマス!というあおりでしたが。これ、クリスマス時期ちょうどにはパーティだのサンタだのと言っていられない展開が待っているのでは…?と若干怯えています。ニンニンワールドだから、くらいの軽い理由であってほしい。




次回:五番勝負!ガチ勢のダンス!!

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