4話 お店番と不審者/グッドマザー・グッバイマザー
- _ ぬぺ
- 2023年1月31日
- 読了時間: 5分
笑いと涙の30分
【お店番と不審者】
今回の主役はギルドマスターの娘:コユキと、そこに訪れた野球拳大好き。
「野球拳映えする」と認められたコユキに勝負を挑む野球拳でしたが、じつはコユキちゃんは運動神経抜群。例え成人男性でもやすやすと組み伏せる。だってゴウセツの娘ですもの。
作戦を切り替えた野球拳。
他所から来た退治人だと偽り、コユキと仲よくなって相手の隙を突くつもり。
……が、最大の誤算は、コユキが壊滅的な料理下手だったことである。
「オムレツ」と言って出されたものは謎のぶよぶよした物体。なにそれ。
苦し紛れに「おいしい」と述べた所、嬉しくなってお代わりを製造。
なぜか躊躇なく入って来たキッスは丸ごとフライになり、
油物はちょっと、と断った野球拳のもとには「胃に優しいもの」が運ばれてきそうになる。
何をどうやっても食品が運ばれてくる絶望。
しかしよくよく聞くと全部完食する前提で喋っている野球拳。優しい。
結局、なんやかんやで台所になだれ込んだ野球拳大好き。
流れに身を任せて一緒に料理を作って、途中で隙を突くように作戦変更。
ということで、ダークマター製造の過程を見ることとなりました。
よく分からないものをミキサーにかけようとしたり、アイスを盛りつけた次の瞬間にはインフルエンザウイルスの見た目になっていたり。
思わず叱り飛ばすが、泣きそうになっているコユキを見て慌てて方向転換する野球拳大好き。
この辺の「年下の子を叱る」と「女の子の泣きに弱い」というのが正しく「三人兄弟の長男」って感じで好きです。
そこに現れたのが吸血鬼カマドウマ。
とっさに野球拳で勝利する野球拳大好き。
そこで「吸血鬼」とガッツリ名乗ってしまったせいで慌てるが、そんなことよりも助けてもらったお礼が言いたかったコユキ。
その優しさに感激──ではなく、今がチャンス。
コユキと野球拳を行い、服を全て脱がそうと……
できなかった。
シンプルにじゃんけんが強かった。
敗北した野球拳は全裸で外に出て、警察に職質を受けたのでした。当然のオチ。
原作では基本的に台詞吹き出し無しのコユキちゃん。(顔の横に文字が直接書かれるスタイル)
某シ□クマカフェでも思いましたが、この手の「喋る」とはちょっと違った良さがアニメだと消えざるを得ないのもったいないなーと思うのよね。
まあでもコユキちゃんがひたすらに可愛かったので全然大丈夫です。
【グッドマザー・グッドバイマザー】
コメディ・シリアス2本立てでお送りします。
夜起きたら小さくなっていたドラルク。
これを彼がエンジョイしない訳が無かった。
やってきたロナルドが狼狽えているのを良い事に、ドラルクの200歳年下のドラ2だと名乗り、子どもという権力を振りかざして好き放題。
後半から半分カツアゲになっているのに可愛くピスピス泣いているのほんとあざと可愛い。そこに目薬をさし出すジョンがとてもかわいい。好き。
ここぞとばかりに「ドラルクの良いところ」を聞くが、返答は「すぐ死ぬ」「料理が美味しい」。もっと他に無いのだろうか。
さらに、なぜかヒナイチがサイズ間違いで勝ってしまったひよこのパジャマを着せられるドラルク。後ろで虚無った顔の成人ドラルクが映ってるのほんと面白すぎるからやめてほしい。
人間2人が牛乳を買いに行った間に一人で負傷して砂と化し、成人に戻ったドラルク。
そこに財布を忘れた2人が帰還。
慌てたドラルク、誤魔化したところ、2人は都合よく「ドラルクをディスったから拗ねている」と解釈。ドラルクの良いところを述べ始める。
ドラルクとロナルド、それぞれが「相手に巡り合えておかげで人生が楽しくなった」って言ってるの最高に好き。
で、思いっきりドアを開けた所、目の前にいたのは成人吸血鬼(E:ひよこのパジャマ)。
静かに怒りを燃やすロナルドと、何とも言えない顔を手で覆うヒナイチの対比が可愛い。
では、なぜドラルクは唐突に子供の頃の姿になったのか。
原因は彼の母:ミラ。
弁護士として人間と吸血鬼の間の架け橋となるべく奔走していた彼女は、幼い頃のドラルクと接する時間は長くなかった。
今日はその埋め合わせに来た。
能力を使って息子を子供の姿に戻し、2人でお出かけ。しかもドラルクの精神が肉体に引っ張られたせいでロナルド達を忘れてしまう。
慌てて飛んできたドラウスも含めて3人でドラルクを探し出すことに。
さも当たり前のように他人の家の窓から出入りするドラウス・ミラ夫妻ほんと面白いな。人の家だぞ。
子どもになったドラウス。3DS的なゲームを手にミラに連れられあちこちを移動。
落ち着いた先はドラルク城跡近くのひまわり畑。
写真を撮り、「誰か」に送りつけ続けるドラルク。誰かは思い出せないけれど、きっと大切な友達。
そして精神まで巻き戻されても覚えている、いつも一緒にいる「ジョン」。
そこにタイミングよく合流したのがロナルド・ヒナイチ・ジョン。
送信先の「誰か」であった2人は、送られてきた画像をもとに位置情報を特定、ずっと2人を追っていたというわけ。
ジョンの体当たりにより砂と化し、元に戻ったドラルク。ジョン長旅回ではアタックでも死ななかったのはやはりドラルクのジョンに対する愛の深さの違いかしら。
元に戻ったドラルクはいつものように皮肉交じりに友人たちに感謝を伝えつつ、母親に向き直る。
彼女の今回の行動は自分の意志を無視した独り善がりである事、
そんなことされなくても母親の凄さも忙しさもよく理解しているし、誰よりも自慢な母親だと。
遅れてやってきたドラウスとミラさんが完全にラブラブモードになってしまったのでここで一旦お開き。
ロナルドが運転する車で愉快に帰宅するのでした。
コメディからシリアスへの落差が激しい回。原作読んだ時もお…っ?と思った記憶。
なんだかんだ言いつつも、周りの人たちのことが大好きで大切なドラルクが好きです。
今回ドラ2のお声は田村さんが担当。
正直福山さんがそのまんま行くと思っていたから意外だったけど、田村さんならもう私は言うことはありません。最高でした。
そしてミラさんは田中敦子さんが担当。
「高貴で優雅な美女」がよく似合うお声の方だと思っているのでキャスティング好きすぎてめちゃくちゃよかったです……。カーミラとの被りはどれだけ意識しているのか気になる所ですが。盆先生指名ならあり得るぞ。
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