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39話 終わりの始まり

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2022年2月9日
  • 読了時間: 3分

裏切りと振り返り。



【停車駅 ???】

時はクリスマス。「闇減り」と言われる時期。

誰もが楽しい聖夜や、サンタさんなどのイマジネーションを膨らませるため、闇が薄くなり、シャドーラインの活動が失速する時期である。

そのはずだったのである。



【シャドーライン】

1つ目の裏切り。

闇減りの間ならば復讐の好機だと踏んだノア夫人が動き出す。


闇を無駄に放出するしか能のないボセキシャドーを解き放ち、ただでさえ少ないシャドーの闇を更に減らす。

その間に彼女は単独で動いてグリッタを取り戻す作戦らしい。

何か布みたいなものを大事そうに持っているので、あれがキーアイテムかな…

もしやあれがずっと縫ってたもの?てっきり皇帝の服縫わされてるのかと思っていた


そしてグリッタも同時期に復活。

「闇減り」がある以上こうなるのは目に見えていたのに自分を処分しなかったのはなぜかと皇帝に聞くグリッタだが、明確な答えは得られぬまま。

闇の子でありながら「キラキラ」に近い位置にいる2人が、暗いのにキラキラと明るい空間に佇んでいるのがなんとも絵になるのです。


「お母様と一緒に、もう一度シャドーラインを…全ての闇を」



【トッキュウジャー】

明と連絡が取れない。


不審に思った彼らが訪れた先にあったのは、すっきりと片づけられたビルドレッシャー、

「自分が居なくても今まで通り活動できるように」とでも言いたげな書き置き

そして彼が絶対に手放すことのなかったはずのヘルメット。


思い当たったのは、ドリルレッシャーを譲り受けたの時のこと。


「上手く行き過ぎだったんじゃない?」


「ほんとはちゃんと突っ込まなきゃいけなかったのかも」


彼らは決して明を仲間外れにしていたわけではない。

けど、無意識に、ずっと一緒にいる自分達と、そうではない彼らとの間に小さな溝ができていたのかもしれない。

彼のちょっとズレた言動を、「そういう人だし」で片づけていたのは事実。


既にできあがっている集団に、明が入ると知った時には「これ大丈夫か?」と思ったものですが、彼の性格を見て「大丈夫だったわ」と安心した覚えがあるのでまぁこの台詞が刺さる刺さる…

考えなしという点では私も同罪です


同時に現われたのがボセキシャドー。

リサイクル怪人をもりもり生み出すシャドー。


昔のことを思い出す。

そしてそこには漏れなく明がいる。


「いつも一緒だった」

「一緒に戦ってきた」

「いつも近くにいて、守ってくれてた」


「人知れず大事な人を守る」と豪語していた彼の言葉は嘘ではなかった


「明くんがいないと、勝っても寂しいね」


“大事な誰かと一緒に居られる日常が良い”というシンプルなメッセージという感じで、ここのカグラの台詞はかなり好きです。


しかしそう簡単に終わるはずもない。

トッキュウジャーの元に現われた明は、レインボーラインからの離反を宣言。

それでもトッキュウジャー変身セットは手放さない。

彼は「必要だ」と言っているけど、彼に怪人態がある以上必要ないと思うのよ。

やっぱり手放したくない、手放せない気持ちも多少なりともあると思うんだ



次回、…どういうこと???


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