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39話 カロリーとネックレス

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2023年1月14日
  • 読了時間: 6分

セラ、恋をするの巻




【あらすじ】

クバルは街に降りて、バングレイの手をテストプレイしていた。

自分の記憶から具現化はできない。具現化した人間からは新たに記憶を読むことはできない。自分の手を使えば具現化させた人間を自らの意志で消すことが出来る。


テストプレイ中に見つけた使えそうな人間。クバルは彼を使って新たな作戦を開始する。




【シェフードン】

チームクバル所属。

コックさんのような見た目の怪人。明らかに喋り方が彦麻呂である。


カロリー千倍の食事を無理矢理人間に食わせ、ブクブクに太らせる能力を持つ。

アザルドも言ってましたが、それでどうやって人間を滅ぼそうとしているのかしら。そろそろクバルさん、ジニス様に媚びることすら忘れてません?




【セラ】

今回のヒロイン。



事の発端は、敵を探して街を歩いていた時、アムと一緒に覗いていたアクセサリーショップ。

そこに赤いオープンカーに乗り、お洒落なスーツを着こなした男性が現れる。

彼は2人が見ていたネックレスを1つ購入してプレゼント。(キラキラエフェクト)

知らない男にネックレスをプレゼントされた2人は警戒度をマックスに引き上げる。


ここでセラは事態を呑み込み切れず困惑、アムは全部把握したうえで「任せて!」ってできるのめっちゃ分かる。


アムはとりあえずネックレスは受け取るが、連絡先の交換はバッサリ拒否。直接的な表現で断った後にすぐその場から立ち去るというのがこういうシチュエーションに慣れている証である。

なおアム曰く、「顔はまあまあだしお金も持ってそうだけどちょっと軽すぎる」とのこと。


アムは物だけもらうつもりだったが、セラは相手に貸しを作りたくない、と1人でネックレスを返却しに行く。



ナンパ男の行き先は工事現場。しかも彼はそこのバイト(たぶん日雇い)だった。

イメージと違う…と思いつつ、ひとまず彼の勤務終了を待つことに。

それにしてもこの男、「水も滴るいい男(物理)」が似合いすぎる。キラキラエフェクトついててもアイタタにならないの強すぎる。


ちょうどそこに現れたシェフードン。対峙したセラを守る形で攻撃を受けたナンパ男はその場で失神。

セラが男を見ている一瞬でシェフードンは消えてしまったので、彼女は男を連れてその場を離れる。

多分あの成人男性を1人で運んだセラ。力持ちだ。



ようやく目を覚ました男は、セラの事が気になっていると打ち明け、と名乗る。

セラは、実は印象よりも真面目で誠実そうな零の事を見直し始めていた。



しかし零、実は冒頭でクバルに襲われた女性の記憶から具現化された人間だった。すなわちクバルの部下。

現在、クバルから命じられた作戦を遂行中なのである。



そんなことなど全く知らないセラ。

ネックレスを返しそびれたのを理由に、もう一度零に会いに行く。

カメラの回っていないところで、セラとまた会う約束を取り付けていたらしい。


遊園地でデートする2人。傍から見れば普通に仲睦まじいカップルである。

そしてそれを偵察する怪しい若者が5人。



零が離れた隙に、不審者5名はセラと合流。


ドストレートに「何ほいほいナンパされてんだよ?!」と言うレオ。可愛いね。


「セラちゃん。あの人はセラちゃんには合わないかもしれないよ」

「よく考えろ。相手は本気なのか?」

「……みんな見た目で判断して。零はああ見えて地道に働いてるし、優しい人なの!」


好きな人を侮辱されて怒ったセラ。近づいてきたレオに思いっきり腹パンを食らわせ、戻ってきた零と一緒に逃げるようにその場を離れる。



やってきたのは海辺のテラス。

そこでセラは本来の目的であったネックレス返却の話を持ち出すが、零は「君のために買った」と、逆にネックレスを付けてあげる。

海をバックに、ネックレスを付けて笑顔を見せるセラに戸惑う零。


👔「セラ。好きだ。」

「海が?」

👔「誤魔化すなよ。俺と付き合ってくれ」


そんなロマンチックシーンの最中にも容赦なく現れるデスガリアン。

迷った結果、セラは仲間を優先する。


セラからネックレスを受け取った零は、それを海へと投げ捨てる。


👔「あんなもの、お前の気を引けないならただのゴミだ」


零の正体は結婚詐欺師。クバルの命令で、セラを仲間から引き離していた。

今までの言葉は全部嘘。

結婚詐欺師だからクバルは気に入ったのか。そこまでだとは思ってなかったぞ。


それを聞いたセラは零をひっぱたこうとするも止め、泣きながら仲間のもとへ合流。



仲間のピンチを助けて参戦。


「忘れたいからもう触れないで。あと……ごめん」

 「思いっきりやけ食いしたい気分なのに!何がスーパーカロリーよ!」


しかしその後、スーパーカロリーの寿司に襲われるが。

彼女を庇ったのは、水も滴るいい男(物理)(2回目)の零。


👔「お前の事可愛く思えて来てなモゴモゴ」

 「やっぱりこれ、もらっておいてくれないか?モゴモゴ」


ネックレスを渡した直後、敵にボールよろしく蹴り飛ばされて空へ。キラーン✨



その後は特に苦戦もせず、巨大戦までストレートクリア。



帰宅後、彼女はケーキをドカ食い。多分そのまま1ホール行くんだろうな…。

一連の事件の顛末への好奇心とビビりが同居した目でこちらを見つめる男性陣をすごい形相で睨みつけつつ、ちゃんとネックレスをつけて零に想いを馳せるセラでした。




【クバル】

一通りバングレイハンドのテストプレイを行った今回。

次回予告でなんかすごいシーンが見えて既にドキドキ。



巨大戦の最中に零のもとへ合流、自分の意志に逆らったことをねちねちと責めながら彼を消しました。


👔「この星の人間が考えることは、お前には分からないさ」


侵略されるものから侵略されたものへ向けられたその台詞に、何とも言えない表情をするクバルさん…………。




【以下雑記】

🦅セラちゃんのお相手は伊達さんでお馴染み岩永さん。高級車もスーツも工事現場の兄ちゃんも、ナンパ男も誠実なイケメンも敵幹部の部下も結婚詐欺師も似合いすぎる。いつ見ても本当にかっこいいよねこの方…。


🦅アム。零とのファーストコンタクトからかなりの警戒をしていた上に、やけにセラのことを心配していたり、セラの「振ってきた、忘れたい」という傍から聞けばよく分からない台詞もあっさり受け入れていたり。多分彼女は初見から零は結婚詐欺師ってことうっすら察してたんじゃないかな。だとしたら中盤で零への印象を「第一印象はあんまりよくない」とぼやけた言い方してたの、本当に良い子なんだなと思う。


🦅不審者5人がのぞき見しているところをガン見する男の子、良かった。


🦅そろそろクバル氏の寿命が秒読みになってきたね?


🦅今日の真理夫おじさんは牛🐄。腹部につけた牛の乳房から牛乳を搾ってみんなに配るというヤバイことをやっておりました。「これは何のプレイでしょう?」という声が私の脳裏を駆け抜けていきました。




次回:女の子回の次は男の子回!

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